小保方晴子、理研と全面対決、STAP細胞を信じ、孤立無援の闘いに

万能細胞と言われるSTAP細胞の生成に成功したとの論文を世界的権威のある科学雑誌NATUREに発表し一夜にして生化学界のスターとなった理化学研究所細胞リプログラミング研究ユニット・ユニットリーダーである小保方晴子。その論文に画像の差し替えなどの疑惑が提起され、瞬く間にねつ造研究者としてバッシングの対象になってしまいました。渦中の小保方晴子とはいかなる人物なのかを検証してみました。

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小保方晴子の才能に踊った実力者たち

堕ちたリケジョの星”小保方晴子、千葉県松戸市出身、1983年9月25日生まれの33歳です。(2017年1月現在)

3人姉妹の三女、松戸市立第六中学校、東邦大学付属東邦高等学校卒業後、創成入試(AO入試の一種)で早稲田大学理工学部に進学、その後早稲田大学大学院で博士号を取得しています。

父小保方一夫氏は、三菱商事の関連会社の役員まで務めたエリートで、現在は神奈川県横須賀市のグループ企業に単身赴任しています。

母親は帝京平成大学健康メディカル学部教授・大学院健康科学研究科教授の小保方稔子(おぼかたとしこ)さん。

専門は心理学で、臨床心理士の資格を持っていて小学校でのカウンセリングも行っているようです。

長姉は、白梅学園大学子ども学部准教授・大学院子ども学研究科准教授の小保方晶子(おぼかたあきこ)さんです。

次姉についての情報は見つかりませんでした。

小保方家の華麗な一族の中では、晴子だけが理系で、異色の存在のようです。

自宅は千葉県松戸市、松戸駅から徒歩10分ほどの新興住宅街にある黄色い外壁が特徴的な豪邸です。

父の海外単身赴任期間が、10年以上にも及んだので、女4人だけの生活が長く続きました。

小中学校時代は、成績はクラスで4~5番目でしたが、それほど目立つ子供ではありませんでした。

詩を書くことが好きな、どちらかといえば地味な夢見がちの少女で、思い込みの強い性格でした。

高校時代には、バレー部の長身でイケメン、医学部志望の先輩に片思いをしていましたが、相手にされず、見かねた友人があきらめた方が良いとアドバイスすると、泣きじゃくりながら『もう付き合ってるもん!』と答えて周囲を唖然とさせたというエピソードを持っています。

長じてからは、年上の男性から可愛がられることが多く、有体(ありてい)に言えば、『オヤジをころがす』ことが特技だったようです。

彼女のキャリアの節目には、常にサポートしてくれる年上の実力者男性が現れています。

大学院時代にアメリカのハーバード大学に短期留学した際に、今回のSTAP細胞の論文の共著者でもあるC・バーガンディ教授に可愛がられ、自ら「ドクター・バカンティーズ・エンジェル」と称していました。

博士号もない学生が1年以上も雇用されるのは異例のことですが、バーガンディ教授が”I need her”(彼女が必要だ)と言ったことで、1年半以上も滞在することができています。

バーガンディ教授は、ハーバードでは異色の研究者で、良くない噂のある人物としても有名のようです。

一度帰国して博士号を取得して、再びハーバード大学を目指しますが、就労ビザが取れず断念しました。

ハーバード時代に知り合った若山照彦(STAP論文の共著者、現山梨大教授、当時は理研所属)を通じて、ES細胞の権威である理研(理化学研究所)の副センター長・笹井芳樹さん(故人・STAP論文の共著者)の推薦を受けて理研入りしました。

理研では、笹井氏の庇護の元、とんとん拍子に昇進し、30歳という異例の若さでユニットリーダー(教授相当)になっています。

▼在りし日の笹井芳樹さん

笹井氏の小保方に対する寵愛は、自他共に認めるところで、ハリウッド映画”ボディガード”になぞらえて笹井自身が、『僕はケビンコスナー、小保方さんのボディガ―ドだ』と言っているのを多くの関係者が聞いています。

小保方の才能を非常に高くかっていて、「化学系の出身で、生物学の先入観がなく、データを信じて独自の考えをもっていた。真実に近づく力と、やり抜く力を持っている」とべた褒めだったようです。

京都大学の山中伸弥教授がIPS細胞でノ―ベル賞を受賞するまでは、笹井がノーベル賞に一番近い男と言われていて、理研でも35歳の若さで副センタ―長に抜擢され、次期センター長も当確とされていました。

小保方を支えてきた実力者たちは、全員が今回のSTAP論文の共著者として、名を連ねています。

彼らの全員が、小保方の才能を信じ、彼女を神輿として担いでいたのです。

彼女の研究者としての才能がどれほどのものかは分かりませんが、周囲の実力者を全員味方にしてしまう才能は、卓越しています。

▼左から小保方晴子、故笹井芳樹、若山照彦

 

STAP論文発表の記者会見での、ムーミンでデコレートされた研究室や、白衣でなく割烹着で研究に励む小保方の紹介などの演出は、笹井が仕掛けたものだと言う関係者もいます。

これらの過剰とも思われる演出には、マスコミもすっかり乗せられてしまいました。

会見を演出した笹井のプロデューサーとしてのセンスもさることながら、それに見事に応えてみせた小保方の女優としての才能も大したものです。

ねつ造疑惑の発覚で、マスコミが手のひらを返すように小保方のバッシングに狂奔しているのは、あの会見にまんまと乗せられてしまったことへの屈辱と恨みがあるようにも感じられます。

理研による疑惑調査の会見では、小保方の研究者としての倫理感の欠如と、未熟さだけが責められています。

小保方について、「到底容認できない行為を重ねており、実験ノートの記述不足、データ管理もずさん」と、単なる未熟から出たものではないと断じています。

理研が今回の騒動を、小保方一人の不正として、早く幕引きをしたいと焦っているのには理由があります。

安倍政権が成長戦略の柱に据え、今国会で法案を通そうとしている「特定国立研究開発法人」構想で、理研がこの指定を受けられれば、巨額の研究費が国からもたらされ、、研究者に1億円プレーヤーが誕生するかもしれないという夢もかかっていたのです。

しかし論文の不正疑惑発覚で、夢が遠のいただけでなく、理研の組織としての健全性が問われる事態にまでなってしまいました。

理事長でノーベル物理学賞受賞者の野依良治氏が、記者会見で謝罪し、頭を下げるという異常な状況に追い込まれたのです。

”可愛さ余って憎さ百倍”ということで、野依氏や理研幹部の腹わたは煮えくり返っているのです。

理研の調査報告に対して、小保方は真っ向から反論するコメントを、代理人(弁護士)を通じて発表しました。

「驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。

「研究不正とされた2点については、理研の規定で『悪意のない間違い』であるにもかかわらず、改ざん、捏造と決めつけられたことは承服できません」

「近日中に不服申し立てをします」

「このままではSTAP細胞の発見自体が捏造であると誤解されかねず、到底容認できません」

「改ざんのメリットは何もなく、改ざんの必要はありません」

「禁止されている行為とは知らなかった」

「(捏造については)間違えた単純ミス。不正目的も悪意もありません。真正な画像データが存在しています。捏造する必要はありません」

小保方は、期限である4月9日までに、理研に対して不服申し立てをすると表明しています。

合わせて、小保方自身がが記者会見を開いて、釈明する用意があるとしていましたが、その後小保方から代理人にメールで、『大勢のマスコミの前で記者会見できる精神状態にない』と連絡があり、会見は実現しない可能性が高いようです。

当初小保方は、理研の記者会見に同席して、自ら釈明したいという気持ちを持っていました。

しかし、小保方の精神状態が安定せず、すぐに興奮してしまうような状態だったことから、会見で不測の発言が飛び出す事を恐れて、理研サイドが小保方の出席を抑えていたのです。

その後小保方の論文に、更なる疑惑が浮上するに及んで、マスコミの論調が一変、小保方へのバッシングの嵐が巻き起こってしまいました。

これに小保方が恐れをなして、今度は小保方サイドが、会見を開くことに消極的になってしまったのです。

こうして図らずも両者の思惑が一致したというわけです。

当分小保方が表舞台に登場することはないでしょう。

理研は調査の終了を待って、懲戒委員会を設置して、小保方らの処分について検討すると言っています。

今のままの理研の見解が変わらなければ、小保方は懲戒解雇となり、研究者生命は断たれてしまうでしょう。

最悪の場合、理研から損害賠償請求訴訟を起こされたり、研究費の返還を求められる恐れすらあります。

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STAP論文については、小保方は理研の”取り下げ勧告”に同意しているとされていましたが、反論コメントの中では、”取り下げ”に同意した事実はないとしています。

懲戒解雇になった場合、小保方サイドが、地位保全を目指して訴訟を起こすだろうというのが大方の見方です。

共著者の笹井らは、いまのところ何のコメントも発表せず、ダンマリを決め込んでいます。

笹井らは、理研から発言を封じられていると見る向きもあります。

理研の意向に従って、事態の推移を見ながら、自らの傷を最小限に抑えようとしているのかもしれません。

理研との全面対決となるであろう小保方は、孤立無援の戦いを強いられることになるでしょう。

小保方の代理人に就任した弁護士の三木秀夫氏は、船場吉兆による食品偽装問題や、阪急阪神ホテルズでのメニュー虚偽表示問題などで活躍し、「偽装」問題の第一人者として知られ、数多くの実績を持っている大物弁護士です。

理研にとってはやっかいな相手になるでしょう。

小保方の所在については不明とされていましたが、今週発売の週刊新潮が、東京から遠く離れた神戸市内で、直撃取材に成功しています。

濃紺のニット帽や大きなマスクで変装していて、一見して小保方とはわからない外見をしています。

それでも派手なピンクのコートや、ビビアンウェストウッドのト―トバッグで、ブランド好きの小保方らしさは失われていないようです。

記者の質問に対して、

「STAP細胞に絶対、捏造はないのです。私が死んでも、STAPの現象は起こります」

「大きな流れに潰されそう」「大きな力が働いている」

「すぐに思い当たるのは、1月のSTAP細胞の発表の際、比較対象に挙げた、iPS細胞の研究グループとそれを支持する世論」

と答えています。

『STAP細胞が存在するか否か』については、理研は今後1年をかけて、再現実験を行って検証するとしています。

STAP論文発表以降、世界中の研究者が、労力と時間を費やしてSTAP細胞の再現実験に挑んでいますが、今だ成功したという報告はありません。

それでも『STAP細胞が存在しない』ことを証明することは、『STAP細胞が存在する』ことを証明することと同じくらい難しいことかもい知れません。

いずれにしてもこの騒動が泥沼化、長期化することは避けられない状況です。

再生医療の可能性に期待している難病を抱える患者の方々にとって、STAP細胞の登場が、”一夜の夢”に終わってしまったのだとすれば、小保方や共同発表者たちの罪は、決して軽くはありません。

研究者としての良心に恥じない身の処し方が求められています。

追記

2014年8月5日一連のSTAP細胞騒動で最も責任が重い立場とされていた理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長の笹井芳樹さんが、関連施設内で縊死しているのが発見されました。

騒動の責任を感じての自殺だと考えられています。

日本の生化学会にとっても大きな損失となってしまいました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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