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セーラームーンと乃木坂46の相性が良い理由~乃木坂46 5期生による歴代最強の美少女戦士セーラームーンが誕生!~

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乃木坂46と美少女戦士セーラームーンは相性が良い!

乃木坂46の5期生11名が出演する”乃木坂46 5期生版 ミュージカル”美少女戦士セーラームーン2024″が、2020年4月からIMMシアター(東京ドームエリア)で上演されることが発表された。

2チーム編成による舞台で、キャスト&メインビジュアルも解禁となった。

乃木坂46メンバーによるミュージカル”美少女戦士セーラームーン”の上演は2019年秋の公演以来3年4カ月ぶりで3度目の舞台公演となる。

これまで2018年・2019年と2度の舞台公演が行なわれてきたが、いずれも在籍メンバー全員の中からその時点でのベストメンバーでチームが編成された。

2024年版では、5期生単独で2チームが編成されており、5期生のポテンシャルの高さと運営の期待の高さがうかがえる。

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乃木坂46とセーラームーンとの出会い

乃木坂46版のミュージカル美少女戦士セーラームーンが初演されたのは、2018年6月のことだが、乃木坂46とセーラームーンとの初めての出会いは、それより2年ほど前の2016年4月まで遡る。

1990年代に一世を風靡した人気作品”美少女戦士セーラームーン”(武内直子原作)は、1992年に講談社発行の月刊少女漫画誌”なかよし”に連載され、社会現象となった人気漫画である。

1993年に”なかよし”の発行部数が205万部を突破した頃の看板作品であり、連載開始と同時にテレビアニメ化され、10代の少女を核に、大人の女性、男性にまで幅広く人気を博し、単なる少女漫画・アニメの域をはるかに超えたブーム・社会現象となった。

ミュージカル化、テレビドラマ化もされ、1993年度の第17回講談社漫画賞少女部門受賞、2023年1月時点で単行本の全世界累計発行部数は4,600万部を突破している。

2016年にはセーラームーンの関連商品を独占販売していた(株)バンダイによってオフィシャルファンクラブ”Pretty Guardians”が作られた。

このファンクラブは、2024年現在も活発な活動を続けている。

”NOGIBINGO6”で初のセーラームーンコスプレが!

2016年4月、六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリーで”美少女戦士セーラームーン展”が開催された。

当時日本テレビの深夜に放送されていた乃木坂46の冠番組”NOGIBINGO6”内で、メンバーの行きたい場所でロケをするという企画が行なわれた。

その企画でセーラームーンのファンであった高山一実が、六本木ヒルズで行われていた”美少女戦士セーラームーン展”に行ってみたいという希望を出し、それが実現する。

現地で”美少女戦士セーラームーン展”を楽しんだ後、スタッフからのサプライズで、メンバー5人が”セーラームーンのメインキャストの衣装を着てみる”というコスプレ企画が行なわれることとなる。

乃木坂46と美少女戦士セーラームーンは相性が良い!

”セーラームーン”のコスプレに参加したのは、高山一実・井上小百合・深川麻衣・桜井玲香・齋藤飛鳥の5人。

それぞれが、セーラームーン、セーラーマーキュリー、セーラージュピター、セーラーマーズ、セーラーヴィーナスに扮した。

▼記念すべき乃木坂46初めてのセーラームーンコスプレ
左から、セーラーマーキュリー:井上小百合、セーラージュピター:深川麻衣、セーラームーン:高山一実、セーラーマーズ:桜井玲香、セーラーヴィーナス:齋藤飛鳥。

最後に登場した齋藤飛鳥が、セーラーヴィーナスのキメ台詞
”愛と美貌のセーラー服美少女戦士セーラーヴィーナス!愛の天罰落とさせていただきます♪”
を言うのに照れまくっていたのが微笑ましかった。

この初コスプレは、番組視聴者から絶大な支持を受ける。

セーラームーンの衣装のフリフリ感、キラキラ感と美脚を際立たせるマイクロミニスカートが乃木坂メンバーの美しいビジュアルを一層引き立てたのだ。

運営は、この反響に気を良くして、いつか乃木坂46版”美少女戦士セーラームーン”を実現しようと目論むのである。

これが乃木坂46とセーラームーンとの初めての出会いで、後の乃木坂46版のミュージカル”美少女戦士セーラームーン”の上演へと繋がっていく。

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ミュージカル”美少女戦士セーラームーン”(通称”セラミュ”)の歴史

バンダイ版ミュージカル”美少女戦士セーラームーン” 1993~2005年

”美少女戦士セーラームーン”のミュージカル(通称”セラミュ”)は、漫画”美少女戦士セーラームーン”のメディアミックスの一環として始まった。

この舞台公演を企画・運営したのは(株)バンダイである。

バンダイ版のミュージカル”美少女戦士セーラームーン”は、1993年8月11日から15日まで東京のゆうぽうと簡易保険ホールで、1993年8月11日から29日まで大阪の近鉄劇場において、大山アンザ主演で上演された。

殺陣や発火装置などヒーローショーの要素を取り入れたファミリー向けミュージカルで、2002年春公演の時点で延べ46万人の観客を動員している。

歴代のバンダイ版の出演者からは、原史奈(セーラームーン/月野うさぎ役)、木村多江(悪役・フィッシュ・アイ)、浦井健治(タキシード仮面/地場衛役)、城田優(タキシード仮面/地場衛役)、天野浩成(タキシード仮面/地場衛役)、多部未華子(セーラースターヒーラー/夜天光役)、渡辺舞(セーラージュピター/木野まこと役)らを輩出している。

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ネルケプランニング版ミュージカル”美少女戦士セーラームーン” 2013年 ~ 2017年

2013年9月、”セーラームーン20周年記念プロジェクト”の一環として、8年ぶりにドワンゴ・ネルケプランニングによるミュージカルセーラームーンが”La Reconquista”として復活する。

ネルケ版は、5年間上演され、2017年の”Le Mouvement Final”をもって完結している。

ネルケ版では、大久保聡美(通算5代目)と野本ほたる(通算6代目)が、主人公のセーラームーンを演じた。

バンダイ版と異なり、公演の主なターゲットは成人女性で、同時期にTV放送されていたアニメ”美少女戦士セーラームーンCrystal”と同様に原作漫画がベースの舞台化だが、旧東映版アニメとバンダイ版ミュージカルを意識した要素も含まれていた。

ネルケ版では、男性キャラクターも含めて全てのキャラクターを女性が演じるという宝塚歌劇団のようなスタイルが採用された。

タキシード仮面役の大和悠河、セーラーウラヌス役の汐月しゅう、セーラーネプチューン役の藤岡沙也香のメインキャラクターのほか、悪役もすべて宝塚歌劇団OGが演じている。

この宝塚方式は、驚くほどすんなり観客に受け入れられた。

元々”美少女戦士セーラームーン”が2次元作品であったことが宝塚方式との相性の良さの理由なのだろう。

そしてこのことが、後の乃木坂46版ミュージカル”美少女戦士セーラームーン”に繋がることになるのである。

乃木坂46版″セラミュ”の歴史

2018年6月、乃木坂46版”セラミュ”が天王洲銀河劇場にて初演された

乃木坂46のメンバーがメインキャストを努めるミュージカル美少女戦士セーラームーンは、”美少女戦士セーラームーン25周年プロジェクト”の一環として2018年に始まった。

乃木坂46のメンバーから選ばれた10人が、”Team MOON”と”Team STAR”の2チームに分かれ、ダブルキャストで5人の戦士を演じた。

2018年の”セラミュ”キャスト

🌙Team Moon
能條愛未(1期生): セーラージュピター・木野まこと
高山一実(1期生): セーラーマーズ・火野レイ
山下美月(3期生): セーラームーン・月野うさぎ
伊藤理々杏(3期生): セーラーマーキュリー・水野亜美
樋口日奈(1期生): セーラーヴィーナス・愛野美奈子

☆彡Team Star
中田花奈(1期生): セーラーヴィーナス・愛野奈美子
寺田蘭世(2期生): セーラーマーズ・火野レイ
井上小百合(1期生): セーラームーン・月野うさぎ
渡辺みり愛(2期生): セーラーマーキュリー・水野亜美
梅澤美波(3期生): セーラージュピター・木野まこと

このキャストでの公演は、2018年6月8日から24日まで天王洲銀河劇場で(20回公演)、9月21日から30日までTBS赤坂ACTシアターで(14回公演)上演され乃木坂ファンを熱狂させた。

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2019年10月の”セラミュ”キャスト

伊藤純奈(2期生): セーラージュピター・木野まこと
向井葉月(3期生): セーラーマーキュリー・水野亜美
久保史緒里(3期生): セーラームーン・月野うさぎ
早川聖来(4期生): セーラーマーズ・火野レイ
田村真佑(4期生): セーラーヴィーナス・愛野美奈子

このキャストによる公演は、2019年10月10日から14日までTOKYO DOME CITY HALLにて(14回公演で)、11月22日から24日まで中国・上海の上海美其大戯院(MAJESTIC THEATRE)にて(中国語版で13回公演で)上演された。

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乃木坂46版”セラミュ”の評判

ミュージカルと銘打たれた乃木坂46版の美少女戦士セーラームーンの公演には、乃木坂46ファンだけでなく、セーラームーンのファンやミュージカルのファンも来訪した。

それらのファンの反応は総じて厳しいものであった。

歌唱力、演技力、いずれの面でも力が足りず、一般層にアピールする水準ではなかったのだ。

2019年版では、グループでは歌唱力が髙い久保史緒里をセーラームーン役に配したが、ほかのキャストは力不足が否めなかった。

乃木坂46メンバーでは、生田絵梨花が東宝の商業ベースの大作ミュージカルに客演しており、乃木坂版”セラミュ”の出演メンバーにも生田絵梨花レベルを期待した一般の観客が失望してしまったのである。

乃木坂版”セラミュ”は、良くも悪くもアイドルプロジェクトであり、アイドルのコスプレを楽しむ舞台だったのだ。

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5期生11名によって歴代最強の乃木坂版”セラミュ”が誕生!

2018年・2019年に上演された乃木坂46版”セラミュ”の舞台公演が、5期生11名によって5年ぶりに復活することが発表された。

白石麻衣や西野七瀬らを擁し、レジェンドとなった乃木坂46の1期生に勝らずとも劣らないポテンシャルを感じさせる乃木坂46の5期生たち。

1期生がいなくなった2023年の真夏の全国ツアーでは5期生のエース井上和が座長としてグループを牽引してツアーを成功させた。

杉山勝彦の作曲による5曲目の5期生楽曲”考えないようにする”のMVは、5期生単体で現在の乃木坂46の最高到達点に達していて、そのポテンシャルの高さを実証している。

"考えないようにする"(乃木坂46)33rd5期生楽曲のセンターは冨里奈央~安定の杉山勝彦クォリティの切ないラブソング~
"考えないようにする" 5番目の5期生楽曲のセンターは冨里奈央 ”考えないようにする”は、乃木坂46の33rdシングル”おひとりさま天国”に収録されている5期生楽曲。 センターは初となる冨里奈央。 5期生楽曲はこの曲で5曲目だが、すべてセン...

その5期生たちが満を持して”セラミュ”に挑戦するのである。

2018年・2019年公演では良い評価ばかりではなかった乃木坂46版”セラミュ”、5期生版でリベンジすることができるのか興味深い。

5期生の女優枠を獲得するのは誰か?

3期生と4期生は経験している舞台”プリンシパル”。

3期生のプリンシパルで成績優秀だった山下美月と久保史緒里は、その後も順調に女優としてのキャリアを積み重ねている。

一方で4期生の女優枠は空いたままだ。

プリンシパルで成績優秀だった早川聖来は、外部のミュージカルにも出演を果たしたが色々なトラブルやアクシデントに見舞われて卒業してしまった。

もうひとりの成績優秀者である賀喜遥香は何度か与えられたチャンスをものにすることができなかった。

運営はもう一人の4期生のエース遠藤さくらにもチャンスを与えたがこれも成果を上げられなかった。

現在の乃木坂46の女優枠は山下・久保の2強状態が続いている。

アイドルとしてのポテンシャルが1期生並みに高いと言われている5期生は、コロナ渦などもあって舞台プリンシパルを経験することができず、5期生メンバーの女優としての適性は未だ未知数である。

彼女たちにとってこの5期生版”セラミュ”がほぼ初めての演技経験であり、その試金石でもある。

”乃木坂スター誕生”のスキッツなどで見せたポテンシャルを発揮するチャンスだ。

運営期待のエース井上和、振り切った演技ができそうな菅原咲月五百城茉央、フィギュアスケートで培った表現力を持っている川﨑桜、クラシックバレエで鍛えられた岡本姫奈、歌での表現力に非凡な才能を感じさせる中西アルノなど、多くのメンバーに期待がかかる。

空席が多い乃木坂46の女優枠を5期生の誰が獲得するのか興味深い。

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乃木坂46  5期生版 ミュージカル”美少女戦士セーラームーン”2024

乃木坂46の5期生がメインキャストを務める乃木坂46 “5期生”版 ミュージカル”美少女戦士セーラームーン2024″が、2024年4月に東京で上演されることが発表された。

2018年版と同じく、2チーム(Team Moon/Team Star)編成のWキャストで上演される。

メインキャスト写真が示す通り、5期生たちのセラミュのビジュアルは歴代最強と言っても良いだろう。

5期生版”セラミュ”にかかる期待は大きい。

★公演の詳細
日程:2024年4月12日から29日
劇場:IMM THEATER(TOKYO DOME CITY エリア内)

ミュージカル”美少女戦士セーラームーン”2024キャスト]

🌙Team Moon

▼セーラームーン・月野うさぎ/井上和

▼セーラーマーキュリー・水野あみ/小川彩

▼セーラージュピター・木野まこと/ 五百城茉央

▼セーラーマーズ・火野レイ/岡本姫奈

▼セーラーヴィーナス・愛野美奈子/池田瑛紗

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☆彡Team Star

▼セーラームーン・月野うさぎ/菅原咲月

▼セーラーマーキュリー・水野あみ/中西アルノ

▼セーラージュピター・木野まこと/冨里奈央

▼セーラーマーズ・火野レイ/一ノ瀬美空

▼セーラーヴィーナス・愛野美奈子/川﨑桜

11人目の5期生奥田いろはは、2024年5月16日からミュージカル大作”ロメオとジュリエット”にジュリエット役で出演することが決まっていて、5期生セラミュ期間中は稽古の佳境に当たってしまうので、クイーンセレニティ役で映像出演のみの参加となった。(この役は2018・19年公演で白石麻衣が演じて同じように映像出演している)

▼クイーンセレニティ/奥田いろは

 

 

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