AKB48初の外国人メンバー馬嘉怜の4年目の決意を読んで感動した。頑張れ、馬嘉怜!
AKB48チーム4のメンバー馬嘉怜(まちゃりん)。
台湾の台中市出身、1996年12月1日生れの22歳。(2019年1月現在)
AKB48では初の外国人(正規)メンバーである。
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中学生時代からのAKB48ファンで、将来は日本の芸能界で活躍したいという夢を持つ少女だった。
18歳の時に地元の台湾でAKB48台湾オーディション(2015年8月)が開催されることを知って応募して合格した。
2016年2月に来日、2月21日に”正規メンバー扱いの台湾留学生”としてグループに参加している。
同年4月にチーム4に配属され、公式サイトから”台湾留学生”という表記が外された。
ニックネームは、”まちゃりん”または”抹茶”。
抹茶にはあずき(小豆)がつきものということから、自分のファンを”あずき”と呼んでいる。
無類の努力家で、AKBINGOなどのバラエティ番組にも真摯に取組む姿は、メンバーやスタッフに好感を持って迎られている。
3年目となった2018年1月20日、AKB48の51stシングル『ジャーバージャ』の表題曲選抜メンバーに初めて選出された。
6月の世界選抜総選挙では97位で念願の初ランクインを果たしている。
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普段は明るくふるまっているまちゃりんだったが、内面では日本人ではないことにずっと悩んでいたことが、2018年12月14日のTwitterで明かされた。
▼馬嘉怜の12月14日のTwitter
馬嘉伶 @macyacyarin – 10時間 皆さんは「どうせ無理」と言われたことありますか? 私はあります
この言葉のせいで、目標を見失ったことがあります でも、この言葉のお陰で、私は強くなりました
お披露目してから今日で3年経ちました 最近の気持ち、、、長文ですが最後まで読んでくれたら嬉しいです。
馬嘉怜の最近の気持
今日、御披露目してから3年経ちました
ずっと前からの夢、「日本の芸能界に入って活躍すること」が始まった日でした
この3年間、嬉しかったことがたくさんありましたが 悲しいこともいっぱいありました
そして、最初の頃はやっぱり寂しかったです
言葉の問題もあるし、同期が誰も側にいないし、 「暫くの間だけの外国人メンバー」と思われてたのでグループではちょっと微妙な存在でした。
「いつ台湾のグループに戻るの?」って
今もたまに聞かれるけど、
私は最初からAKBのオーディションに受かったのだし 、
台湾に戻るってことは日本で失敗したということと同じです。
これは私にとってひどい質問なのでもう聞かないでくださいね(笑
店前 @Macyacyan65時間
皆さんは「どうせ無理」と言わねた。この 3年経って、支えてくれるメンバーの仲間や
スタッフさんがどんどん増えて、
ファンの皆さんもいつも側にいてくれて、
本当に、本当に幸せです。
でも、一生忘れられないある悔しい思い出があります。
れは、自分の夢を語った時のことです
ほぼ1年前、将来 AKBを卒業したら何をやりたい? って聞かれた時
日本で女優をやりたいって言いました
日本のドラマが大好きで、自らもお芝居をやりたいと思っていて、これはAKBに入る前から抱いていた大きな夢です。
それを言ったら、笑われました。
「これは無理でしょう。」
「まちゃりんを否定するんじゃなくて、 成功する外国人が中々いないからね」
まあ、外国人役なら出来るけど、「ooさんって知ってる? 日本語分からなくても女優をやってるけどね」って
夢を笑われました。
確かに、お芝居って、決して誰もが簡単にやれることではないし、私は日本語の壁もあるから
自分はちゃんと分かってるけど、
悔しい‥‥
でも何も出来ない私は悔しいと言える権利は ありませんでした。
数か月後
ドラマ「マジムリ学園」に出演決定
初めて役を頂いて、夢みたいですごく嬉しかった
台本をもらった 瞬間、すぐ自分のところを探しましたけど
外国人役です
しかもセリフの前に全部「(カタコト)」と書かれいてました
涙が自然と目から出てました
辛い
でも何も出来ない私は辛いと言える権利はありませんでした
AKBグループ、こんなに大人数のグループ”の中から出演メンバーに選んで頂いて
本当にありがたいです、本当にすごく大きなチャンスです。
だけど心は満点の嬉しさにはならなかったです。
すごく贅沢なこと言ってますね(笑)
周りの人から「林ちゃん役が好き」「印象に残りやすい役をもらったね」「すごく美味しい役だよね」って 言って頂いても
正直、自分はこの役を好きになれなかったです。
その後、秋の舞台も‥‥
台湾からの留学生役なんですけど、台湾のことをよく知らない人に色々言われて‥‥
自分はどうすればいいか
どうやって演じればいいか
すごく悩んで‥‥
「まあ、外国人役なら 出来るけど」と言われた時のことを思い出しちゃって‥‥
これが自分の限界なのか?
これ以上もう出来ないのか?
日本というこの土地 、あずき以外、
本当に外国人の私を歓迎してくれる人がいないのか?
もし自分が日本人だったら、あんな風に言われないだろう
そして、たくさん嫌な思い出を思い出しちゃって
何度も何度も、捨てられて
もう日本にいられない悪夢を見て
起きたら顔も枕も
涙でいっぱいだったこともありました。
いう自分は何のために
何でそこまで日本にいたいのか
自分の居場所は一体どこにあるのか
分からなくなりました
でも日本でも応援してくださってる人がいる
たくさんのあずきがいる
自分もちゃんと分かってる、自分には戻る場所がない…‥
だから進むしかないんてす
上に行かなきゃ、あずきの誇りにならなきゃ
だから新しい目標を作りました
今回は外国人役を作って頂いて、
個性が強い、 印象に残りやすい役を頂いたのは
本当にありがたいです
心から感謝してますが
自分は外国人しか演じられないのではなく、 普通の役も出来るようになりたいです
だから、舞台「マジムリ学園」 の
全メンバーの全部のセリフを覚えました
お稽古の映像を何度も見て、 日本語のイントネーションと演技を勉強しながら
52 ページ、約1時間30分も今のセリフを
全部覚えました
この物語、私は外国人の林役じゃなくて
全部の役を演じられる自信があります
やっても、必ずチャンスももらえるという訳ではない
これは自己満足かもしれませんが
私はもう、悔しいと言える権利がない私じゃないです
1時間30分くらいの長さのセリフ覚えたから
これからはもっと難しいセリフがもうないじゃないですか(笑)
演技も日本語も勉強しながら
これは無駄な練習ではないはずです
市に悩んだ居場所なんて
作ってもらうのではなく
作る物です、自分の手で
全世界の人々に夢を否定されても
自分は絶対に自らの夢を否定しちゃいけないです
しかも全世界じゃなく
私の夢を支えてくださってる方々がいるから
私は一人じゃない‥‥よね? (質
3年間
最初から、途中から、最近から
あずきになってくれた方々の誇りになれるように
夢に向かって進みます。
4年目もよろしくお願いします!!!
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この長文の中には、日本で働く外国人にとっての”言葉の壁”という普遍的な問題と、外国人(やハーフ)が日本で俳優・女優の仕事をすることの難しさという個別の問題の2つが含まれているようだ。
アイドルという、輝くような笑顔を振りまいて、ファンを幸せにするという活動の陰で、馬嘉怜がたった一人でこんなつらい気持ちを抱え込んでいたということが衝撃であった。
管理人はフォローしている竹内美侑のリツイートでこのことを知ったのだが、胸を突かれる思いがしたので、皆さんに紹介したものだ。
馬嘉怜は、日本の若者が失ってしまった”ハングリーさ”や、古き良き時代の日本女性の”恥じらい”
を持っていて新鮮に見える。
グローバル化が進んで、日本国内のどこでも外国人の姿がみられるようになったが、彼らには常にこんな悩みがついて廻っている。
馬嘉怜のTwitterは、このことを改めてこのことを気付かせてくれた。
自分のネガティブな面も含めて、率直に自分の考えを語ってくれた馬嘉怜を応援したいと思
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