川栄李奈は前田敦子や大島優子をしのぐAKB史上最高の演技派女優

女優川栄李奈、元AKB48のメンバーで。”おバカキャラ”として認知されていました。不幸にも握手会での襲撃事件の被害者となってしまったことで転機を迎えます。AKB在籍中に経験した演技の面白さに目覚めたことで、女優を目指してAKB48を卒業、直後の主演舞台”AZUMI”での演技が評判を呼び、現在NHKの朝ドラ”とと姉ちゃん”にも起用され、今や若手演技派女優として注目を浴びています。

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 正統派アイドルの後継者候補からおバカキャラへ

女優川栄李奈(本名同じ)、神奈川県出身、1995年2月12日生まれの21歳です。

横浜で焼肉店を営む両親と2歳上の姉の4人家族です。

現在実家を出て、犬2匹と一人で暮らしていて、一緒に遊ぶのが癒しの時間です。

高校生だった2010年7月24日、AKB48第11期研究生オーディションに応募して合格します。

今では応募の動機を聞かれると”AKB48が大好きだったから”と答えていますが、これは建前で、本当は友人が応募するのを知って”ノリで応募してしまったというのが真相です。

図らずも自分だけ合格してしまい、戸惑ってしまいました。

AKB48に入った当時は、周りが全員敵に見えていたので、ガンを飛ばし威嚇していたそうです。

最初はレッスンもまったくヤル気がなく、ダンスもちゃんと覚えようとしませんでした。

”AKB史上最悪の研究生で、本当にカスでした”と当時の自分を振り返っています。

その後、後輩が入ってきたことで自分のポジションが下がってしまい、“これはヤバイかもしれない” と思ったことをきっかけに、生来の負けず嫌いな性格が頭をもたげてきて、歌やダンスのレッスンに励むようになっていきました。

それまで歌もダンスも経験がなかった川栄ですが、運動能力や反射神経に優れていたため、すぐに上達していきます。

もともとおしゃべり大好き少女だったこともあり、次第にメンバーとも打ち解けて、お笑いキャラとして定着していきました。

なぜかセンターだった渡辺麻友のアンダーに起用されて、いやでも目立つ位置に置かれてしまったことで、一層レッスンに励むようになりました。

2011年7月”マジすか学園2“最終話に出演して演技の面白さに気づきます。

2期下の光宗薫が卒業して、既に女優デビューしていることに刺激を受け、2012年の選抜総選挙でもしもランクインしたら、壇上で「女優に挑戦したい」とアピールする野望を抱いていました。

結果はランクインならず。女優挑戦宣言は発表出来ていません。

2012年3月研究生から正規メンバーに昇格しています。

11期生の中ではファンの人気も高く、握手会ではいつも長い列が作られていました。

10月にはジャニーズとAKB48の共演で話題となったドラマ『私立バカレア高校』の劇場版にも抜擢されています。

運営サイドからの川栄李奈の評価も高くなってきて、AKB48の次世代を担うメンバーの一人として期待されるようになっていきます。

2012年11月には美少女として人気が出てきた入山杏奈、加藤玲奈との3人で”アンリレ”というユニットも結成され、川栄李奈を正統派アイドルとして売ろうとする戦略が立てられていました。

一方で”有吉AKB共和国”の中で、川栄李奈の足が臭いことが暴露され、番組内で検証するなどの企画がオンエアされ、正統派アイドルとは違った面が見えてきます。

2013年4月”めちゃ×2イケてるッ!”で抜き打ち学力テストが放送され、川栄は500点満点中239点で、ブービーの高橋みなみを20点下回るダントツの最下位となり、”センターバカ”の称号を獲得してしまいます。

将来は川栄を、”まゆゆ”なみの正統派アイドルにしたいと考えていた秋元康総合プロデューサーは思惑が外れて少しがっかりしましたが、川栄センターのユニットBKA48(川栄李奈、高橋みなみ、柏木由紀、小嶋陽菜、島崎遥香、峯岸みなみ、指原莉乃)に”ハステとワステ”という楽曲を提供しています。

”ハステとワステ”とは抜き打ちテストの英文和訳問題で、川栄が”Haste makes waste.”(急がばまわれ)を”ハステとワステが仲良く作った”という珍訳解答を書いたことに由来しています。

これによって川栄李奈には”おバカキャラ”が定着してしまいましたが、知名度は一気に全国区になりました。

川栄李奈自身はこのことについて若干不本意ではあったものの、この件がなければ何のキャラもない目立たないメンバーで終わっていたと思うので、”めちゃ×2イケてるッ!”にはとても感謝していると語っています。

この年の”AKB48 32ndシングル選抜総選挙”では初めて25位にランクインしました。

2014年には”ユーキャン”のCMに抜擢され、4月2日から新番組『バイキング』(フジテレビ)の水曜レギュラーも決定、NTVのドラマ”SHARK”にもキャスティングされ、どんどん活躍の場が広がって行きます。

しかし”好事魔多し”の格言通り、川栄李奈に不幸な事件が襲い掛かりました。

5月25日、岩手県滝沢市”岩手産業文化センターにて開催された握手会で、ノコギリを持った暴漢に襲われ、右手親指に裂傷と骨折という重傷を負ってしまったのです。

命には別条はなかったものの、すぐに岩手県高度救命救急センターへ緊急搬送され縫合などの緊急手術を受けました。

この時被害にあったのは川栄李奈と入山杏奈(右手小指の骨折と裂傷)と男性スタッフの3人でした。

犯行は24歳無職の男性によるもので、川栄や入山を狙った犯行ではなく無差別の攻撃だったと判明しています。

翌26日には二人とも退院し東京に戻ることができました。

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数日後の6月の選抜総選挙では過去最高の16位にランクイン、川栄李奈は、事件のケア優先で欠席とされていましたが、サプライズで舞台に登場し、笑顔で感謝のスピーチをしてファンを喜ばせました。

入山杏奈は20位にランクインしましたが、当日の発表は欠席しています。

2014年10月、宮藤官九郎脚本のドラマ”ごめんね青春!”のヤンキー生徒役の起用され、切れのいい啖呵と見た目のギャップが評判となりました。

一方で、事件以握手会に対する恐怖が消えることはなく、9月の握手会は欠席すると発表されます。

”トークライブアプリ755”でのファンからの”握手会にはいつ復帰するの?”という質問に対して、川栄が”やらないと思いますすいません”と答えたことでネットが炎上します。

一部の心無いユーザから、

「テレビは出るのに、握手会は出ないのか?」

「握手会が嫌なら(AKB48を)辞めろ」

などと過激な誹謗中傷が投げかけられてしまったのです。

これにはさすがの川栄李奈も納得がいかず、

「あのさー握手会やれとかここに書かないでもらっていいですかー」

と投稿してその後の更新を停止し、アカウントを削除してしまいます。

755上で、高橋みなみが事件の重大さと川栄の精神状態を説明、ファンの理解を求めました。

川栄はこの騒動で二重に傷を負ってしまったのです。

悩んだ末川栄は、LINEで秋元康Pに

私はAKB48に必要でしょうか?

と問いかけています。

秋元は”もちろん必要だ”と答え、高橋と同じようにファン理解を求めます。

しかしアンチのバッシングは止まず、ついに川栄李奈はAKB48からの卒業を決断することになってしまいました。

事件に遭遇してその瞬間”死”さえ覚悟した川栄李奈は、

これから先、何が起こるかわからない! だから私は、やりたい時にやりたいことをやろうと思いました!

と語っています。

川栄李奈にとって”今やりたいこと”とはアイドルとしての活動ではなく、女優としてお芝居をすることでした。

2015年3月卒業を発表、川栄は涙ながらに

「去年の事件があって握手会に出られなくなって。AKB48は握手会を大事にしてるけど、私は出られないし、これからも出られることはないし…どうしようかなと。周りの人は気にしなくていいよと言ってくれたけど、自分は気にしてしまった」

と卒業決断に至った苦悩の日々を明らかにしています。

AKB48から出れば、自分の力はまだまだ通用しないとわかっているので演技を一から勉強したいとも語りました。

卒業直前の7月には沢尻エリカらが所属する”エイベックス・ヴァンガード”への移籍も決まり、女優活動へのバックアップ体制も整っています。

8月2日にさいたまスーパーアリーナで”川栄李奈卒業コンサート”を行い、8月4日AKB48劇場での卒業公演をもってAKB48としての活動をすべて終了しています。

卒業直後の2015年9月には”AZUMI 幕末編”(新国立劇場 中劇場)の主演が決定していて、女優活動は順調にスタートしました。

この時の演技が各方面で話題になり、女優川栄李奈のポテンシャルが相当高いということが関係者に知れ渡ることになります。

構成・演出の岡村俊一は、演技の覚えが早く、AKBでは16位でも、今の演劇界では1位になれると絶賛。

AKB48在籍中の2014年『セーラーゾンビ』で企画・総合演出を担当した犬童一心からは、

「本当に、いわゆるスキルの高い女優さんという感じですね」

「これから女優さんとしてやっていく人になるんだろうなというのは、僕はすぐにわかりました」

とこれも高い評価を受けていました。

2016年4月からはNHKの朝ドラ”とと姉ちゃん”にも重要な役でレギュラー出演しており、先輩女優大島優子が同じ朝ドラ”あさが来た”でカメオ出演(友情出演などの短い出演)にとどまったこととの違いが際立っています。

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さらに2016年4月期のドラマ”早子先生、結婚するって本当ですか?”(フジテレビ)では、主人公松下奈緒の妹役に起用され、姉より先に結婚して家を出た妹役をしっかり演じ切り、難しい妊婦役も達者にこなしており、さらに女優としての評価を上げています。

先にAKB48を卒業して女優活動を始めている前田敦子や大島優子が、AKB48時代の人気や知名度を評価されてキャスティングされているのと比べれば、AKB48でそれほど人気メンバーではなかった川栄李奈がここまで活躍できているのは、女優としての資質が前田や大島より上回っていることの証しと言って良いでしょう。

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板野友美篠田麻里子らは、歌手・モデル・女優といろいろなジャンルに手を広げて、結局迷走を続けています。

川栄李奈がいさぎよく女優の道1本にしぼったことも好感が持てます。

数あるAKB48の卒業生の中で、あっという間に勝ち組となった川栄李奈、まだまだその才能の底を見せていません。

それほどビジュアルに恵まれてはいないので、いわゆるトレンディドラマの主演女優になるのは難しいでしょうが、作品に恵まれれば、さらにブレークする可能性を持つ女優です。

秋には、映画”デスノート Light up the NEW world”(2016年10月29日公開予定)の大量殺人犯青井さくら役も決まっています。

今最も旬な女優川栄李奈から目が離せません。

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