けやき坂46主演ドラマRe:Mind第2話のあらすじと感想
10月19日深夜に放送が開始されたけやき坂46初主演の連続ドラマRe:Mindの第2話を見た。秋元康総合プロデューサーお得意の密室でのワンシチュエイションでストーリーが展開する。欅坂46の第2弾ドラマ残酷な観客達にはひどく失望させられていたので、今回は期待せずにまあ見て見ようかぐらいの気持ちで見始めた。あっと驚くほど面白い。ひとつ楽しみが増えた。
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キャスト紹介
佐々木美玲:学力1位、考えだすと周りが見えなくなる
加藤史帆:カースト上位、ある事件の後で声が出なくなってしまった
影山優佳:冷静沈着、取り乱すみんなを諭す役割
潮紗理菜:学級委員、みんなのまとめ役
井口眞緒:カースト上位、一番最初に思い出して消されてしまった
東村芽衣:泣き虫、現状を受け容れられず、ふてくされる。第2話で消されてしまう。
高瀬愛奈:少し気が弱い、芽実と仲が良い
高本彩花:信心深い、京子をたしなめる
柿崎芽実:クラスでは目立たない。愛奈と仲が良い
斎藤京子:男勝りな性格、彩花を気遣う
佐々木久美:物静か、皆と距離がある
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第2話のあらすじ
第1話のあらすじはこちら:ドラマRe.mind第1話あらすじpdf
ある高校の20人のクラスの中の10人が古い洋館の1室のダイニングテーブルに足枷を嵌められていることに気付くところからこのドラマは始まる。
座席の数は12席なのだが現在座席についているのは10人。
初めは11人いたのに突然部屋の明かりが消え、悲鳴が上がる。
しばらくして再び灯りがつくが井口眞緒の姿が消えてしまった。
パニックに陥る残された10人の生徒たち。
理由もわからずこの部屋に閉じ込められて、そのうちの1人が消えてしまったのだ。
斎藤京子はなりふりかまわず脱出する方法を捜し始める。
佐々木美玲は消えた眞緒が残していったスマホを手にとった。
そしてある画像を見つける。
その画像には12人のクラスメートが映っている。
消えてしまった井口眞緒を含めても11人しかいないはずなのに…
潮紗理奈が天井の天窓に気付いて、それを割って助けを呼ぼうと試みる。
オレンジやお皿を投げつけるが天窓の厚いガラスはびくともしなかった。
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斎藤京子がフラスコの中に鍵があるのを見つける。
フラスコを割って鍵を取り出すが足枷の鍵穴には合わない。
高瀬愛奈が大きなリングの鍵束を京子に渡す。
すべて試してみたが、どれもダメだった。
キレまくる京子。
美玲は部屋中を見回して何かヒントはないかと探し始める。
そして1冊の洋書に気付いた。
そしてみんなに呼び掛けて話し始めた。
自分たちがここに集められた理由、このおかしな部屋にもきっと意味がある、そう思った時その本を見つけたと美玲は語った。
その本のタイトルは
I guess Everything reminds you of Something.(何を見ても何かを思い出す。)
アーネスト・ヘミングウェイの没後に発表された作品だった。
父と息子との物語。
父は息子に射撃や小説について熱心に教えるが、わかったのはダメな息子であることだけだった。
しかし親子の愛情が感じられる不思議な話だ。
美玲はこの本は自分たちへのメッセージではないかと言う。
自分達に何かを思い出せと告げているのではないかと語る美玲。
そして井口のスマホの12人が映っている画像をみんなに見せた。
思い出せと言っているのはこの画像に映っている渡邉美穂の事なのでは‥‥。
画像に映っていた12人の中から消えてしまったのは井口眞緒だけではない。
渡邉美穂も消えていたのだ。
犯人はこの本を通して、渡辺美穂のことを思い出せと告げている。
東村芽衣は、井口眞緒はこの画像を見て渡邉美穂のことを思い出したから消えてしまったのかと美玲に聞く。
頷く美玲。
そして井口眞緒に続いて次は自分が美穂のことを思い出すと言って語り始めた。
渡邉美穂、18歳、県内最大の病院の理事長で県会議員という有力者を父にもち、性格も明るく、ビジュアルにも恵まれていてクラスの中心的存在だったクラスメートだ。
美穂は6月に学校内で起った事故が原因で車いすでの生活を余儀なくされてしまう。
クラスの人気者というポジションからもはずれてしまい、不登校になったあげく、昨年の12月に失踪してしまった。
美玲はそこまで美穂のことを思い出したが美玲の身には何も起こらない。
美穂は単なる不登校じゃないかと言う愛奈。
海外に引っ越したという芽実。
父親と一緒に夜逃げしたと聞いたという紗理菜。
みんな言ってることがバラバラだと佐々木久美。
美玲が言う。
美穂が今本当はどこにいるのか、何故ここにいないのか考えた方がいいよ!
ここにいるのは美穂をイジメてたメンバーなのだと‥‥。
凍り付く生徒達。
これは美穂イジメの報いではないかと美玲が続ける。
自分は直接美穂をイジメていたわけではないが、黙認していたことで同罪だ。
罰を受ける理由がある。
井口眞緒が消されたのは美穂をイジメていたからだと気付く生徒達。
美穂を一番イジメていたのは井口眞緒だった。
事故の前までは眞緒が一番仲良しだったのに……。
謝ろう、美穂のことを思い出そうと言う美玲。
何を見ても何かを思い出す。
フッ、バカみたい。美穂の罰?それ何?私は美穂なんか怖くない、
東村芽衣がキレ始める。
そんな理由で自分はここに閉じ込められているのは納得できない。
早く足枷をはずして開放しろ!
そう叫ぶ芽衣。
謎解きに夢中になっている美玲はグラスに入っている水の表面が少しだけ傾いていることに気付く。
フラスコの水をお皿に垂らすと水が左に流れていく。
部屋が少しだけ傾いているのだ。
突然目覚まし時計のベルが鳴り響く。
部屋がガタガタと音を立て始めた。
芽衣の足枷がブルブルと震えている。
このベルが鳴ったあと、部屋の電気が消えて井口眞緒がいなくなったと影山優佳が言う。
沙理菜、助けて!紗理菜!
そう叫びながら沙理菜に縋りつく芽衣。
謝って!美穂に謝りなさいよ!、早紗理菜く謝って!
お前のせいだ!こいつが全部悪い!
悪いのは私じゃない!
やったのは紗理菜だから!
やったのは紗理菜だから!
やったのは紗理菜‥‥
同じ言葉を何度も繰り返す芽衣。
そしてバチンと音がして部屋の灯りが消えた。
再び灯りがついた時、東村芽衣の姿は忽然と消えていた。
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第2話の感想
第1話で伏線となっていた謎のクラスメート渡辺美穂についていろいろなことが明らかになった。
美穂はクラスのなかでの陰湿なイジメの被害者で、不登校になったあげくに失踪していたのだった。
そしてこの部屋に集められたのは美穂をイジメていた加害者とそれを黙認していた共犯者だったのだ。
出演者全員が悪人?であるというトリッキーな展開。
なかなかゾクゾクするストーリーだ。
優等生である佐々木美玲は、謎ときに挑む探偵役でありながら、一方でイジメに加担した共犯者という立場でもある。
佐々木美玲のメガネ姿がいかにもな優等生風でなかなか良い。
斎藤京子も騒がし過ぎるきらいはあるが、身勝手な振る舞いを繰り返す傍若無人なキャラをしっかりと演じている。
東村芽衣がイジメの加害者であったことを思い出させられて開きなおり、その後何かに怯えて潮紗理菜に、罪をかぶせようとする演技は秀逸だった。
影山優佳もまだそれほど目立った役割を振られていないが演技は手堅そうだ。
東村にお前がやった、お前が悪い、と指摘された潮紗理菜が第3話で消える候補なのだろうか?
初めてのお芝居で拙さは仕方がないところだが、ストーリーの緊張感がそれをカバーしている。
欅坂46のドラマ徳山大五郎を誰が殺したか?も面白かったが、Re:mindはそれを越える面白さだと言って良いだろう。
欅坂46のドラマ第2弾残酷な観客達は失笑ものだったが、このドラマで見事にリベンジを果している。
第3話が楽しみである。
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