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乃木坂46 19thシングル選抜発表エピソード~”いつかできるから今日できる”選抜は”あさひなぐ”選抜だった!~

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19th”いつかできるから今日できる”は、映画”あさひなぐ”のプロモーション強化のために急遽表題曲となった?

19thシングル”いつかできるから今日できる”2017年10月11日リリース。
累計売上は、110.6万枚(前作の”逃げ水”106.6万枚比103.8%)。

18thリリースからわずか2カ月での19thリリースという慌ただしいスケジュールだったが、なんとか前作を上回り4作品連続でのミリオンセールスを達成して面目を保った。


”いつかできるから今日できる”MV(Full Ver.)はこちら

19th選抜は18thから1枠増えて19人体制、前列から4-7-8で、Wセンターである。

2017年初夏、乃木坂46は、人気コミック”あさひなぐ”を原作として、主要メンバーが総出演する舞台・映画を製作するという初のマルチメディアプロジェクトを展開することとなった。

まずは齋藤飛鳥主演の舞台”あさひなぐ”が、2017年5月20日から31日まで、東京・EX THEATER ROPPONGIで上演され、5月30日の舞台の模様は全国46の劇場でライブビューイングされ、全国で4万人が視聴することとなった。

さらにその時に、西野七瀬主演の映画版”あさひなぐ”のキャストも発表された。

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”あさひなぐ”の主人公を演じた齋藤飛鳥(舞台)と西野七瀬(映画)が、”いつかできるから今日できるの”Wセンターに!

”いつかできるから今日できる”は、映画版『あさひなぐ』の主題歌で、2017年7月初旬に完成した映画のポスターに主題歌タイトルとして表記されていて、19thシングルのカップリング曲としてリリースされるのだろうというのが大方の予想だった。

この曲の初披露は、8月11日の『乃木坂46 真夏の全国ツアー2017』の宮城・ゼビオアリーナ仙台公演の中で行われた。

続く大阪、名古屋公演でもこの曲が披露され、リリースの動向に注目が集まっていた。

その後、2017年8月27日のポートメッセなごやで開催された全国握手会で、同曲が19枚目シングルの表題曲であり、10月11日に発売されることが発表された。

19thシングル”いつかできるから今日できる”の選抜メンバー19名は、9月3日深夜の”乃木坂工事中”のエンディングで、佐藤賢治によるナレーションで発表された。

舞台版で主役を演じた齋藤飛鳥と、映画版で主役を演じた西野七瀬の2人がWセンターに起用された。

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19th選抜はほぼ”あさひなぐ”選抜

19thシングル”いつかできるから今日できる”の選抜メンバーは、ほとんどが舞台版と映画版の出演者であった

★舞台版キャスト(乃木坂46メンバー8名)
東島旭 (主人公)- 齋藤飛鳥
八十村将子 – 井上小百合
紺野さくら – 新内眞衣
宮路真春 – 若月佑美
野上えり – 生駒里奈
一堂寧々 – 堀未央奈
寒河江純 – 衛藤美彩
的林つぐみ – 北野日奈子

★映画版キャスト(乃木坂46メンバー6名)
東島旭 – 西野七瀬
八十村将子 – 桜井玲香
紺野さくら – 松村沙友理
宮路真春 – 白石麻衣
野上えり – 伊藤万理華
一堂寧々 – 生田絵梨花

舞台版と映画版にキャスティングされた14人は、全員が19th選抜に選ばれている。

18thとの比較で見ると、18thでWセンターを努めた3期生大園桃子と与田祐希の2人だけが19th選抜から外れた。

それ以外の18th選抜メンバー16人に、北野日奈子(舞台版キャスト)、中田花奈(17th以来6度目の選抜入り)、斉藤優里(17th以来8度目の選抜入り)の3人加わっての19人選抜である。

(注)映画版では、寒河江純役を乃木坂46メンバー樋口日奈の実姉である女優の樋口柚子(ひぐちゆず)が演じているが、樋口日奈はキャストから漏れてしまい、姉妹共演は叶わなかった。

▼前列左:生田絵梨花、中:樋口柚子

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選抜復帰した北野日奈子と中田花奈のコメント

★北野日奈子のブログ(2017.09.04)
先ほど、19thシングル選抜メンバーが
乃木坂工事中にて放送されました。
この結果を受け、18thで結果を残してきたか問われると
結果を残すほどに至らないほど
なにもできなかったと思います。
19thシングルの選抜が発表されたけど
18thシングルのお仕事はまだまだ
たくさんあるし
10月には全国ツアーで新潟に行ったり
九州でのアンダーライブもあります。
夏に結果を残せなかったことを受け
残りの18thシングルのお仕事を
きちんと結果を残していけるように
頑張りたいと思っています。

今回、19thシングルの選抜メンバーに
選んでいただけてとても嬉しく思います。
5月のあさひなぐの舞台では
いろいろなことを感じて
私が演じた的林つぐみちゃんと向き合っていくことに
楽しいことや幸せなこともあれば
苦しくなることもあって
的ちゃんのおかげで抱けた感情がたくさんあります。
19thシングルはそんな素敵な的ちゃんが存在する
「あさひなぐ」の映画の主題歌になっています。
的ちゃんからもらったいろいろな感情を
「いつかできるから今日できる」で
表現していきたいです。
19thシングルもよろしくお願い致します。

★中田花奈ブログ (2017.09.04)
昨日乃木坂工事中にて
選抜発表がありました
今回は「あさひなぐ選抜」という意味で
選んでいただけたワケで
結果を残せた
とかそういう意味で選抜されたんじゃない
って分かってます
正直、中田は選抜に入れていただける所にいません
だから選抜に入れて良かったと思ってもらえないといけないです
原因論じゃなくて目的論的な
まあちょっと違うけど
てことで
本当に喜べる状況じゃありません
喜んでる場合じゃないです
まーじでやばいです
19thシングルもよろしくお願いします

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ドタバタだった19thシングルのリリース~当初の19th表題曲は”不眠症”だった?~

19thシングル”いつかできるから今日できる”は、18th”逃げ水”からわずか2か月でのリリースで、前作からの間隔(63日間)は、それまでの最短だった1stシングル”ぐるぐるカーテン”から2ndシングル”おいでシャンプー”までの期間(70日間)を10日ほど更新する最短記録となった。

これについてはいくつかの推測が取り沙汰されているが、もっとも信憑性があるのが次の解説である。

当時運営にとっての喫緊の課題は世代交代であり、乃木坂46の次世代を担うニュースターの育成であった。

その手始めとして、18thシングルで大園桃子と、与田祐希をWセンターに起用した。

運営は続く19thシングルでも、3期生の実質的なエースだった久保史緒里と山下美月の2人をWセンターに起用しようと考えていた。

19thの表題曲として、2人がWセンターをつとめる”不眠症”を考えていたのだ。

(注)不眠症 歌唱メンバー(20人)
(センター:久保史緒里・山下美月)
秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、大園桃子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、与田祐希、若月佑美

ところが、鳴り物入りでスタートした乃木坂46のマルチメディアプロジェクト”あさひなぐ”の先陣を切って公開された舞台版”あさひなぐ”の反響がもうひとつ芳しくなかったのである。

これに危機感をもった映画版の配給会社東宝が、間近になった西野七瀬主演映画”あさひなぐ”の公開(9月22日予定)を目前にして、乃木坂46の運営に、この映画の強力なプロモーションを展開するように迫る。

映画の主題歌が乃木坂46が歌う”いつかできるから今日できる”であることは、東宝によって7月に作られた映画”あさひなぐ”のポスターに刷り込まれていて、なし崩し的にファンに知られてしまった。

焦った乃木坂運営は、19thシングルを決められないまま、映画”あさひなぐ”の主題歌として、8月11日の『乃木坂46 真夏の全国ツアー2017』の宮城・ゼビオアリーナ仙台公演で初披露することになってしまう。

その後東宝と話し合いを重ねた結果、映画”あさひなぐ”の主題歌である”いつかできるから今日できる”を、正式に19thの表題曲にすることを決定したのである。

そんなドタバタ劇の中での選抜メンバー発表となってしまったので、19thシングルの選抜メンバー発表はまったく盛り上がりを欠いたものになってしまった。

かろうじてミリオンセールスは達成できたが17th・18th・19thと、伸びが鈍化する中で、運営はいよいよ危機感を深めていくことになる。

その影響で、次の20thシングル”シンクロニシティ”の発売までに、6カ月あまりの時間を要することとなった。

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