山田孝之カンヌ映画祭を目指す第2話のあらすじと感想 芦田愛菜とカンヌを学ぶ

俳優山田孝之のカンヌ国際映画祭で1番を獲りたいという夢に強引に引きずり込まれた山下敦弘監督、主演俳優として芦田愛菜を紹介され困惑してしまいました。芦田本人も事務所も母殺しの役であることは了承済みらしい。それでもなお山本の心配は消えない、無理だと思ったら何時でもやめていいよと後ろ向きなアドバイスをする有様。山田に押し切られてプロジェクトはいよいよスタートすることになりました。

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山田孝之に押し切られて腹を括った山下監督、芦田愛菜を加えた3人のカンヌへの旅が始まった

日比谷公園内のオープンカフェで初顔合わせをする山下と芦田愛菜

芦田をキャスティングすることを消化できない山下。

山田に向かって、なんで愛菜ちゃんなの?

芦田の方に向き直って、普通やんないよね?

と本人を目の前にして失礼な質問を連発する。

山田は俳優ならばこういう猟奇的な役をやってみたいという気持ちがあるはずと力説する。

芦田もこの話を聞いて最初からやらせていただきたいと思った。山田さんを尊敬しているのでいつか同じ作品に携われたらいいなと思っていたので凄く嬉しかったと答える。

この丁寧な言葉遣い、本当に小学生か?

隣で満足そうに頷く山田。

ああこの二人は根っからの役者なのだ。

生まれ持っての役者バカなのだと思うほかない。

芦田にエドケンパーの写真を見せて”芦田さんにこんな目をしてもらいたい。見る人をビックリさせたい”と語る山田。

ハイと頷く芦田、山下は黙ったままだ。

山田に別の仕事の電話が入り席を離れたタイミングで、山下が思いを口にする。

今日は主演俳優との顔合わせだと聞いて、てっきり大人の男の俳優さんが来ると思っていたところに愛菜ちゃんが現れて本当にビックリした。

今後もし愛菜ちゃんが(この役は)無理だと思ったら辞めていいからね、もうこの時点で(山田の考えていることは)むちゃくちゃなんだけど、これからもっと(山田や自分が)無茶を言うかもしれないから、無理だと思ったら辞めてもいいからね

と芦田に念を押した。

山下は芦田がこの役を引き受けることの意味を本当にわかっているとは思えずにいるのだ。

それでも芦田は山田を信頼していると返すだけだった。

山田が戻り、ここからがスタートですと意気込んだ。

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カンヌ映画祭を学ぶため川崎市にある日本映画大学に体験入学する3人

特別講義”国際映画祭への道”を聴講することが目的だ。

授業はすでに始まっていた。

講師の東京国際映画祭プログラミングディレクター矢田部吉彦氏が語り始める。

コンペティション部門では毎年20本の映画が競っている。

最近は映画祭への注目度が高まっていて誰もが名前を知っているような巨匠の作品が20本中17~8本を占めている。

ただ数ある映画祭の中でカンヌこそ最も映画の個性を大事にする映画祭である

誰でも応募することはできるが、ノミネーションをするプログラマーに作品を見てもらうのが実は難しい

コネクションいわゆる人脈がものを言う世界らしい

カンヌは映画の新しい表現方法を求めている

性表現の話になって芦田は外に出されてしまった

カンヌ映画祭で作品の選定に最も力を持っているのはアーティスティックディレクターであるティエリー・フレモーとその右腕のクリスチャン・ジュールである

この二人とコネクションが持てればノミネートの大きなアドバンテージになる

今カンヌで最も注目されている日本人の監督は誰か?という質問で挙げられたのは河瀬直美是枝裕和黒沢清の名前だった

河瀬直美監督は1997年の萌の朱雀カメラ・ドール(新人監督賞)を、2007年の殯の森グランプリ(審査員特別賞)に輝いている。

是枝監督は、2004年の作品誰も知らないで主演の柳楽優弥に最優秀男優賞を獲らせ、2013年には、そして父になるで河瀬と同じグランプリを獲っている。

日本人監督としては故今村昌平監督が1983年楢山節考、1997年うなぎで2度のパルムドールに輝いている。

河瀬直美は日本国内よりもカンヌでの評価が高く、2013年にはカンヌのコンペティション部門の審査員に就任、2016年からは短編コンペティション部門シネフォンダシオン部門(学生作品が対象)の審査員長に就任している。

質疑応答の中で山下が自分の作品のカンヌでの評価はどうなのかと自分の作品は何故カンヌに行けなかったのかを尋ねて、矢田部氏からは明快な答えはもらえなかったが、山下の本気度が垣間見えたような気がした。

ちなみに山田は”今それを聞かなくても…”と困っていた。

山下監督もっと山田を困らせろ!

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講義のあと日本映画大学の教授で映画プロデューサーの安岡卓治氏の話を聞くことに。

途中から大学の学部長で、映画監督・脚本家でもある天願大介氏も加わってくれた。

天願氏はパルムドール受賞作のうなぎの脚本を手掛けた人。

山下がここでも直球の質問を天願氏にぶつける。

カンヌに行ける(ようにするための)コツは何か?

天願氏が答える

カンヌの人たちはハリウッドが嫌いなのだ、憎悪していると言ってもよいくらいだ

カンヌで受けるためのコツは不親切につくることだという

説明したり観客にサービスをしないこと

作家のなかにある整理されていないものが出てこないとダメ

それを観客に向けて整理して説明してしまうとハリウッドが大好きなエンターテインメントになってしまいカンヌでは評価されない

直截的なメッセージを入れたほうがいいかもしれない

山下はさらに質問を重ねていく

今の日本映画がコンペに行けなくなった原因はどこにあると思うか?

日本映画は共通の経験を持っていることが前提でその中での小さな差異を楽しんでいるだけ

フィジカルが弱いのだ

と天願氏は結んだ。

最後には大学の学長で映画評論家佐藤忠男氏に面会。

今村昌平監督が2度もパルムドールに輝いた理由を問うと

それは今村監督が傑出した才能を持っていたからというほかない

1983年パルムドール最有力との下馬評だった戦場のメリークリスマスをひっさげて大島渚はカンヌに乗り込む。

揃いの法被を着て和太鼓のパフォーマンスをするなど華々しいプロモーションを展開したがパルムドールは獲れず、今村昌平監督の楢山節考がパルムドールに輝いた

今村監督は賞の発表前に帰国してしまい、楢山節考の時もうなぎの時も授賞式には出席していない

佐藤学長に勧められてパルムドールのトロフィーが展示されている川崎アートセンターに行く3人

山下が特別にお願いをしてトロフィーをケースから出してもらった。

勿論白い手袋をしてのこと

トロフィーを持った山下と芦田と記念撮影

山田を誘ったが拒否、自分のものでないトロフィーを持ってもしょうがないらしい

どこまでも山田らしいリアクション。

その後は横浜の事務所(合同会社カンヌ)に戻って3人で少し早い夕食。

今村昌平監督を偲んで出前のうな重を食す。

うなぎをよけてご飯だけを食べる芦田が気になる山下。

たれがしみ込んだご飯が好きなんです。うなぎいります?

といたずらっぽく言う芦田、

山下が喜んでもらったのは言うまでもない。

次回予告

第3話山田孝之パイロットフィルムを作る

映画製作資金集めのためのパイロットフィルムの撮影に入る3人

芦田も山田も臨戦態勢なのに今一つ乗ってこない山下

芦田もアイディアを出した

第2話の感想

今回はカンヌについてのお勉強の回、ワクワクは少ないが、ナルホドが満載の回だ。

山田が芦田を子役としてではなく、ひとりの女優としてリスペクトして接していることに好感が持てる。

山下の直球過ぎる質問は、山下が感じている不安の現れか?

山田には今回の講義や天願氏の話は参考になったようだ。

カンヌに行くためのコツは本当につかめたのだろうか。

山本監督の俗物感出し過ぎは少し意地悪な演出だ

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