平手友梨奈、クリエイターの制作意図を瞬時に理解して、その限界点を軽々と飛び越える稀有な才能!
平手友梨奈主演映画響のプロモーションの一環として、人気原作マンガの単行本の表紙を平手友梨奈によって再現したビジュアルが解禁となった。それを観て管理人は、言葉を失った。単なる表紙画像の再現で終わらない、アート作品がそこに存在したからだ。2次元で表現された表紙が、平手友梨奈という表現者によって、アート作品にまで昇華している。
スポンサードリンク
原画が絵コンテに見えてしまう再現画像の平手友梨奈クォリティ
原作者の柳本光晴氏にはとても失礼な話になってしまうが、平手友梨奈の再現画像の方がオリジナル作品で、原画の方がその絵コンテに見えてしまう完成度なのだ。
🔻そのビジュアルがこちら
「完全に再現すること」にこだわった企画で、第1集の表紙の再現は、様々なアニメやマンガの世界をリアル化する世界的なグラフィックプロジェクト「ANIMAREAL(アニマリアル)」が担当し、背景まで忠実に、リアルに描き出している。
第4集の独特で艶やかな着物の模様の再現は、映画のVFXを手がけるピクチャーエレメントが担当するなど、平手の発案のもとに多くのクリエイターが集ったのだ。
撮影も顔の角度や手の位置など細部にまでこだわった結果、映画と原作をつなぐ極めてクオリティが高いビジュアルが完成した。
2次元作品の実写化には、常にリスクが伴う。
原作のキャラクターに寄せれば、単なる俳優によるコスプレになってしまい、俳優の個性を際立たせれば、原作キャラクターと乖離してしまうという、アンビバレント(2律背反)だ。
しかし、平手友梨奈の鮎食響に限っては、それが全くの杞憂に終わっている。
単なるコスプレでは終わらない、現実世界で息づいている鮎喰響が確かにそこに存在するからだ。
この企画の発案者は、どうも平手友梨奈らしい。
映画のクランクアップ後に”もう少し鮎喰響でいたい”と言って、月川監督を感動させた発言の延長線上での企画提案だったのだろう。
▼平手友梨奈のコメント
意外と細かいところまで再現するのが難しかったです。見る人によっていろんな意見が分かれると思いますが、見ていただけたらうれしいです。
▼原作者柳本光晴氏のコメント
このビジュアルを見て真っ先に思ったのは、平手さんが本当にしっくりくる、ピッタリきてるということです。とにかく、パッと見て感動するくらい嬉しかったですし、一つ一つにもこだわりを感じました。嬉しいです。本当にありがとうございます。
スポンサードリンク
単行本の表紙を見て、その意図を瞬時に理解し、クリエイターの想像の限界を軽々と飛び越えてしまう、平手友梨奈という才能。
オリジナル原画を絵コンテにしてしまう平手友梨奈という才能は底知れない。
映画響を監督した月川翔は、
こうして、平手友梨奈は響というキャラクターにシンクロしていきました。
映画本編のほうはコピーを目指すのではなく、響として存在してもらうという感じでした。
と語っている。
監督が演出によって平手を鮎喰響に寄せたのではない。
俳優平手友梨奈が、自身を鮎喰響に寄せていったのでもない。
ましてや、鮎喰響が平手友梨奈に憑依したわけでもない。
平手友梨奈が鮎喰響とナチュラルにシンクロしたのだ。
月川監督をして、役者が役とシンクロするという表現を使わざるを得なかったのである。
映画響は、月川監督の願いの通り、平手友梨奈という稀代の才能を得て、最高到達点に達したのだろう。
監督にとっても、原作にとっても、原作者にとっても幸せな結末である。
スポンサードリンク