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AKB48 運営の改革は”本気”だった~17年間続けてきたチーム制の無期限”休止”を発表!~

アイドル

AKB48 2005年の結成当初から採用してたチーム制を無期限”休止”すると発表

AKB48は、2023年4月29日横浜ぴあアリーナMMで行われた”AKB48春コンサート2023~好きだ”のアンコールで流れたVTRで、グループ結成当初から採用してきたチーム制とそれに付随するキャプテン制をいったん”休止”すると発表した。

これに伴い、8月4日から6日に現チームでのファイナルコンサートをKT Zepp Yokohamaにて開催することも発表された。

AKB48の全メンバーは86名。

その86名が、すでに活動休止が発表されているチーム8と、2022年春より始まった向井地美音チームA田口愛佳チームK浅井七海チームB倉野尾成美チーム4に配属され、チームごとの劇場公演も定期的に行なわれていた。

2023年秋からは、86人全員をシャッフルした上での16人公演を実施していく予定。

これまで実現しなかったメンバーの組合せで、新たな化学反応を起こしたいという運営の狙いがある。

※2023年4月30日には、チーム8の”活動休⽌前ラストコンサート”が同会場で開催される予定。

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メンバーの反応

向井地美音総監督のコメント

この決定をどう受け止めてよいのかわからない。
やっと1年位たって各チームの色が出てきたタイミングで、ここで休止っていうのは寂しいとしか言いようがない。
新体制ではいろんな組合せで劇場公演ができると前向きに考えたい。

最年長メンバー柏木由紀のコメント

メンバー全員が1つのグループの一員になる。
”箱推し”のファンが増えたら嬉しい

その他のメンバーの反応

チーム愛が強いチームKキャプテンの田口愛佳とメンバーの下口ひななは号泣して、他のメンバーから慰められていた。

▼チーム制休止を聴いて涙を流すチームKキャプテン田口愛佳

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チーム制休止のを決めた運営の狙い

女性アイドル界は、今や乃木坂46の1強体制である。

2010年代初めからミリオンセールスを連発し、アイドル界に1時代を築いたAKB48も、いつしか乃木坂46に追いつかれ、そして追い越されてしまった。

それでも握手会が開催できた2019年まではシングルのミリオンセールスを続けられたが、コロナ渦で乃木坂46に決定的な差をつけられてしまった。

同じ秋元康総合プロデューサーにプロデュースを委ねているはずなのに、AKB48はなぜ浮上できないのか?

追い込まれた運営は、大胆な改革に打って出た。

1つは、長年タッグを組んできたキングレコードからユニバーサルミュージック傘下のEMIレコードへの移籍。

もう一つは、秋元康総合プロデューサーが関与しないプロジェクト”Out Of 48”の実施だ。

さらに内なる改革として、17年あまり続けてきたチーム制を休止することを決めたのである。

チーム制は、チームごとにメンバーを競わせて、メンバーのモチベーションを上げ、チームごとにファンを獲得し、ファン同士も競わせるという狙いもあった。

それが上手く機能しなくなった現状を打破するべく、メンバー86名をいったんシャッフルして、新しい組み合わせで新たな化学反応を起こしたいと考えたのだ。

今年の秋から行われる新たな16人公演では、様々な組み合わせが試されることになる。

その中では、公演に何度も呼ばれるメンバーとなかなかチャンスをもらえないメンバーとの格差も生まれそうである。

そうなるといわゆる一軍メンバーと二軍メンバーの二分化もおこり、その固定化も起こりそうである。

なかなか劇場公演に出られないメンバーを集めて、救済のための”二軍公演”(乃木坂46のアンダーライブ的なもの)もありうる。

ともかく、AKB48の運営の、改革への取り組みは”本気”なのだ。

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コメント

  1. Xu Chonglin より:

    柏木由紀さんが48歳を迎えるのは2039年7月15日です。2048年だと柏木さんは57歳(秋元康さんは90歳)になります。48G史上初の還暦間際メンバーだと渋いアイドルになりそうです。