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石森虹花スキャンダルの文春記事にただよう不自然さの正体~欅坂46から改名した新生櫻坂46の不安一杯の船出~

アイドル

文春記事に漂う不自然さの正体~ギリギリまで続けられた運営と文春、A氏との話し合い~

緩すぎる週刊文春記者の直撃取材

あらかじめお断りしておくが、この内容は、文春オンラインに掲載された記事と、筆者が知り得る限りの情報を元に組み立てたありうべき推論である。

2020年8月のある日、欅坂46のラストライブ(10月12・13日代々木第一体育館)の準備と、改名発表の準備に忙殺されていた運営に、週刊文春の編集サイドから、文春オンラインで、欅坂46メンバーの石森虹花の1年間に及ぶ歌舞伎町人気ホストとの熱愛スキャンダル記事を発表することが伝えられる。

華々しく展開するはずだった新グループ名”櫻坂46”への改名発表を間近に控えた欅坂46にとって現役メンバーと歌舞伎町ホストとの交際は致命的なスキャンダルであり、熱愛記事の配信を知らされた欅坂の運営は激しく動揺した。

しかし、このまま手をこまねいて、文春記事の配信を迎えることはできない。

そう考えた運営は、急遽対策を講じた。

運営は、このスキャンダルの発覚による、新グループ改名へのダメージを最少限のものにするために、秋元・坂道グループのパワーをフルに活用して文春サイドに働きかけ、さらに熱愛相手とされるホストA氏との話し合いを重ねることとなった。

そして、”櫻坂46”という新グループ名の発表というビッグイベントを、当初の予定より前倒しにして、9月21日の文春オンライン記事の発表当日にぶつけたのである。

▼櫻坂46発表(渋谷駅スクランブル交差点大型ビジョン)

文春記者とホストA氏との1問1答

運営とA氏との数度の話し合いの結果として生まれたのが、以下に掲げる、週刊文春記者と石森虹花のお相手とされるホストA氏への直撃取材記事である。

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▼記者(右)の取材に答えるホストA氏(左)

——2019年の9月に石森さんがホストクラブに来られましたよね?
「まあ、そうっすね」
——お店に来たときは1人ですか? それとも友達と一緒?
「1人でした。友達は知らないですね」
——フリーで来たのですか? Aさんを目当てに来たのですか?
「まあ、そんな感じ」
——(A氏を)指名で来られた、ということですね。
「そうっすね」
——(石森は)どうしてAさんを指名したのでしょう。
「いや何なんですかね。わかんないですけど、そこは」
——石森さんは“ホストクラブ慣れ”している印象でしたか?
「いや、全然そんな感じでもなかったですね。これはもうあれですか、記事になるのは確実ですか?」
——そうですね。
「まぁ、別にもう会ったりもしてないし」
——(今年)8月に石森さんの自宅に行っていますよね?
「8月? あぁ……」
——お店に来たのは去年の9月の1回だけで、それ以降はプライベートで会うようになった?
「そうですね、うん。まぁ、そうですね」
——最初にお家に行かれたのは9月のすぐ後ですか?
「いや、すぐではないですね。ちょっとしてからくらい。それまではLINEとかで連絡してて」

一読してこの記事には不自然さが溢れていることが感じられる。

——どれぐらいの頻度だったのでしょう。
「そんなに会ってないですよ。本当に何回か、その何回かの時にたまたま(見られた)みたいな」
——会うのはいつも石森さんの家で。外では会わない厳戒態勢だと聞きました。
「そうですね。一応そういうのがあると聞いていたので」
——デートとかはなく、家で会う形。
「そうっすね」
——最初は石森さんがAさんを目当てにお店へ来たけれど、Aさんとしてもプライベートで会ってもいいなと思われたということでしょうか。
「うーん……」
——Aさんの中でも惹かれる部分があったりした。
「そうですね」
——石森さんが他のホストの方とも会っていたという話がありますが、それはご存じでしたか?
「いや、それはないですね」
——他のお客さんに「こういう噂があるよ」と言われたりはしますか?
「言われたりはしてます。否定はしてるんですけど、これが記事になるってなると結構つらいなっていうのはありますね」
——2人は(今年8月に会った)その後、会わなくなった?
「そうですね、今は連絡もとってないです」
——ホストの方がお店の外で一緒に時間を過ごすのはよほどのことですよね。しかも1年間も。Aさんとしても何かしらの感情が石森さんにあったのでしょうか。
「まあ、何も答えないでおきます(笑)」
——2人の時はどんな話をしていたのでしょう。
「そんな、特に会話っていっても、特別な会話みたいなものはなかったですね」
——会わなくなる時は石森さんは何か言ってましたか? 「ごめんね」であるとか。
「それは言われましたね」
——Aさん側も申し訳ない気持ちはありましたか。
「まぁ、そうですね」
——石森さんから、卒業について事務所に相談しているという話は聞いていましたか?
「聞いてますね。だから、かわいそうだなと思うし、どのタイミングで記事が出るんだろうっていう。卒業のタイミングとか、その手前に出す感じなんですか?」
——卒業のタイミングはこちらではわかりません。グループについて、石森さんから聞くことはありましたか?
「まぁ、ちょいちょいは。こんな感じで大丈夫ですか?」
——しっかりお話いただいて、ありがとうございます。
「はい、できるだけ配慮していただいて」

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一問一答記事に浮かぶ多くの疑問

この一問一答形式の記事内容には多くの違和感や不自然さが漂っている。

第一の疑問

この記事では、”石森虹花は昨年9月たった一人で新宿歌舞伎町のホストクラブ(SINCE YOU)を訪れ、いきなりno.1ホストのA氏を指名した”とされているが、23歳の現役アイドルが、たった一人で新宿歌舞伎町のホストクラブにいきなり行くというのはあまりに不自然である。
それについて記者がつっこまないのもおかしい。

第2の疑問

石森がA氏を指名した理由について、A氏が何も語らないことも不自然である。
それを追求しない記者の取材も緩すぎる。

第3の疑問

A氏が石森虹花の卒業を既定事実として認識していることもおかしい。
運営とA氏との間で話し合いが行われていて、運営からA氏に石森の卒業が避けられないことを知らされていた可能性が高い。

新グループ名発表直前まで運営とA氏と文春の間で話し合いが行われていた?

ネットでは、すでに7月の段階で石森虹花が歌舞伎町ホストと付き合っているとの噂が駆け巡っていた。
その噂の中では複数の欅坂メンバーの名前も登場していた。


石森のSNS(ブログ)の最後の更新は、7月30日で、その記事では、ローソンとのタイアップCM出演メンバーの10人に選ばれた喜びが綴られている。

ローソンCM出演の喜びを伝える石森のブログはこちら

つまり、運営が石森のホスト密会スキャンダルを知らされたのは7月31日以降ということになる。

石森虹花のホスト好きは歌舞伎町界隈では有名だったともされていて、石森がSNSで気に入ったホストにDMを送って、その後に会っていたとも噂されていたようだ。

石森に先だって文春砲に見舞われ(卒業に追い込まれ)た織田奈那と長沢菜々香らには、レンタル彼氏や出張ホストを利用していたとの噂が根強くあった。

週刊文春サイドもそれらの情報は把握していたようだ。

しかし、このようなスキャンダルが、石森・織田・長沢以外の現役欅坂メンバーに波及すれば、さらに改名を巡る状況は悪化し、新グループはさらに大きなダメージを被ってしまう。

欅坂の運営はそれだけは避けようと必死に動き廻ったのである。

その過程で、A氏とは、文春の取材に対する答え合わせを入念に行い、石森以外のメンバーの名前を絶対に出さないように釘を刺したのだ。(圧力をかけた?)

A氏が直撃取材に協力的だったのはそれがあったからだし、取材中A氏がこの記事がいつ出るのかをしきりに気にしていたのもそれが理由である。

運営(もしくは秋元康総合プロデューサーの関係者)は文芸春秋社の出版部を通じて同社幹部と接触し、文春オンラインでの暴露記事で、櫻坂46への改名という大事な事業にこれ以上のダメージを与えぬように、A氏と同様の内容の申し入れを行なっていたと思われる。

有り体に言えば、欅坂の運営は、週刊文春に”武士の情け”を請うたのである。

その結果が、この不自然な一問一答記事になったのだ。

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平手友梨奈の聖域化がもたらした運営・メンバー間の相互不信とモラルハザード

欅坂46が、5年の活動の中でアイドル界に与えた衝撃は計り知れない。

それは一にかかって平手友梨奈という稀代の表現者がいたからこそである。

平手友梨奈という稀代の才能は、欅坂46を瞬く間にアイドル界の頂点に導いたが、その劇薬の副作用として平手友梨奈以外のメンバーのレゾンデートル(存在意義)を根底から揺るがしてしまった。

欅坂46メンバーのほとんどが、自分はグループに何も貢献できていない、グループにいる意味がないと思いこむような状況に追い込まれてしまったのだ。

そのストレスが一部のメンバーを男性との交際に走らせたのである。

無論そのことを快く思わないメンバーも多数いて、それがグループの亀裂を生み、メンバー間に相互不信が広がっていく。

さらに、秋元康総合プロデューサーが、運営スタッフの意向より平手友梨奈の意志を優先したことから、運営委員長の今野義男や茂木徹チーフプロデューサーら運営幹部の威光は地に落ちてしまった。

運営幹部はメンバーの信頼を失い、メンバーを管理することができなくなってしまう。

ことここに至って欅坂46のスタッフとメンバーは、平手友梨奈という天才を頂点とする歪な集団になってしまったのである。

そこには管理する者もなく、管理される者もいなかった。

グループの内情に責任を感じていた平手友梨奈自身は、グループから身を退くことを望み、運営に訴えるが、平手友梨奈抜きで欅坂46のビジネスは成立しないと考えていた大人たちは、必死で平手を慰留した。

一方で、織田奈那や長沢菜々香は運営に隠れて男性との交際を続け、鈴本美愉はグループの惨状に嫌気をさして海外に逃亡してしまった。

それでもビジネスとして欅坂46の活動を続けなければならない運営は、選抜制の導入を強行し、さらにメンバーや平手友梨奈の反発を招いてしまう。

その結果、欅坂46の内部の状況は悪化の一途をたどり、主要メンバーの卒業や、平手友梨奈の脱退と言う最悪の事態を迎えたのである。

そして欅坂46の崩壊へのカウントダウンが始まる。

最後のトドメとなったのがこの石森虹花のホストスキャンダルだ。

キャプテン菅井友香は、7月16日の配信ライブKEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!で”改名して28人(一期生13人・二期生15人)で再出発する”と宣言したが、その28人から早くも石森虹花が脱落してしまった。

2018年末に欅坂46に合流した二期生9人と2020年2月に加入した坂道研修生(新二期生)6人は不憫であるとしか言いようがない。

文春オンラインによれば、ラストライブを最後に欅坂46を卒業したいと漏らしている一期生が多数いて、二期生の1人も卒業を希望しているという。

新生櫻坂46の前途は多難であると言わざるを得ない。

欅坂46の新たなグループ名は櫻坂46、イメージカラーは何色にも染まっていない”白”になった。

ただ欅坂46の1stアルバムのタイトルは”真っ白なものは汚したくなる”だった。

新生櫻坂46の真っ白なキャンバスが、すぐに汚れないことを祈るばかりだ。

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石森虹花 突然の卒業発表!謝罪も釈明も許さない運営の冷酷さ

2020年9月30日、欅坂46のHP上で石森虹花の卒業が発表された。

石森虹花に関しまして 2020年9月30日 

欅坂46のメンバーとして活動してまいりました石森虹花に関しまして、本人よりグループからの卒業の申し出がありました。
本人との話し合いを踏まえて、弊社として検討した結果、本人の意向を受け入れ、9月30日(水)をもちまして石森虹花はグループから卒業することとなりました。
10月12日、13日のライブへも出演は致しません。皆さまには急なご報告となりましたことをお詫び申し上げます。
在籍中はたくさんの応援をいただき本当にありがとうございました。
これからも欅坂46の応援をどうぞよろしくお願いいたします。
Seed & Flower合同会社

同時に石森自身も2か月振りに最後となるブログを更新した。

お久しぶりです、石森虹花です。
久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません。
8月中旬に体調を崩してしまい音楽番組を含めお仕事をお休みさせて頂いておりました。
たくさんご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
先日PCR検査を受け、陰性の結果となりましたのでご安心下さい。
先月8月21日で欅坂46が結成5周年を迎えました。
遅くなりましたが、改めていつも支えて下さっているファンの皆様ありがとうございます。
とても長いようであっという間の5年間で、本当に幸せな日々でした。
何気ない日常もすごく鮮明に覚えています。
これから欅坂46は櫻坂46へと新しく生まれ変わります。
しかし、もう一度これからの自分は何がしたいのかじっくり考えた時に新しく挑戦していきたいことが見つかりました。
私、石森虹花は欅坂46が終わると同時に卒業させて頂くことになりました。
ファンの皆様はどんな時も大きな愛で受け入れて下さり、心強い存在でした。
出会って下さり、本当にありがとうございます。握手会やファンレター、メッセージアプリのレターでの温かい言葉本当に心が救われました。
このグループの1人として活動出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。
この5年間で同じをスタートを切ったメンバーが少しずつ卒業していく姿を見送り、新しいメンバーも増えました。
二期生、新二期生のみんなはとても可愛くて優しい子ばかりです。
今後進んでいくメンバーを私はファンの皆様と一緒に見守っていきたいと思います。
そして、私自身新しい道を見つけ前進して行きたいと思っております。
またいつか皆様の前で「ありがとう」を伝えられる日が来るように一生懸命努めていきます。
長くなりましたが、
5年間本当にありがとうございました!

石森虹花

釈明や謝罪の言葉は一切語られなかった。

スキャンダルに触れることを運営は許さなかったのだ。

石森は、”欅坂46が終わると同時に卒業”と”書いたがそれは違う。

”欅坂46が終わる”のは10月13日だ。

スキャンダルにまみれてしまったメンバーは、欅坂最後の日に卒業を発表することなど許されないのだ。

運営の怒りの大きさがうかがえる。

自業自得とはいえ、不憫な結末となってしまった。

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