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乃木坂46早川聖来が仕掛けた”たった一人の戦争”~乃木坂46のライブの演出家SEIGO氏が”行き過ぎた指導や暴言”を認め辞任へ!早川聖来は”真夏の全国ツアー”大阪での卒業と芸能界引退を発表~

アイドル
  1. 乃木坂46の4期生早川聖来が、2023年5月21日夜のNHKラジオの生放送”らじらーサンデー”で演出家SEIGO氏のパワハラ発言を告発!
      1. 乃木坂46 運営からの公式コメント 2023.05.23 
      2. SEIGO氏のコメント
    1. 早川聖来の告発からSEIGO氏の辞任までの48時間
      1. 2023年5月21日夜の”らじらーサンデー”
    2. 早川聖来が仕掛けた”たった一人の戦争”
      1. 秋元康総合プロデューサーの信頼があつかったSEIGO氏
      2. SEIGO氏の常習てきなパワハラ体質
      3. 早川聖来がアイドル生命を賭けて告発に踏み切った理由 その➀:子供のころから正義感が強かった早川聖来
      4. 早川聖来がアイドル生命を賭けて告発に踏み切った理由 その➁:どうしても許せなかった後輩への暴言と掛橋紗耶香の事故についての運営の対応とSEIGO氏の発言
      5. 生放送のラジオ番組”らじらーサンデー”を告発の場に選んだ早川聖来の戦略
    3. ”早川聖来を守れ!”というファンの声がSNSに渦巻き、ついにはあの文春が取り上げる大事件となっていく
      1. 素早かった運営の対応
    4. 早川聖来真夏の全国ツアー大阪公演を最後に乃木坂46からの卒業と芸能界引退を発表
      1. 運営発表:早川聖来 卒業のお知らせ 2023.06.16 
      2. 早川聖来卒業発表ブログ 全文 タイトル:栞と物語 20230616 20:00
      3.  早川聖来が卒業を決断した時期は?

乃木坂46の4期生早川聖来が、2023年5月21日夜のNHKラジオの生放送”らじらーサンデー”で演出家SEIGO氏のパワハラ発言を告発!

”らじらーサンデー”での早川聖来の告発を受けた乃木坂46の運営は、SEIGO氏本人、スタッフ、メンバーに聞き取り調査を行った結果、SEIGO氏の言動や指導に一部行き過ぎた点があったことを確認。

この結果を受けて、運営はSEIGO氏との協議の結果、SEIGO氏より辞任の申し入れがあったとして、2023年7月から予定されている”真夏の全国ツアー2023”より、演出家を変更することを決定し、公式サイト上で発表した。

早川聖来の”らじらーサンデー”での発言から、わずか48時間余りという異例の速さで運営が演出家SEIGO氏の更迭に踏み切ったことは極めて異例で、この問題の重大さ、深刻さを表している。

ハラスメントの撲滅、コンプライアンスの遵守が強く求められる現在の状況の中で、”乃木坂LLC”の親会社であるSONYの意向が働いたのかもしれない。

早川聖来は直近のブログ(5月21日付)でグループからの卒業を匂わせていて、”らじらーサンデー”での発言は、自身の進退を賭けた覚悟のものだったとファンの間では信じられている。

今後乃木坂46の運営にとっては、SEIGO氏の発言で傷ついたメンバーへのケアや、早川聖来の慰留を図ることが大きな課題である。

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乃木坂46 運営からの公式コメント 2023.05.23 

タイトル:5/21(日)放送 NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」における早川聖来の発言につきまして

5/21(日)に放送されましたNHKラジオ第1 「らじらー!サンデー」におきまして、早川聖来が行ったコンサート演出家SEIGO氏に関する発言につきまして、 SEIGO氏本人及びスタッフ、メンバーに聞き取り調査を行った結果、 SEIGO氏の言動や指導において、一部行き過ぎた点があったことを確認致しました。

但し、昨年夏の掛橋沙耶香のステージ転落事故を引用して「掛橋沙耶香が落ちたのはお前らのせい」という発言を行った、という点につきましては、 事実とは異なっておりました。

SEIGO氏との協議の結果、誤解を招く発言があったこと、及びSEIGO氏の意図とは異なる認識をしてしまったメンバーがいた事実等を鑑み、SEIGO氏より辞任の申し出があり、 当社と致しましても7月から開催予定の真夏の全国ツアー2023より、 演出家の変更を決定致しました。

応援してくださるファンの皆様におかれましてはご心配をおかけいたしまして大変申し訳ございませんでした。

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SEIGO氏のコメント

告発を受けたSEIGO氏は、所属する演出家集団(株)USBのトップページ早川のに以下の文章を掲載した。

早川の発言の一部を事実と認め謝罪、今後は乃木坂46関連の仕事から離れることを発表したのだ。

タイトル:5/21(日)放送 NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」における早川聖来の発言につきまして

5/21(日)に放送されたNHKラジオ第1「らじらー!サンデー」におきまして、私が乃木坂メンバーに対して「容姿を否定する発言」や「落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言」を行なったとのコメントがございました。

この点に関し、私はメンバーの容姿に関する不適切な発言があったことを認めます。
メンバーには,日頃から「しっかり踊れ!」「ダラダラやるな!」と厳しい指導をさせていただいたこともありました。
モニターに映る笑っていないメンバーに対して、「ブスな表情をするな!」と不適切な言葉で指導した事もございました。
これによって傷ついたメンバー及びそのファンの方々、こういったお話を聞いて気分を害された全ての方々に深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。

ただ、乃木坂46の公式HPにアップされている通り、”落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言”は一切しておりません。

皆様もご存じの通り、2022年8月29日に掛橋沙耶香さんがパフォーマンス中に1塁ベンチから転落する事故が起きました。
翌日に自分からメンバー全員に対して「転落させてしまったのは僕の責任です。大変申し訳ございません。」と謝罪をさせて頂きました。
今回のコメントをした早川聖来さん本人は、当時休業中でライブ会場にはいなかったため、僕の気持ちを伝えきれていなかったことが、今回の件につながってしまったように思います。 ただ、メンバーを誤解させてしまったこと自体に私の責任があると感じており、この点についてもお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

私は乃木坂のお仕事を離れますが、引き続き乃木坂46の応援をお願いいたします。

2023年5月23日 SEIGO

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早川聖来の告発からSEIGO氏の辞任までの48時間

2023年5月21日夜の”らじらーサンデー”

この“告発”は、ラジオ番組”らじらーサンデー”(NHKラジオ第一)内で齋藤飛鳥の卒業ライブ(5月17・18日)についての感想を質問された際に早川聖来が切り出した。

早川は、オリエンタルラジオ・藤森慎吾とジャングルポケット・斉藤慎二、乃木坂46の4期生・田村真佑と一緒に出演しているパートでのトークの中で、多くの乃木坂46のライブの演出を手掛けているSEIGO氏について語り始める。

ライブやっていて、本当に……演出家のSEIGOさんという人がいるんですけれど、超ドSなんですよ。結構、『死ね』とか『ブス』とか、『お前1人いなくてもいい』とか……
多分、皆を心配して言ってくれているんですけれど、『今回のライブのリハで沙耶香が事故ったのはお前らのせいだ』とかいろいろ言われて、『自業自得だ』とか言われて……
怖いなと思って。ライブから落ちるのが……でも、そういうのにも配慮しないといけないと思って‥‥

一連のトークを聞いた共演者たちは、その発言の重大さに驚愕しながらも、”1つのステージを作る上では、皆さ……死ぬ気で向き合っていくという形なんだろうね”(斉藤)、”命がけですしね”(藤森)となんとか受け止め、その場を取り繕って、次の話題へと移っていった。

藤森は、後に自信のTwitterで、その時の様子をこう語っている。

話し出した直後はあの発言がどういう意図だったか計りかねましたが、聖来ちゃんの目を見て、本気で何かを伝えたいのだなという意思はすぐに見てとれました 
途中から真剣に聞くべき話だと認識しその後の休憩中には涙ながらに話をしてくれました 

聖来の切羽詰まった様子が、藤森にはちゃんと伝わっていた。

SEIGO氏については、これまでも多くの場面でメンバーに暴言を吐いてきたとか、そのことで傷つき、休養に追い込まれたメンバーがいるとの噂があった。

そのことを知っている古参の乃木坂46ファンの多くが、早川のブログに、”発言してくれてありがとう。絶対に謝らなくていいからね”、”みんなを守るために、乃木坂の未来のために、勇気を出してくれてありがとう”、”勇気のある発言を支持します! みんな聖来ちゃんの味方ですからね!”などのコメントを寄せた。

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早川聖来が仕掛けた”たった一人の戦争”

アイドルグループのメンバーがSNSやメディアで、運営スタッフを批判するような発言をすることは許されないタブーである。

早川聖来はこの最大のタブーを犯した。

この番組での早川の発言は、事前相談なしの爆弾発言だった。

”らじらーサンデー”が生放送番組ではなく、事前収録番組だったら早川のこの発言は真偽が未確認の情報であること、SEIGO氏の名誉を不当に傷つける可能性があることを理由にして、編集段階でカットされ、放送されなかったはずである。

その証左に、通常”らじらーサンデー”は放送直後に”聴き逃し配信サービス”で音源の配信を行うのだが、今回の早川の発言部分だけは非公開扱いで配信をしていない。

これについての理由を取材すると、NHKは”編成上の理由”とだけ答えている。

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秋元康総合プロデューサーの信頼があつかったSEIGO氏

SEIGO氏は、1990年代から演出家、振付師としての活動をはじめ、初期はジャニーズ関連の仕事を多く引き受けていた。

2013年頃に当時の乃木坂46の運営会社の1つであったノースリバーの幹部がSEIGO氏に注目し、2014年から乃木坂46のライブの演出を手掛けるようになった。

現在では乃木坂46だけでなくAKB48、NMB48、HKT48、=LOVEなど秋元康総合プロデューサー関連の多くのアイドルグループで演出を担当している

SEIGO氏について、”アイドルグループの演出家としては日本で1、2を争うレベルの人ですよ。乃木坂のような多人数グループは、突然の体調不良などで公演当日にメンバーが欠けることも多いんですが、すぐに対応して代理を抜擢したりフォーメーションを組み直したりできるのは、メンバーと向き合ってパーソナリティを理解しているからこそです。”という関係者もいる。

どんな仕事にも全力で立ち向かう仕事ぶりが秋元康総合プロデューサーに評価されて、多くの秋元グループのライブの演出を任されるようになったのである。

SEIGO氏と乃木坂46の付き合いは2014年の”乃木坂46 2ND YEAR BIRTHDAY LIVE”以来であり、9年の長きにわたっている。

素人同然だったグループ結成直後の乃木坂46の1期生メンバーを手とり足とり、文字通り一から指導してライブを完成させていったのだ。

その過程で多くのメンバーがSEIGO氏から怒鳴られ、罵倒されてきた。

素人の少女たちをプロのアイドルにするためにSEIGO氏にとってそれは必要な手段であり、有効な手法だった。

言い過ぎを恐れずに言えば、SEIGO氏はそういう体育会系な手法、スパルタ式な教育方法しか知らなかったのだ。

そしてそれが、乃木坂46を成長させ、唯一無二の女性アイドルグループに成長させてきたのだという自負を持っていた。

それはSEIGO氏にとって宝物のような成功体験でもあった。

今回の早川聖来の告発を知った乃木坂46の1期生だった元メンバーの井上小百合は、自身のインスタストーリーにSEIGO氏を擁護するコメントをアップして大炎上した。

sayuri_inoue.official 
なんだかとても違和感、、
グループ結成したての頃からずっとお世話になってきた方で沢山の感謝があるので
烏滸がましいですが、 これだけは伝えたい
理不尽なことを言う方では、決してなかったです
組織が大きくなるとなあなあになったり、 何も言わなくなって
いく人が多い中でしっかり自分達と向き合って、 色んなことを考えて下さる貴重な方で
とにかくエンタメに対してとても真摯な印象しかないです
わたしが活動した9年の中でそんな言葉を発しているところを見たことはない
至極真っ当なことしか言われたことはないし、クリエイティブなものづくりの中で、お互いのリスペクトと信頼関係が必ずありました
ちゃんとプロ意識と責任と覚悟を持っていないとアイドルはつとまらないって沢山気付かされたけどなあ、、
今の子達には違う意味で伝わっちゃったりするのかな
難しいし、なんだか悲しい時代だな

井上小百合もSEIGO氏から薫陶を受けた乃木坂46の1期生の1人であり、その成功体験をSEIGO氏と共有していたのだ。

井上の間違った正義感からの見当違いのコメントに対するあまりの反響の大きさに驚き、恐怖した井上は、そのインスタストーリーを自身の手によってすぐに削除してしまった。

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SEIGO氏の常習てきなパワハラ体質

SEIGOさんがアイドルに厳しいのは今に始まったことではないんです。
怒ると言葉遣いが荒くなって、レッスンやリハーサルで『死ね』『殺す』という怒声が飛び交うことも珍しくありません。
スタッフやベテランは慣れていても、若いメンバーがショックを受けて泣いてしまうことも何度もありました。
メンバーのパフォーマンスを高めるためにやっているのだとは思いますが、正直ヒヤヒヤします

上記の文章は、2023年5月23日付けの文春オンラインに掲載された48グループ関係者の発言である。

秋元氏の絶大な信頼を得たSEIGO氏の指導や発言はどんどん過激になっていく。

これは秋元氏に近いスタッフにありがちなことで、AKBや坂道グループと仕事をする上で、秋元氏からの信頼は水戸黄門の印籠に匹敵する効力を持っている。

秋元氏からの信頼は、そのスタッフに万能感を与えてしまうのだ。

かくして秋元氏の周りには、”秋元康の威を借る輩”がうじゃうじゃ湧き出てくることになる。

悲しいかなSEIGO氏もそのうちの1人になってしまったのである。

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早川聖来がアイドル生命を賭けて告発に踏み切った理由 その➀:子供のころから正義感が強かった早川聖来

早川聖来は小さい頃から人一倍”正義感の強い”子供だった。

2021年1月28日に放送された”SCHOOL OF LOCK(Tokyofm)の”会えないあなたへの手紙”という企画で、(前年の)8月に20歳になっていた早川聖来に、聖来の母親が次のような手紙を寄せた。(手紙を朗読したのは同期生の賀喜遥香)

聖来へ
聖ちゃん、成人おめでとう!
20年と数ヶ月前のあの日、初めて会ったあの日、
ただただ、この子を命をかけて守ろうと思った、あの日のことを昨日のことのように覚えています。
そう振り返ると同時に、
よくぞ聖来の母親を20年つとめました。20周年おめでとう!と自分に言ってあげたい。
あなたと育てるのは、とても大変でした。
それは知っているよね?
あなたはいつも自分の中で正しいと思うことしか、やりたがらなかった。
それは時々、他の人には頑固でワガママに見えたかもしれない。
反感を買ったり、同情してもらえなかったり、つらい思いもたくさんしたと思います。

だけどね、お母さんは、それが聖来の一番いいところだと知っています。
譲れない何かを持っていること、納得できるまで悩み、頑張れるところ、いつかそれが聖来の生きる力になると信じています。
高校卒業して、離れて暮らすようになってから、あなたの様子は表向きの言葉でしかわからなくなってしまったけれど、今でも譲れない何かを持っていますか?
頑張った先につかんだものを、またお母さんに嬉しそうに話してくれるのを待っています。

聖来はお母さんにとって、知らない世界とつなげてくれる窓のようでした。
見たこともない美しい景色を見せてくれる時もあれば、風が吹き荒れ、大粒の雨を降らすこともある。

乃木坂に入ってからは、終わりのないドキュメンタリー映画のスクリーンに変わって、お母さんは心配で夜も眠れず、窓枠のそばでオロオロするばかりでした。
だけども、聖来の母親20周年を区切りに少し落ち着いて、この物語を見守りたいと思います。
そろそろ私も自分のページをめくらなきゃね。

聖来も気づいていると思いますが、
時間の経過だけが大人になることではありません。
自分に恥じない生き方をする人を大人と呼びます。

それともう1つ。
少し長く生きたお母さんから伝えたいこと。
人生は一度きり。
そして、思ったより、とても短いようです。
誰のためでもない、あなたの人生を思いっきり楽しんで生きてください!

母より

▼聖来の母からの手紙を朗読した賀喜遥香とその手紙を持つ早川聖来

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早川聖来がアイドル生命を賭けて告発に踏み切った理由 その➁:どうしても許せなかった後輩への暴言と掛橋紗耶香の事故についての運営の対応とSEIGO氏の発言

早川が最も許せなかったのは、同じ4期生の掛橋紗耶香が2022年8月29日に神宮球場で開催された”真夏の全国ツアー2022”の東京公演で、パフォーマンス中に1塁ベンチ上の階段から落下し、重傷を負った事故につてSEIGO氏が感情に任せて”沙耶香が事故ったのはお前らのせいだ”と語ったからである。

当初、乃木坂46の運営は掛橋の怪我の状況について、”軽傷”だと公式に発表していた。
しかし”軽傷”のはずの掛橋の復帰の話は一向に出てこず、ファンの心配がピークに達した11月2日、掛橋は事故後初めてブログを更新し、自ら怪我の現状について語った。

今日まで私自身の言葉で説明しないまま活動を休止して沢山の方々にご迷惑をお掛けしていた事、大変申し訳無く思っております
約二ヶ月前に、ライブ中に転落して骨折・裂傷・打撲等の怪我を負った為、現在も治療に専念しております。完治するのはまだ先になります
あの日、私は転落して気を失って、救急隊員の方々の声掛けで目覚めた時に、冷静に状況を理解しました。
理解した上での動揺はあったにしろ、病院に運ばれた後に入院して、日々治療を受けるうちに、怪我による痛み以上に、ただ生きていられた事に安心して泣くようになりました。
こんなにも“当たり前”を有り難く感じられたのは初めてでした
休業中は、私の本当に戻るべき場所、将来の事を考える時間でもあります。暫くモバイルメール・メッセージも休止する事になりました。今は治療に専念します
あの多忙な時期にすぐに連絡をくれた先輩方、同期、後輩達、スタッフの皆様には感謝の気持ちで一杯です。毎日頑張る乃木坂の皆の事を本当に尊敬しています

この内容にファンは驚愕したのである。
もちろんメンバーはこの状況を知っていたはずだが、運営のかん口令によって発言を封じられていた。
さらに事故から8か月以上たった2023年4月2日、掛橋紗耶香はブログを更新し、現在の生活について語った。

アイドルは、撮影の日もあるし、練習の日もあるし、楽しい日もあるし、疲れる日もあるし、全部の日もあって。今まで皆で頑張ってきたこの4年間は本当に濃くて、体感的にはもっともっと長く感じられます」と振り返り、「反対にこの休業期間は、気付いたら半年経ってたような感覚です。15歳で乃木坂に入って、乃木坂に育ててもらってきたけれど、今は久々にアイドルの私を休憩できてるみたいです。東京で、楽しく普通の生活を送ってます

しかし、その後に続いた怪我の詳細は、ファンの想像をはるかに超える壮絶なものであった。

今日は私の怪我について、ファンの皆さんにご心配の声をいただくことも多いとお聞きしておりますので、スタッフさんと相談して、皆さんに怪我の詳細をお伝えすることにしました
私は転落した時に、顔の一部を骨折して、2箇所に裂傷の怪我をしました。
また、歯も1本抜けて、周りの3本は折れて、神経の機能を失いました。
現在は、縫合した傷跡を目立たなくするための治療、歯の治療、表情筋のリハビリ等の治療中です
病院の先生方も優しくて、乃木坂のスタッフの方々も全力で支えてくださってるので、このまま引き続き完治に向けて頑張っていけたら嬉しいです

このブログを読んだファンは絶句してしまう。

運営の”軽傷”という発表は一体何だったのか?

このことを運営と共犯になって隠し通すことは、生まれつき正義感が人並外れて強い早川聖来には大きなストレスになっていった。

だから齋藤飛鳥の卒コンのリハーサルで、SEIGO氏が怒りの感情に任せて、”掛橋の事故はお前らのせいだ、自業自得だ”と叫んだ(と早川には聴こえた)時に、早川の正義感のスイッチが入ったのだ。

さらに、齋藤飛鳥の卒業コンサートのリハ―サルの過程で、何人かのメンバーが体調不良を理由に脱落していたことも早川には許せない出来事だった。

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生放送のラジオ番組”らじらーサンデー”を告発の場に選んだ早川聖来の戦略

今回の早川聖来の告発のターゲットは演出家のSEIGO氏であった。

だが、SEIGO氏のパワハラ体質はスタッフやメンバーの間ではすでに周知の事実であり、たとえ早川がその改善をスタッフに訴え出ても、スタッフは秋元康総合プロデューサーの信頼が篤いSEIGO氏を敵に廻すことを恐れて、有耶無耶にしてしまうだろうことを早川はわかっていた。

事前に相談しても、ラジオの生番組中で告発することなど決して許してくれないこともわかっていた。

だから誰にも相談せずに、黙って告発に踏み切ったのである。

もとより叱られるのは覚悟の上であるし、もっと言えば乃木坂46にはもういられなくなるだろうとも予想していた。

それでも良いと思っていた。

内心では早川の告発に賛同するメンバーが大多数のはずだが、それを表立って発言すればタブーである”運営批判”と受け取られるだろう。

だからメンバーを巻き添えにはしない。

これは、退路を断った早川聖来が仕掛けた”たったひとりの戦争”なのだ。

早川聖来のブレない正義感の面目躍如である。

 
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”早川聖来を守れ!”というファンの声がSNSに渦巻き、ついにはあの文春が取り上げる大事件となっていく

早川聖来のアイドル生命を賭けた告発の反響は凄まじいものだった。

SNSは、早川聖来や乃木坂メンバーをパワハラから守れ!という声で溢れ返り、SEIGO氏に対する批判の声も大きく挙がった。

乃木坂の運営に対しても、メンバーを守るために演出家の交代を求める声が多く寄せられた。

告発の翌日にはネットニュースにも取り上げられ、23日にはついに文春オンラインのトップ記事に取り上げられるほどのビッグニュースになっていく。

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素早かった運営の対応

早川聖来の告発を受けてファンは、署名運動を開始したり、運営への事実確認と回答を要求したり、SEIGO氏の所属会社へも問い合わせを開始した。

その動きは、29thシングル”Actually…”での中西アルノショックを超える大きさになるのではとファンの間ではささやかれ始めていた。

そしてその結末は思いのほか速く訪れたのである。

2023年5月23日、乃木坂46の運営は、早川聖来の発言を受けて、SEIGO氏・スタッフ・メンバーからの聞き取りを実施、発言の多くの部分を事実であると確認し、SEIGO氏を乃木坂46のライブの演出担当から更迭したのである。

SEIGO氏との関係を切るに当たって、いかなる言い訳も効かない”掛橋紗耶香の事故はメンバーの責任”という発言だけは事実ではなかったとしてSEIGO氏の今後に配慮を見せている。

これを事実と認めれば、SEIGO氏の社会的生命は絶たれ、今後業界で働くことは著しく困難になるからである。

一方の当事者である早川聖来は、”らじらーサンデー”出演以降沈黙を守ったままである。

これまでの言動から、早川自身は乃木坂46から卒業する覚悟を決めていると思われるが、今回の事件を通して、早川が乃木坂46にいる意味や意義を再確認したファンやメンバー、そしてスタッフも少なからずいたはずである。

その思いを早川聖来が受けとめて、もう少し乃木坂46のメンバーでいて欲しいと願うのだが‥‥。

早川聖来真夏の全国ツアー大阪公演を最後に乃木坂46からの卒業と芸能界引退を発表

運営発表:早川聖来 卒業のお知らせ 2023.06.16 

早川聖来ですが、 先ほど本人のブログにて発表させていただいたとおり、8月末を目処に乃木坂46から卒業することになりました。
具体的な卒業日に関しましては、 決まり次第ご報告させていただきます。
また、「真夏の全国ツアー2023」 ですが、 早川聖来は7月13日 (木)の大阪公演まで出演し、それ以降の公演は休演とさせていただきます。
今後とも、 早川聖来、乃木坂46の応援のほどよろしくお願いいたします。

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早川聖来卒業発表ブログ 全文 タイトル:栞と物語 20230616 20:00

こんばんは。
乃木坂46の早川聖来です。
17歳でオーディションに合格して、 乃木坂46での初ステージは恐れ多くも日本武道館でした。
光り輝くサイリウムが、 広い広い海の波のように見えて、 非現実的な世界にワクワクするのと同
時に、私はなんという場所に来てしまったのだろうと戸惑う自分がいたことを思い出します。
それが私の物語の始まりでした。
もともとクラシックバレエやこどもミュージカルの経験があったので、 キラキラした光を浴び
て、目の前の人に自分を表現することが好きでした。
自分に与えられた、 普通では体験することのできない、 せっかくのチャンスを無駄にはしたくは
ありませんでした。
「きっと、 私だからここにいる」
そう思えるほど自信は全くなくて、 だけど、そう思えるように努力することをあの光る景色を見
た日、 心に決めました。
自分でいうのも変ですが、 昔から生真面目な性格だったので、
ここで頑張らなくてはいけない。
先輩方に追いつかなければいけない。
少しでも乃木坂46に貢献したい。
責任感と緊張で毎日押しつぶされそうな感覚で、 毎日自分を奮い立たせていました。
客観的に当時を思い返すと、 自分のことながらに、 未熟で微笑ましいただの18歳のようだった気がします。
私は皆さんが夢で思い描くような理想のアイドルでは決してありませんでした。
笑ってるだけじゃなくて、 泣く時は泣くし、 怒る時は怒るし、 傷つく時は傷つく。
体力の限界を感じる時もありました。
明日のことがわからなくて日に日に増していく孤独。
毎日の競争の度に心にチクっと針を刺されるような感覚。
底抜けに明るい青空。
優しい母を泣かせてしまった夜。
全てが眩しく、 進む方向も何もかもわからなくなってしまったあの日。
涙で残酷な程にキラキラした世界。
あの日始めなければ、こんなに苦しいことなんてなかったのかな。
なんて、思う日もなかったわけではありません。
それでも続けてこられたのは、 応援してくださる皆さんのサイリウムの光があったからだと思います。
何もかも諦めてしまおうかと思った時、 気が付けば、 初めは戸惑ったサイリウムの光が私を優しく包み込んでくれていました。
そして、私もその受け取った優しさをまた届けたくて。
皆さんに笑顔でいて欲しかった。
そしてそれは大好きなメンバーにもそうでした。
いつも辛い時はそばにいてくれて、 どんな時でも私を救い出してくれる、 そんな一生の友達のような子達の、
沢山の新しいものを運んでくれる、頑張り屋さんの可愛い可愛い後輩たちの、
沢山の笑顔が見たかったんです。
そうしているうちに段々と 「私だからここにいる」 と思えるようになってきました。
そして、「昨日の自分より今日の自分の方が好き」と胸を張って言えるようになった気がします。
本当に、ありがとうございました。

私、早川聖来は乃木坂46を卒業し、芸能界を引退します。

心残りがないと言えば嘘になります。
大好きな仲間、可愛い可愛い後輩達、そして愛おしく、大切で、かけがえのない私の大好きなファンの皆さん。
心残りがないわけがありません。
神宮の夏の終わりの夕焼け
スタジアムで見た大きな月。
光る海のようなサイリウム。
山腹から見える夜の街並み。
覚悟を決めた先輩の後ろ姿。
たくさんの楽しい話をしてくれるファンの皆さんの笑顔。
雲の上から飛び降りた景色。
たくさんの光の海。
あの日始めていなければ、こんなに美しい景色を見ることなんてなかったのかな。
なんて、思うことがたくさんあります。
この乃木坂46でいろんな景色を見続けたい。
そんな気持ちでいっぱいでした。
そして、例え小さくても私にしかできないこと、 私だからこそできたことを成し遂げたんだと、誇りを持つことができました。
そんないつの日からか、 卒業というものをずっと考えていました。
「乃木坂46 早川聖来」 の芸能界という世界での生活はあと少しで終わりになります。
ですが人生とは、こうやって短編小説の連続で 「私」 という本が出来上がるのではないかなと思います。
だから私は、これからも「私」という人生のページを進めていきたい。
もっともっと大変なことがあるかもしれません。
でもそんなことすら、乗り越えた先には素敵なものがあると学んだからこそ、ワクワクする気持ちになります。
だからこそ長い人生の第一章目を、私は達成感を胸に卒業することができるのだと思います。
心の優しい、思いやりのある大好きな仲間と、 たくさん努力を惜しまない後輩たち、そして未来で乃木坂46になる子たち。
「乃木坂46」 という物語はこれからも続いていくと思います。
私は一人の早川聖来という人間となって、 笑顔でその物語を見守りたい。
私は「私」という物語の途中で少し立ち止まり、 「乃木坂46」 という物語のページを開く時があると思います。
その時、私はきっと笑顔だと信じてください。
活動は8月末頃までを予定しています。
そして、全国ツアーの参加は7月13日の地元である大阪公演で最後にさせていただきます。
大阪で最後になってしまいますが、 現在とあるお仕事をさせていただいています。
8月末頃に皆さんにお届けできると思いますので、 楽しみに待ってていただけると嬉しいです。
残り僅かになりますが、 皆さんとたくさんの思い出を作れたらと思いますので、 何卒よろしくお
願いいたします。
乃木坂46に関わってくださった全ての皆様に、心からお礼を申し上げます。
「乃木坂46 は早川聖来」 の物語を一緒に書き上げてくださった皆様、本当にありがとうございま
した。
2023.6.16 早川聖来

 早川聖来が卒業を決断した時期は?

早川聖来の卒業とSEIGO氏のパワハラ告発との因果関係がネットで話題になっている。

だがSEIGO氏問題だけが卒業の理由ではない。

早川は、5月23日のらじらーサンデーでSEIGO氏パワハラを告発する2日前、5月21日のブログですでに卒業を匂わす次のような文章を書いている。

そんなこんなで気が付いたら夏はすぐそこまで来てますね。
コンサートがいっぱい。
楽しんでらえますように。
あと少し頑張ります。

だから23日の告発時点ではすでに乃木坂46から卒業し、芸能界を引退することを決めていたのだ。

あの告発は残るメンバーたちの乃木坂での居心地を少しでも良くしたいという早川らしい正義感や優しさの発露だったというのが正しいのだろう。

いかにも早川聖来らしい去り際である。

早川聖来の未来に多くの幸せが溢れていることを願ってやまない。

コメント

  1. kiwithonewiththe より:

    パワハラは絶対いけません❗️
    私は見ました❗️
    福岡ペイペイドームで
    若い男女が太った男性でスタッフの名札してましたので。間違いなく、社員さんで、パワハラされてるのは警備員二人です‼️
    お客のまわりと、
    怒鳴るのはどうかと思います!

    ソフトバンク下請け
    でしょう‼️写真もありますので大丈夫ですよ!
    いつでも告発出来ます❗️それならば。その社員をクビにするかです。SNSの時代なので流れますよ❗️