乃木坂46 29thシングル選抜発表エピソード～”Actually…”5期生中西アルノセンター抜擢の失敗、初日売り上げで日向坂46の7thシングル”僕なんか”に負ける事態に！

インデックス

初日売り上げで日向坂46の7thシングル”僕なんか”に負けてしまった乃木坂46 29thシングル”Actually…”
1. 5期生センター中西アルノと岡本姫奈の活動自粛とMVの撮り直しなどの危機的状況から、CD売り上げで日向坂46の後塵を拝する緊急事態に！
  1. 29thシングル”Acutually…”初披露は乃木坂46時間TV2022
  2. ”Actually…”　歌詞
2. 2種類のMVが存在する”Actually…”のMV
乃木坂46に突如降臨した中西アルノは乃木坂46の歴史を変えてしまうのか？
1. 中西アルノセンター抜擢をファンはどう受け止めたのか？～賛否相半ばするネットの反応～
  1. 好意的な反応
  2. 否定的な反応
29thシングル”Acutually”選抜メンバーとフォーメーション
1. フォーメーション
  1. 中西アルノのコメント
  2. 初選抜入りした柴田柚菜のブログ（抜粋）
2. 29thシングル”Actually…”収録曲リスト＆リンク

初日売り上げで日向坂46の7thシングル”僕なんか”に負けてしまった乃木坂46 29thシングル”Actually…”

5期生センター中西アルノと岡本姫奈の活動自粛とMVの撮り直しなどの危機的状況から、CD売り上げで日向坂46の後塵を拝する緊急事態に！

乃木坂46の29thシングル”Acutually…”、2022年3月22日リリース。

26thシングルでミリオン割れ、その後もコロナ渦の影響をもろに受け、シングルCD売り上げが激減してしまった乃木坂46。

中西アルノショックで、29thの売り上げは58万枚まで落ち込んだ。（28thシングルは62万枚）

初日売り上げでは、初めて日向坂46の7thシングルの後塵を拝すこととなった。（累計売上では逆転している。）

本格デビュー前の5期生中西アルノをセンターに抜擢し、2022年2月21日から23日に行われた乃木坂46の46時間TVのエンディングで行われたスペシャルライブの最後の曲として初披露された。

3日前の2月20日深夜放送の”乃木坂工事中”では、29thシングルの選抜メンバー18人中の17人までの名前とフォーメーションが発表されたが、センターについては、昨年の夏に募集された5期生オーディションの合格者11名の1人であるということだけが告知されていた。

乃木坂46時間TVのスペシャルライブの最後で、その名前がついに発表された。

かつてない歌声

発見された新しい可能性

10年目の挑戦

これまでにない最高の賛辞と共に紹介されたのは、わずか数時間前の5期生お見立て会で衝撃の歌声を披露したばかりの中西アルノ18歳だった。

これで29thシングルの最後のピースが揃ってフォーメーションが完成した。

初披露での演出で、過剰に中西をフィーチャーし、他のメンバーをバックダンサー扱いした演出が乃木坂46ファンの反発を呼び、ネットはそれに対する批判の声で溢れてしまう。

さらに中西の過去のSNSでの不適切発言なども掘り起こされ、ついにはセンター中西アルノは活動休止に追い込まれる。

さらにアルノセンターで撮影を終えていたMVは、一般公開が見送られ、齋藤飛鳥・山下美月をＷセンターとしたMVを撮り直す事態となった。

もう一人の5期生メンバー岡本姫奈も、オーディション合格後にSNSで内部画像を流出させたり、不適切行動を繰り返したことが問題視され、中西アルノと同様に活動自粛となった。

運営の危機管理能力の欠如やトラブル対応の不手際も重なって、ネットのバッシングは収束の兆しが見えず、乃木坂46は未曾有の危機を迎えることとなった。

2022年5月14・15日に日産スタジアムに14万人のファンを集めて行われた10thyear birthday LIVEは白石麻衣・西野七瀬ら卒業メンバーをゲストに迎えて熱狂の内に幕を閉じ、29thシングルを巡るスキャンダルは一応の収束を見せた。

しかしこのトラブルは、シングルの売り上げに大きな影響を及ぼし、20thシングルのCDセールスや。オンラインミートグリートの売り上げは伸び悩んだ。

そして29thシングル”Acutually…”の初日売り上げは345,669枚にとどまり、6月1日にリリースされた日向坂46の7thシングル”僕なんか”の初日売り上げ358,840枚をわずかながら下回るという屈辱的な事態を迎えることとなった。

▼新センター中西アルノのプロフィール

中西アルノ（なかにしあるの）　乃木坂46　5期生File No.7～29thシングル”Acutually…”センター抜擢でネットが大炎上、不適切SNS発言発覚で活動自粛、2度目のお見立て会で活動再開～

乃木坂46の5期生7人目は、猫のような瞳とショートボブが個性的な中西アルノ（なかにしあるの）18歳、オーディションで抜群の歌唱を披露して秋元康総合プロデューサーらを驚かせた中西アルノの紹介動画はこちら中西アルノ29thセンター抜擢は乃木...

5期生お見立て会の自己紹介で、5期生それぞれがアイドルらしく微笑ましいエピソードを披露する中で、中西アルノは、自身が飼っているペットを紹介したのだが、トイプードルの後に紹介したのは実にアイドルらしからぬ爬虫類のペットたちだった。

その中には自宅の玄関で捕まえたヤモリもいて、ペットには、”コジマ”,”オノデラ”,”フジイ”など友人たちの苗字を名付けるという変人ぶりを語ってみせた。

それに続く特技披露では、アルノが最後のパフォーマンスで、5期生オーディションの最終審査でも歌ったという尾崎豊の”アイラブユー”を披露する。

アルノがワンフレーズ歌っただけで、それまでずっと和やかだったお見立て会の会場が静まり返る。

その個性的で、エモーショナルな歌声は一瞬で会場を虜にしたのである。

高校の文化祭程度の緩さだった #乃木坂46 の #5期生お見立て会の雰囲気を一瞬で変えてしまった #中西アルノの奇跡の歌声。#尾崎豊の #ILOVEYOU のカバー pic.twitter.com/MbmfNh0A7t

— 平進 (@susumutaira2009) February 23, 2022

その瞬間会場にいるファンも、配信を見ている視聴者も、29thシングルのセンターは中西アルノなのだと理解したのである。

秋元康総合プロデューサーや今野義雄氏らが、この歌声を聴いてどれほど興奮したか手に取るようにわかる。

秋元康総合プロデューサーは、中西アルノに久々に創作意欲を掻き立てられたのだ。

そしてアルノに当て書きするようにして完成したのが29thシングル”Acutually…”なのだ。

29thシングル”Acutually…”初披露は乃木坂46時間TV2022

”Actually…”は、乃木坂46時間TV2022のスペシャルライブの最後の曲として初披露された。

振り付けはシンクロニシティなどを手がけたSeishiro。

この曲について秋元真夏はこう語っている。

ちょっと意外でしたよね？
きっと。Actually…っていう曲。
私達も最初聞いた時は、今までにない感じだなっていうのと、ダンスもSeisiroさんらしい一人一人というよりは全体で見せるって感じ？っていうのがあるなって凄く思ったんですけど。
聞けば聞くほど、どんどん口ずさみたくなるような、頭に残るサビだなって思ったりとかもするので、まだ聞き慣れないな…とか、今までの乃木坂とちょっと違うな…みたいな違和感がある方も全然たくさんいると思うし、まだそれで全然私的にはいいなと思うので。
（秋元真夏 ”卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオサンデー”より）

”Actually…”　歌詞

乃木坂46 Actually… 歌詞 -【歌詞リリ】

乃木坂46『Actually…』の歌詞ページです。『Actually…』の歌い出しは ※ 「You know I need to find something,real bad...」微笑むその度に無理していたって思い出す青空　描(え...

2種類のMVが存在する”Actually…”のMV

オリジナル版”Actually…”MV　黒沢清監督作品

アイドルグループのMVを手がけることになった経緯

中西アルノセンターVer.のMVは、中西のSNSが問題になるよりかなり前の2022年1月に撮影されている。

このMVは24分にわたる大作で、カンヌ映画祭の常連で、日本映画界の巨匠黒沢清氏に監督を依頼して制作された。

しかし、中西アルノセンター起用への反発と、彼女の過去の不適切SNSが堀り起こされたことで、中西の活動自粛という大トラブルに発展してしまう。

その結果MVの一般公開は中止され、オリジナル版MVは、CDに付属するブルーレイディスクに収録されるのみとなってしまったのである。

中西アルノセンターVer.のMVは、黒沢監督得意の短編ホラー映画テイストで、黒沢演出にって山下美月vs齋藤飛鳥、齋藤飛鳥vs中西アルノの2人づつによる会話シーンが20分あまりも展開されるストーリーとなっちぇいる。

その中にこんなシーンがある。

山下美月は、グループに新たに加入した研究生の1人、中西アルノにこれまでのメンバーにはない才能を見つけ、その異質さがグループにもたらす変化を予感して不安を覚えていた。
その不安が高じて、山下はアルノを今は倉庫になっている古いスタジオに閉じ込めてしまう。
山下が、そのことを齋藤飛鳥に話したのは、24時間以上たった後だった。
齋藤は、すぐに古いスタジオに向い、アルノを助け出す。

その時の2人の会話が、その後の乃木坂46に起こった現実の出来事を予言しているようで、とても暗示的である。

飛鳥：さあ、戻ろう！
アルノ：はい戻ります。すぐに、
　　　　でもこのまま戻って、元の所に私の居場所がまだあるんでしょうか？前と同じように。
飛：仲間を信じて。
　　あなたはみんなを必要としてるし、みんなもあなたを必要としてる。
　　そのことは揺るぎないから。
ア：みんなの中にある揺るぎない場所って、なんだかとても窮屈ですね。
飛：えっ？
ア：私はどちらかと言うと、、大勢の中にいる時こそ、かえってひとりぼっちを感じるタイプです。
　　斉藤さんもそうでしょ?
飛：私はひとりぼっちなんかじゃありません。
ア：意外でした。

このシーンは、その後で現実の中で乃木坂46に起きる出来事を予見しているようで、とても示唆に富んでいる。

MVの撮影時に、黒沢清監督のシックスセンスのような感性が、乃木坂46の未来を予感したのかもしれない。

このMVの制作を巨匠黒沢清監督に演出を依頼したことだけを見ても、乃木坂の運営や秋元康総合プロデューサーらが、中西アルノ売り出しにどれだけ本気だったが想像できる。

一般公開されなかったオリジナル版”Actually…”のMVだったが、29thシングルのリリースから7カ月たった2022年10月、爆音映画祭IN高崎の最終日（10月16日）に、黒沢監督のヒット映画”回路”と共に上映されている。

その日の黒沢監督のトークセッションの中で、自身がアイドルグループのMVを演出することになった経緯についてこう語っている。

乃木坂がいつも通りの新曲を出すのならば、わざわざ僕に依頼する意味はないでしょう。
中西アルノという新しい、グループにとってある種の”異物”が突如紛れ込んだという。
それじゃやりましょうとなった。

時間はどれだけ取ってもいい。
何をやっても構わない。
何をやっても構わないという判断を下すことができるということは、
それによって人気や地位が落ちる訳では無い。
彼女たちが少しでも良い経験をしてくれればという気持ちで作らせて頂きました。

しかし黒沢監督の想いがファンに届くまでには8か月を超える時間が必要であった。

撮り直した”Actually…”の齋藤飛鳥・山下美月Wセンター版MV

撮り直した”Actually…”の齋藤飛鳥・山下美月Wセンター版MVは、2022年3月20日、乃木坂46公式youtubeチャンネルで公開された。

乃木坂46に突如降臨した中西アルノは乃木坂46の歴史を変えてしまうのか？

29thシングルのセンター選びは異例尽くしだ。

7th”バレッタ”での2期生堀未央奈のセンター抜擢では、2期生お披露目の2013年5月5日から7th”バレッタ”発売の2013年11月27日まで半年経過している。

18th”逃げ水”での3期生大園桃子・与田祐希抜擢では、3期生お披露目の2016年9月4日から18th”逃げ水”発売の2017年8月9日まで11カ月かかっている。

24th”夜明けまで強がらなくてもいい”での4期生遠藤さくら抜擢では、4期生お披露目の2018年12月3日(お見立て会)から24th発売の2019年9月4日まで9カ月要しているのだ。

だが、29th”Acutually…”5期生中西アルノセンター抜擢は、5期生お披露目の2022年2月23日(お見立て会)から29th発売の2022年3月23日まで1カ月という短さである。

無理に無理を重ねた上での5期生センター抜擢であった。

中西アルノセンター抜擢をファンはどう受け止めたのか？～賛否相半ばするネットの反応～

5期生お見立て会で中西アルノが披露した尾崎豊の名曲”アイラブユー”は、高校の文化祭レベルだったお見立て会の会場を、一瞬にして中西アルノソロコンサート会場に変えてみせた。

この圧倒的な歌声は、きっと乃木坂46に新たな地平を拓く　そんな予感を抱かせるに十分なものだった。

そして迎えた29thシングル”Acutually…”の初披露。

この曲を初めて聴いたファンの反応は意外にも賛否が分かれる結果となった。

好意的な反応

好意的な反応の多くは、中西アルノが乃木坂メンバーにこれまでになかったタイプのアーティスチックな才能をもたらすことを好感している。

正統派の歌姫生田絵梨花とはまったく異質だが、繊細でしかも力強い主張を持つという稀有な才能を中西アルノは持っていることは間違いない。

その才能が、10周年という節目を迎えた乃木坂46に新たなダイバーシティ(多様性)をもたらすことを期待しているファンが多数いたことも事実だ。

否定的な反応

ただ一方で、アルノの才能にインスパイアされた楽曲である29thシングル”Actually…”に、他のメンバーたちが戸惑っているように見えるのも事実である。

”Actually…”は、清楚・儚さといったこれまでの乃木坂46のパブリックイメージとは違うテイストの楽曲であるからだ。

メンバーたちは笑顔のないパフォーマンスを要求される楽曲も、これまでに多く経験しているのだが、”Actually…”にはさらそれに宗教的なニュアンスが加わっている。

この楽曲において、中西アルノは宗教的な祝祭のシャーマン（巫女）のような役割を与えられているように見える。

つまり”Actually…”では、これまでの乃木坂46の楽曲にはなかったセンターvsその他のメンバーという構図が生まれているのだ。

これはかつて欅坂46で見た、”平手友梨奈vsその他”という構図ではないのか？

それがメンバーやファンの戸惑いを生んでいるのだ。

これまでの歴代の乃木坂メンバーが誰も持っていなかったジャンルでの圧倒的な表現力に出会ってしまった戸惑いが生まれている。

楽曲の振り付けも、センターvsその他という構図が多用されているのもこれまでの乃木坂の楽曲にはみられなかったものだ。

ファンにもその戸惑いがあり、オーセンティックな乃木坂ファンは、中西アルノの才能にこれまで培った乃木坂46ブランドが汚されてしまったように感じている。

それは、中西アルノの才能に過剰な演出が加わってしまったせいなのかもしれない。

この楽曲が、かつての”サイレントマジョリティ”のように、アイドルファン以外の層にも刺さって、社会現象にまでなれば、秋元康総合プロデューサーや今野氏の狙い通りなのだが、現実はそう上手くはいかないだろう。

平手友梨奈に代わる新たなオモチャを手にした秋元康総合プロデューサーは、欅坂46と同じ轍を踏む可能性はあるのだろうか？

否、その可能性は限りなく低い。

”Actually…”が爆発的な商業的成功を収めない限り、不文律に従って30thシングルのセンターはアルノ以外になる。

そのことがストッパーとして働き、乃木坂46のパブリックイメージは多少の揺れを経験しながら、一定の幅へと収束していくはずである。

5期生オーディションの合格者には、中西アルノ以外にも高いポテンシャルを感じさせるメンバーが何人かいる。

彼女たちも乃木坂46の新たな10年を作る重要な素材である。

5期生が参加した乃木坂46の未来は明るい。

29thシングル”Acutually”選抜メンバーとフォーメーション

フォーメーション

28thの5-7-9(21名）から、29thでは5-5-8(18名)へと変わった。

28th選抜メンバーからは大量5人（高山一実・生田絵梨花・新内眞衣・星野みなみ・北野日奈子）の卒業者が出た。

29thでは選抜人数は21名から3枠減らした18名となった。

これは、29thシングル”Autually…”のパフォーマンス上の要求によるものだろう。

”Autually…”では、”Sing Out!”のような大人数の群舞は似合わない。

5人以外の28th選抜メンバー16人は、29thでも全員が残留となり、新たに選抜メンバーに加わったのは、センターの中西アルノと、4期生の柴田柚菜の2人のみである。

中西アルノのコメント

中西アルノは、乃木坂46時間TVスペシャルライブで、29thシングル”Acutually…”を初披露した後、

今回、センターを務めさせていただくことになりました中西アルノです。
私がこの場所に立つことに不安を思う人がたくさんいるかと思います。
ですが、乃木坂46の10年の歴史とその名に恥じぬように精一杯頑張りますので、これからよろしくお願いします。
と声を震わせながらあいさつした。

初選抜入りした柴田柚菜のブログ（抜粋）

2022年2月21日、柴田柚菜公式ブログ
タイトル：本当にありがとう

29枚目シングルの選抜メンバーに選んでいただきました。

決まってからずっと、発表されてしまうのがなんだか怖いような気がしていました。
選んでいただいてからも”私なんか”とずっと思っていました。

でも期待の言葉を伝えてくださるファンの方々やスタッフさん、先輩方の顔を思い浮かべると、そんなことを思っている時間がもったいないと気が付きました。

自信がなくて自分にできるのか不安で涙が出てきます。
でも優しいみなさんがいるからいつも勇気づけられて頑張れています。

いつも本当にありがとうございます。
ずっとずっと大好きです。

このシングルの活動を通して少しでも自信を持てるようになりたいです。
全力で頑張るしかないので見ていてください。

29枚目シングルよろしくお願いします。

29thシングル”Actually…”収録曲リスト＆リンク

”深読み”

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