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乃木坂46 6thシングル選抜発表エピソード~”ガールズルール”白石麻衣2代目センター就任、乃木坂46の夏曲の歴史が始まった~

アイドル

6thシングル”ガールズルール”選抜発表!白石麻衣新センター!生駒里奈センター降板の衝撃!~壮絶なセンター交代劇~

6thシングル”ガールズルール”、2013年7月3日リリース。
累計売上45.9万枚(前作比143%)と大幅に増えた。

これまでの表題曲とは大きく異なり、軽快なシンセによるイントロから”ザ・アイドルソング”と言える軽快なメロディラインが展開する。
随所に差し込まれる掛け声がライブでの盛り上がりを演出する。

1st~5thシングルで一つの完成形を見た生駒里奈率いる乃木坂46のパブリックイメージ。
6thシングルでは、乃木坂46の”美しさの象徴”である白石麻衣が弾ける笑顔で歌い踊ることで、乃木坂46に新たな魅力が加わった。
そして”ガールズルール”から”乃木坂46の夏曲”の歴史が始まったのである。

▼”ガールズルール” MV(Full Ver.) はこちら

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監督:柳沢翔
表題曲「ガールズルール」のミュージック・ビデオは、茨城県の廃校となった中学校で撮影された。
メンバー全員が乃木坂高等学校の生徒で、みんなの憩いの場になっていた学校のプールを新市長が市役所の宿舎を建設するために取り壊すことを表明し、生徒たちがそれに反対するというストーリーになっている。

6thシングル選抜メンバー発表

6thシングルの選抜メンバー16人が、2013年4月8日の”乃木坂ってどこ?”(2013年4月21日放送分)の収録にて発表された。

スタジオ内にいるのは、MCのバナナマン、設楽統日村勇紀、テレビ東京の白石小百合アナの3人だけである。
この日レギュラー出演しているラジオ番組の生放送でスタジオに来られない斉藤優里を除く乃木坂46メンバー32名は、別室に控えている。

選抜メンバーに選ばれたメンバーが名前を呼ばれて、スタジオに入る発表方式である。
6thのフォーメーションは3-5‐8で、1列目と2列目の8名が8福神であるのも前作と同じだ。

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永島聖羅・伊藤寧々がアンダー落ち、伊藤万理華・斎藤優里が選抜復帰!星野みなみがフロントから、秋元真夏が2列目から、共に3列目に下った

今回は3列目(8人)からの発表である。

★9番ポジとして最初に名前を呼ばれたのは、伊藤万理華。
3rd以来の選抜入りだ。
万理華、選抜復帰
あまりの驚きで”お腹が痛い。”と言ってバナナマンを困らせた。

★16番ポジとして名前を呼ばれたのは斉藤優里
4th・5thとアンダー落ちしていたが、3作ぶりの選抜復帰となった。
優里は、4月からレギュラー出演している”The Nutty Radio Show おに魂”(FM NACK5)の生放送に出演中。
2つのスタジオを中継でつないで6th選抜メンバー入りしたことをバナナマンが優里に伝えた。

”乃木坂ってどこ?”のスタジオの16番ポジには、斉藤優里の等身大のパネルが置かれた。

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★10番は井上小百合、6作品連続での選抜入りだが、悲願の福神入りはまたも叶わなかった。
これまでたくさんの”悔し涙”を流してきたが、今回は名前が呼ばれた瞬間に笑顔がこぼれた



スタジオで笑顔の理由を聞かれて、
今まですごい悔しいっていう気持が大きかったんですよ。だけど1年過ぎて、乃木坂で活動する上で、こんな私でも応援してくれる人はたくさんいますし、その人たちのために一生懸命私らしく頑張ろうとおもいます
と答えた。
井上の1年間の成長が見えるコメントだった。

★15番は深川麻衣、3rd以降連続で4度目の選抜メンバー入りである。

★11番は中田花奈、4thで1度だけアンダー落ちしたが、5th・6thと連続での選抜入りである。
この頃中田は自信を失っていて、今回も自分が選抜メンバーに選ばれるとは思っていなかったようだ。
MCのバナナマンから意気込みを聞かれて、
選ばれると思っていなかったので、話すこともまったく考えていなかった。アドリブだと何も言えなくて、いつも”乃木どこ”でも面白いこと言えなくて‥‥、だから、本当に自信なかったんです。でも、頑張ります。”
と泣きながら語った。

★14番は秋元真夏
休養からの復帰後、4th・5thでは8福神だったが、今回は3列目に下ってしまった。
秋元は、辺りを憚らず”悔しい”と号泣してしまう。
いつも周囲を気遣う秋元真夏がここまで自分の感情を顕わにすることは珍しい。
よほど口惜しかったのだ。
14番ポジションに立っても泣き続ける秋元真夏の背中を、深川麻衣が優しくさすっている。

深川がメンバーから”聖母”と呼ばれる所以である。

★12番は若月佑美、3rdから4作連続の選抜入りだ。

★13番は星野みなみ、これまでの5作品でフロントを務めた星野が3列目に下った。
設楽から”どう?”と聞かれて、”正直、安心というか‥‥”と言いかけて、涙があふれてしまった。
色々迷っているところがあって、プレッシャーってゆうか‥‥、なんだろう、だから今回は何番?、13番?なんですけど、6枚目は一生懸命頑張りたいと思います。
と最後には笑顔を見せた。
可愛いは正義!”の星野みなみにも悩みはある。

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生駒里奈2列目落ちの衝撃!西野七瀬・高山一実が8福神に復帰

続いて2列目の5人の発表。

★8番に指名されたのは高山一実、6作連続の選抜入りで、2nd以来4作ぶりの8福神復帰である。
5thで16番になって、8福神の時にどれだけたくさんのチャンスをもらえていたのかがわかったので、(復帰できて)とても嬉しい。
高山も想いが溢れてしまい泣きながらのコメントだった。

★4番は桜井玲香、6連続選抜、4度目の福神である。

★7番に入ったのは西野七瀬、3作ぶりの福神復帰だった。
4thで8福神から落ちてしまい、ずっと悔しくて、だんだんネガティブになって、電車の中とかでも落ちた時のコメントばかり考えて‥‥‥、好きな7番だし、嬉しいので、頑張りたいと思います。

★5番は生田絵梨花、全作で選抜入り、2ndを除いてすべて福神となっている。
乃木坂46での地位は盤石となったと言ってよいだろう。
グループは、外で戦える戦力が必要な段階になっていて、そういう意味でも生田にかかる期待は大きい。
生田自身にも選抜でのポジションよりももっと大事なものがあるという自覚が生まれつつある。

★2列目の真ん中、6番として呼ばれたのは、なんと生駒里奈だった。
静まり返る控室。
顔を見合わせるメンバーたち。
白石麻衣は、顔を伏せてしまった。
スタジオに入って、MCのバナナマンの横に立っても、手で顔を覆ったまましゃべれない生駒。

”ずっと、いつか動くって思ってたから、ずっと覚悟はあったし、私はずっと2番(センターの番号)の世界しか知らなかったから、だから自分にとってすごく傷つく言葉とかも、受け入れてやってきたし、でも今(センターから)変わって、初めてだから、なんかよくわかんないけど‥‥‥‥
それ以上言葉にならない。

この時に流した生駒の涙は、悲しみなのか、悔しさなのか、それはきっと本人にもわからない涙であろう。
これまでの生駒の頑張りを理解しているメンバーも、バナナマンもこの時の生駒にかける言葉を持ってはいなかった。
動揺のあまり、生駒はすぐには6番のポジションに立つことができず、その場所はしばらく空いたままであった。

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乃木坂46のエース白石麻衣が初のセンター、橋本奈々未・松村沙友里の御三家が新フロントに!

続いて波乱の1列目(3人)の発表である。

★1番に入ったのは松村沙友里、全作で選抜・福神であったが、フロントに立つのは初めてのことである。
1stの時から、絶対に前にいきたいとずっと思っていて、ファンの方も握手会で、「絶対に前にでような!」ってずっと言ってくださってて、でも5枚目までやって、ずっと2列目だったし、年齢も20歳やし、メンバーの中で身長も大きいから、前に出たら邪魔になるから、もう無理やねんて‥‥‥。言い訳を言うようになってしまってて、でも行きたかった場所に1歩近付いて、本当にこれからだと思うので、この場所に負けないで、自分を持って活動をしていきたいなと思いました。

★3番で呼ばれたのは橋本奈々未、松村と同様、橋本も全作で選抜・福神に選ばれていたが、フロントはやはり初めての経験である。
2列目でずっと同じ様な位置にいて、正直私にとって居心地が良い場所になっていて、良い意味でも悪い意味でも‥‥。今回こういう位置をいただけたので、自分自身を叩き直して、6枚目も頑張っていkればいいなと思います。
乃木坂の中にたったひとりだけ大人がいる。
橋本を見ているとそんな気がしてくる。

★2番(センター)に指名されたのは白石麻衣
すべてのシングルで2列目であった白石麻衣が、6作目にしてグループの頂点に立った。
2番の位置に生駒里奈以外が立つのは初めてである。

▼初のセンターに指名されて顔を覆う白石麻衣

ずっと今まで2列目で、安心というか、その位置で頑張ろういう気持ちだったんですけど、今回はさらに1歩前に行って、たくさんプレッシャーとか、背負っていかなければいかないことも、たくさんあると思うんですけど、ここのポジションに立たせてもらうからには、一生懸命がんばりますし、たくさんの方に見てもらって、ちゃんと認めてもらえるように、精一杯頑張っていきたいと思います。

キャプテンの桜井玲香は、
今までで一番変化が大きかったとけど思うんですけれども、ちょうどこれから夏にかけて乃木坂の活動が、今まで以上に活発になってきて、新しいことに挑戦することも多くなってくると思うので、心を新たに、身を引き締めて、今まで以上の作品が作れるように、みんなで助け合って、力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、みなさん6枚目もよろしくお願いします。
と締めくくった。

6作目にして、自他共に認める乃木坂46のエース白石麻衣が初めてセンターポジションに立ったのである。

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生駒里奈失神事件~”君の名は希望”は秋元康総合プロデューサーが生駒に贈ったセンター交代の花道~

2013年4月20日、5thシングル発売記念全国握手会(京都パルスプラザ)のミニライブに集まった7,000人のファンに向けて、6thシングルの選抜メンバー16人が発表された。

(メンバーにはそれに先立つ4月8日の”乃木坂ってどこ?の収録時に知らされている。)

その発表の最中に生駒里奈がステージ上で昏倒してしまい、周囲を凍り付かせる。

幸いにも生駒には怪我がなく、その後のライブには何事もなく参加した。
この事件については、センターを外されたショックが原因だという意見が多かったが、生駒自身はそれを明確に否定している。

▼生駒はブログでそれについて次のように綴っている

そしてミニライヴにて選抜発表がありましたね!!
皆さん結果知ってるよね!
初めてセンター以外のポジションをやらせて頂くことになりました!
乃木どこの選抜発表で泣いたのは、どっちかっていうと解放感でした。
全握のステージで立ちくらみしたのも、ホッとしたからです。
正直今まで苦しくて、自分のことを責め続けて来ました。
だから、それが一気に取れたから、体がびっくりしちゃったんだと思います。
<中略>
あぁ、凄くやる気満々
いろんな事に負けたくない!
認めてもらえなかったから認めてもらえるように頑張りたい。
いつか、また。
そのときが来たら。
私は今度こそ自信に満ち溢れていたい。
(2013年4月23日の生駒里奈ブログからの抜粋)

5作続いた生駒里奈のセンター。
生駒は、アンチからのいわれなき中傷にも耐えて、乃木坂の顔であり続け、立派にその責務を果たした。
秋元康総合プロデューサーは、そのことを十分に理解していて、5thシングル”君の名は希望”を生駒のために書き下ろし、センター交代の花道にしたのである。
秋元康が言う通り、生駒里奈は乃木坂46の希望そのものだった。

生駒を間近で見ていた白石には、センターを引き継ぐことの重さや意味、それが想像を超えるプレッシャーであることを十分わかっていた。
乃木坂46のエースとして、恥ずかしい結果は残せない。
そんな決意が垣間見える、壮絶なセンター交代劇であった。

6thシングル”ガールズルール”は、累計45.9万枚を売り上げ、前作”君の名は希望”の31.9万枚を大きく上回り、セールスとしては大成功となった。
生駒里奈から白石麻衣へのセンター交代は間違ってはいなかった。

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2013年4月28日、安藤美雲が突然卒業を発表、翌29日には乃木坂メンバーとしての活動を終了した

安藤美雲は、子供時代にミュージカル舞台に何度も出演経験があるメンバーで、満を持して乃木坂46に加入した。

その一方で大学進学のため乃木坂46 クリスマス・スペシャルウィーク(2011年11月)などを欠場するなど、学業にも励んでいた。
努力の甲斐あって、2012年3月名門青山学院大学に見事合格を果たしている。

安藤と同様に学業との両立を図っていた秋元真夏が、4thでいきなり選抜入り・8福神入りを果たす一方で、安藤は6thに至るまで、一度も選抜メンバーに選ばれることはなかった。

プライドをズタズタにされた安藤は、運営の慰留を振り切って、2013年4月28日、乃木坂46からの卒業を発表する。
4月28日に卒業を発表、翌4月29日の神奈川・パシフィコ横浜で開催された5thシングル『君の名は希望』個別握手会で卒業するという慌ただしさだった。
秋元の抜擢はここにも影を落としていたのである。

安藤は、大学卒業後一般企業に就職しキャリアウーマンとして活躍していたが、2018年突然ヨガインストラクターに転身したことをinstagramで明かしている。

安藤美雲インスタグラム”yoga”をする日々

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