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平手友梨奈story#3”反逆のカリスマが駆け抜けた欅坂46の1,616日”~相次ぐ人気メンバーの卒業が平手友梨奈脱退の引き金だった~

アイドル

2020年1月23日、欅坂46の絶対的センター平手友梨奈が突然グループを脱退することを表明した。
デビューシングル”サイレントマジョリティ”で衝撃的なデビューを飾り、その人気が社会現象にまでなった平手友梨奈。
彼女がアイドルとして過ごした4年半あまりの物語を、”反逆のカリスマが駆け抜けた欅坂46の1,616日”として記憶と記録に残したいと思う。
本稿はその最終回である。(全3回)

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相次ぐメンバーの卒業とメンバー間の信頼関係の崩壊

2018年11月4日今泉佑唯卒業。

▼今泉佑唯

グループの中で、自身のアイデンティティを見失ってしまった多くの欅坂メンバーたち。

カリスマセンター平手友梨奈は体調不良にしばしば陥り、そのパフォーマンスは”平手ガチャ”と揶揄されるほど当たり外れが大きくなった。

俯いたままで一切の笑顔がないパフオーマンスが平手友梨奈の定番となったが、ここぞという場面で見せるパフォーマンスは、ファンだけでなく、プロのクリエーターや歌舞伎俳優、作家たちまで魅了した。

一方で、他のメンバーたちは、平手が不調になるたびに胸が苦しくなるような思いに駆られていた。

平手がいなければ欅坂46ではない。

そんな声がメンバーたちにも聞こえてきた。

果たして自分がこのグループにいる意味があるのか?

絶対に越えられない壁のような存在平手友梨奈がいる限り、このグループで自分の夢が実現できることはないだろう。

そう考えたメンバーの1人今泉佑唯は、2度の休養を経てグループを去った。

休養中にグループを批判するような発言もあって、今泉の卒業は決して祝福されたものでないことは誰にも想像がついた。

週刊文春の報道によれば、今泉の言動を快く思わない平手友梨奈擁護派のメンバーが今泉に”いじめ”を繰り返していたという。

今泉は体に変調を来し、誰にも相談できず、何も言わずにグループを去ることを決意したが、異変に気付いた家族が今泉から事情を聴いて激怒する。

運営に抗議をして善処を約束させたが、一向にその気配がなく、腹を据えかねた家族が運営に対して民事訴訟を準備するという最悪の事態になってしまう。

運営だけでは対処できなくなり、秋元康総合プロデューサーが事態の収拾に乗りだす事態になってしまったのだ。

元々芸能界に残りたいと願っていた今泉の身柄を、秋元康総合プロデューサーが直接引き取り、マネジメントに全面協力することを条件に、家族と今泉を納得させて、ようやく(表面上は)円満な卒業までにこぎつけたのだった。

2018年11月4日今泉佑唯卒業。

その後の今泉は、元坂道アイドルとして、異例の頻度でグラビアやTV番組に出演を果たす。

女優業にも活動を広げ、舞台やドラマの主演にオファーが途切れることがない状況が続いている。

今泉の仕事のほとんどが秋元案件だが、それにしても数が多すぎる。

今泉の仕事に対する評価はそれほど高いとも思えないのだが、卒業から1年以上たった現在でも続く”今泉佑唯の卒業バブル”は芸能界の七不思議のひとつなどと言われている。

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2018年11月16日志田愛佳卒業

同じく人気メンバーの一人だった志田愛佳は、2018年5月体調不良で欅坂の活動を休養することを発表、治療に専念するため、故郷の新潟に帰って静養することとなった。

その間に週刊文春に、幼馴染との親密交際をスクープされて、復帰は難しい状況も生まれてしまう。

運営からは強くグループ残留を勧められたが、志田は卒業の決意を変えず、11月16日をもって欅坂46から卒業した。

2018年11月16日志田愛佳卒業

志田はしばらく音沙汰がなかったが2019年4月にSNSを開設、読者モデルやインフルエンサーとして活動を始めた。


9月28日には千葉・幕張メッセにて開催された「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演し、ランウェイを歩いた。

今泉と志田、この二人が欅坂から離れた後、伸び伸びと仕事やプライベートを楽しんでいることは実に示唆に富む事実である。

グループに蔓延している閉塞感とは、まさに対照的である。

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2018年12月22日、米谷奈々未卒業

2018年欅坂46きっての知性派で、グループの誰とも同じ態度で接していた大人メンバーであった現役大学生米谷奈々未が、グループからの卒業を発表する。


明治大学農学部に通う米谷は、アイドルでは珍しいリケジョである。

いつも冷静で、ニュートラルな米谷はみんなの避難所であり、精神的な拠り所でもあった。

卒業の理由を学業に専念するためとしているが、欅坂46の雰囲気に嫌気がさしたことも一因であろう。

立場が異なるメンバー間の緩衝材として機能していた米谷の卒業は、グループに見た目以上のダメ―ジを与えた。

2018年12月22日、米谷奈々未卒業。

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2019年7月30日長濱ねる卒業

2017年夏の全国欅坂46 全国ツアー2017「真っ白なものは汚したくなる」で燃え尽きてしまった長濱ねる。

どんなに努力を重ねても平手の圧倒的な才能には叶わないと思い知らされてしまった。

ねるの未熟なパフォーマンススキルを言い立てるアンチたちの攻撃も止むことはなかった。

ねるは、故郷の母が心配した通りの”気にしい”であり、人一倍プライドが高いねるには我慢ができない状況が続いていた。

結局ねるは、自身のアイデンティティを立て直すことができずグループからの卒業を決断する。

その時、長濱ねるは”今なら母親が言っていた(アイドルになることに反対した)ことの意味がわかる”と語っている。

2019年7月30日長濱ねる卒業。

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平手は自身の言動がメンバーを動揺させていることに苦悩し何度もグループからの離脱を申し入れていた

2018年11月から続く、人気メンバーの卒業ラッシュ。

平手の体調は安定せず、ライブを欠場することも1度や2度ではなかった。

その度にメンバーは自分の無力さに直面させられていた。

グループの雰囲気は暗くなり、冠番組”欅って書けない?”は毎回お葬式状態と揶揄されるようになってしまった。

このことに大きな責任を感じていた平手友梨奈は、何度かグループからの離脱を申し入れた。

ビジネス上の理由から平手の卒業だけは阻止したい運営は、その都度新たな条件を提示して平手を欅坂に縛り続けてきた。

しかし体調も精神状態も不安定になってしまった平手は、自身が望むようなレベルでのパフォーマンスがもはやできなくなっていた。

運営の慰留を退けて、卒業発表直前までこぎつけたこともあったが、今度はなんとメンバーたちが平手の卒業を引き留めたのである。

平手の心はいろいろな想いで、引き裂かれていた。

平手のパフォーマンスへの過剰なこだわりが、グループに波風を立て、スタッフを困らせている。

自分の思いを押し通す度に、スケジュールは混乱し、メンバーのモチベーションが下がっていく。

何度もそんな状況を目の当たりにして、平手はそのたびに自分は欅坂にいるべきではないと思い知らされていた。

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鈴本美愉らが選抜制を拒否し、運営は二人を選抜メンバーから外す決断を下す

2019年7月、以前から知らされていた9thシングルでの選抜制の導入が現実のものとなった。

始めての選抜メンバー発表に多くのメンバーが動揺した。

選抜メンバーから漏れてしまった1期生は、今後どういう風にモチベーションを維持していったらいいのかわからなくなった。

鈴本美愉は選抜制導入そのものに抗議して自身が選抜メンバー入りすることを拒否した。

それでも運営は、鈴本らの訴えを聞き入れず、鈴本らを9th選抜メンバーから外した17人の選抜メンバーの発表を強行する。

一方で鈴本を宥めたい運営は話し合いを続けようとアプローチし続けたが、鈴本は話し合いに応じようとせず、海外(マルタ共和国?)に逃亡?して、運営との話し合いを拒否した。

欅坂46鈴本美愉マルタ共和国逃亡の真実、選抜制導入に反対して選抜メンバー入りを拒否していた
織田奈那卒業は既定路線だが、運営は鈴本美愉を全力で慰留中 2019年11月16日の直撃! 週刊文春ライブ #20が、欅坂46のメンバー鈴本美愉の近況について報じた。 グループのパフォーマンスを支える主要メンバーの一人である鈴本美愉は、201...
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織田奈那、熱愛をスクープされ活動自粛へ

織田奈那は自身のアイドルとしての未来に限界を感じていた。

いくら努力を重ねても一向に人気はあがらない。

アイドルとしてのHPが削られ続けていく状況が続いていた。

2019年7月には、9thシングルの選抜メンバーが発表されたが、織田奈那の名前はそこにはなかった。

もはや欅坂46には自分の居場所はないと宣告されたも同然であった。

織田は、グループの愛されキャラで、精神的な支柱だったとされているが、それは表面的な見方である。

織田はクラスの中に必ず一人はいる”弄られキャラ”であった。

誰もが近づき易くて、好き勝手が言える都合の良いメンバー、それが織田奈那の現実だった。

他のメンバーから”ラクダ”と呼ばれたり、”臭い”とdisられたりしていた織田は、自身の存在価値を確認するために恋愛に走ってしまう。

2019年9月、週間文春にデートをスクープされた織田は釈明をすることも許されず謹慎に追い込まれてしまった。

織田奈那(欅坂46)に文春砲、4カ月の活動休止の後、欅坂46からの卒業を発表!~熱愛をスクープされた織田奈那は紛れもなくヒロインだった!ラクダと呼ばれ、臭いとdisられたアイドルが縋った熱愛が哀しい~
ラクダと呼ばれ、臭いとdisられたアイドルが縋った熱愛が哀しい~熱愛をスクープされた織田奈那は紛れもなくヒロインだった!~ 9月7日の週刊文春デジタルで熱愛スキャンダルが報じられた欅坂46の一期生織田奈那が、欅坂46夏の全国アリーナツアーフ...
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隠しきれなくなった欅坂46の惨状、憔悴する平手友梨奈は、ついに欅坂46からの離脱を決意する

選抜制の強行で、鈴本の海外逃亡、織田奈那の熱愛という予想外の展開を見せた欅坂46。

混迷を極める現状を、もはや隠しおおせるはずもなく、次第に関係者の知るところとなっていく。

昨年9月に坂道グループ合同研修生ツアーを終えて、各グループへ配属されるのを待っていた15人の坂道研修生の耳にも欅坂46の惨状は聞こえてきていた。

そしてその元凶は平手友梨奈の過剰な”こだわり”にあるというのがスタッフの共通認識になりつつあった。

2019年2月にリリースされた8枚目のシングル『黒い羊』以降、欅坂46はシングルを発売していない。

2019年中に、9thシングルは1度制作されていたのだが、選抜制の強行で鈴本美愉らの反乱を招いてしまい、平手も反発したことでその楽曲はお蔵入りとなっていた。

選抜メンバーに選ばれたメンバーもこの混乱を抱えたままで、新たな9thシングルの制作に突き進んでよいものか判断できなくなってしまった。

一方で、運営は粛々と制作スケジュールを進めていき、ミュージックビデオの収録までやっとこぎつける。

ところが平手はその撮影をドタキャンしたのである。

★関係者の証言(週刊文春の取材から)
当日になって平手さんは現場に来ませんでした。
慌ててスタッフが連絡すると『行きたくない』と……。
平手さん不在で撮影を進めるわけにもいかず、結局その日の撮影はバラシ(中止)になりました。
この9枚目のシングルは、すでに1度録り直しをしてリリースが遅れていたので、『このままじゃずっと新曲をリリースできないよ』とメンバーも不満を噴出させていました。
運営側・制作側も含めて、平手さんをフォローする人は誰もいませんでした。
それでも平手さん抜きでは何も始まらないのが、欅坂の現実でした。

平手は、自分が欅坂46のメンバーとして活動することは、グループにとって障害となるだけなのではないかと考え始めていた。

楽曲やライブの企画について自分は妥協することができない性分である。

しかしそれはグループの円滑な活動を止めてしまうことが多い。

結果としてメンバーやスタッフのモチベーションが下がってしまい、メンバー間の信頼関係や、メンバーとスタッフとの信頼関係が崩れてしまった。

平手はその責任の大半が自分にあると感じていたのだ。

もうこれ以上愛するメンバーやお世話になったスタッフを困らせ続けることはできない。

今回収録をドタキャンすれば、現場は大混乱となるだろう。

それをわかってドタキャンを強行すれば、スタッフはもう平手と一緒に仕事をすることはできないと決断するだろう。

そうすればやっとメンバーやスタッフはやっと自分のこだわりから解放される。

自分が欅坂に居続けることはもう障害でしかないのだから。

平手はそう覚悟を決めて収録をドタキャンしたのだ。

平手がそう考えた理由がもう一つあった。

昨年の9月に無事完走した坂道グループ合同 研修生ツアー。

その後すぐに15人の坂道研修生は、各グループに配属される予定であった。

ところが、選抜制の導入で混乱した欅坂46では、鈴本のように卒業をグループからの卒業を申し入れるメンバーが続出してしまう。

その中には、今後も欅坂46の貴重な戦力になりそうなメンバーが何人もいた。

運営は、必死で慰留に努めるがそれに応じる気配はない。

追い詰められた運営は、契約をたてにグループ残留を求めるが、メンバーやその親たちの決意は固く、代理人弁護士を立ててでも欅坂46から脱退するという応酬に発展し、事態は泥沼化してしまう。

そんな状況を見聞きした坂道研修生15人全員が、欅坂46への配属を拒否すると言い出したのである。

運営にとっては予想外の出来事だった。

そんな様子を察した平手は、自分が欅坂46を離れれば一挙に多くの問題は解決すると考えたのだ。

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一方で運営側の考え方にも変化が現れ始めていた。

これまで運営が第一に考えていたのはビジネスであり、年間数十億を売り上げる欅坂のビジネスにとって平手友梨奈はビッグマネーを生み出す金の卵であり、欠かすことができない絶対的な存在だと考えていた。

しかし、平手友梨奈のこだわりは年々その度合いが強まっていて、もはや欅坂46というアイドルグループで抱え込める範疇を越えてしまったというのが運営の認識になりつつあった。

だから9thシングルを最後の花道として、平手を欅坂46から解放するという大筋のストーリーが運営の共通認識になっていた。

ところがその9thシングルは選抜制の導入によって大混乱してしまう。

そこに平手も参戦して、9thシングルの制作は何度も暗礁に乗り上げた。

そこに坂道研修生の配属問題も加わって、問題はさらに複雑化してしまった。

ここまでもつれてしまったトラブルを解決するには、一番大きな問題から手をつけることが正しい手順だろうと運営は考えるに至る。

現在の欅坂46にとって一番大きな問題は平手友梨奈の去就でである。

平手がグループを去れば、ビジネス上は大打撃を被るが、メンバーと運営との信頼関係や、メンバー間の関係性は立て直すことができる。

平手を排除すれば、欅坂46を普通のアイドルグループに生まれ変わらせて、再出発することができると運営は踏んだのだ。

もはやなりふり構っている暇はない。

どんなに不様でも早いに越したことはない。

そう考えての緊急発表であった。

平手友梨奈や鈴本美愉、織田奈那らを欅坂から切り離せば、残留したメンバーには、色々な可能性が開けてくる。

運営に抵抗するメンバーを排除して、スッキリした欅坂にすれば坂道研修生も欅坂46の未来に希望を持つことができるだろう。

事ここに至って運営と平手友梨奈、鈴本美愉、織田奈那の思惑が一致して、突然の脱退・卒業の緊急告知となったのである。

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平手友梨奈は脱退であり、鈴本と織田は卒業だと運営は発表した。

卒業ではなく脱退という言葉を選んだのは平手友梨奈自身だとメディアは伝えている。

だが筆者には、平手が積極的に脱退という言葉を選んだとは思えないのだ。

おそらく運営が平手に提案したワードであろう。

自分の離脱はすべてをやりきった円満な卒業ではない。

”卒業”という言葉で自身の引き際を飾ることを平手の矜持が許さなかっただけだ。

ラジオ番組での平手のコメントでは、”欅坂46を離れる”という非常にニュートラルな言葉が使われている。

”脱退”という言葉を平手に押し付けたことに少し運営の悪意を感じる。

今迄散々平手に振り回されてきたと思っている一部のスタッフからすれば、大人の言うことに従わず、勝手にグループを離脱することを決めた平手友梨奈を許すことはできない。

本音では、契約解除か解雇が妥当だと思っているのかもしれない。

”同調化社会や大人への反発”というコンセプトで若者の熱烈な支持を集めた欅坂46。

そのセンターを担った平手友梨奈が生命を削るようにして訴え続けたメッセージ。

大人にも自分に対してもどうにもならない閉塞感を抱えていた多くの若者たちがそれによって救われた。

一方で平手のパフォーマンスを過剰に賞賛して、平手を神格化してしまうファンも生まれた。

平手の圧倒的な才能は認めるが、平手の熱狂的なファンは宗教の信者のようで気持ちが悪いという声も起きていた。

自分の感情や体調をコントロールできず、俯いたままのパフォーマンスや無気力ダンスを続ける平手友梨奈は、プロとして失格だという声もある。

平手は表現というものに全身全霊を捧げているにもかかわらず、”一度も表現することを楽しいと思ったことはない。”という。

これは非常に不幸なことだ。

欅坂46という器は、平手友梨奈にとってはもう小さ過ぎるのかもしれない。

アイドルグループは最早平手友梨奈がいるべき場所ではないのだろう。

反逆のカリスマ平手友梨奈は、リアルな世界でも大人たちに反発して、黒い羊であり続けた。

その結果としてグループの中で孤立し、脱退を余儀なくされてしまったのである。

しばらくは傷ついた翼を休めて、この4年余りで失ってしまった多くのものを取り戻してほしい。

そして再び大空へと飛び立つ時に備えてほしいと思う。

その時平手友梨奈は、僕たちにどんなサプライズを見せてくれるのだろうか。

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