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乃木坂46 20thシングル選抜発表エピソード~”シンクロニシティ”白石麻衣2度目の単独センター、生駒里奈が卒業センターを断わった理由~

アイドル

乃木坂46の創成期、グループを牽引した生駒里奈が卒業を発表した直後の20thシングル選抜メンバー発表。誰もが生駒里奈の卒業センターを予想した

20thシングル”シンクロニシティ”のセンターは白石麻衣、卒業を発表した生駒里奈は、2列目の真ん中に!~19thでゼロだった3期生が20thで4名に躍進!~

20thシングル”シンクロニシティ”、2018年4月25日リリース。
累計売上131.6万枚(前作の”いつかできるから今日できる”110.6万枚比119.0%)と大きく飛躍した.

17thシングル”インフルエンサー”に引き続き、20thシングル”シンクロニシティ”で2年連続でのレコード大賞受賞という快挙を達成した。

秋元康総合プロデューサーは、この楽曲”シンクロニシティ”が乃木坂46における自身の最高傑作だとたびたび語っている。

19th選抜から2枠増えた21人選抜、7-7-7という初めてのフォーメーション。

2018年1月31日に、乃木坂46の顔、生駒里奈のグループからの卒業が突然発表された。

多くの乃木坂ファンは、20thシングルは生駒里奈センターの卒業曲になると予想したが、蓋を開けてみれば、センターは白石麻衣であった。

生駒は、2列目の真ン中で、21人の中心に配置された。

秋元康総合プロデューサーと運営から20thシングルでの卒業センターを打診された生駒が、頑なにこれを拒否したことが後にあきらかになっている。

19thでは、1期生16名、2期生3名、3期生0名という期別の内訳だったが、20thでは、1期生14名、2期生3名、3期生4名となり、3期生の躍進が目立った。

白石麻衣2度目の単独センターは、6th”ガールズルール”以来2度目で、今作ではその魅力を遺憾なく発揮、”シンクロニシティ”は、乃木坂46史上屈指の名曲となった。


”シンクロニシティ”のMV(Full Ver.)はこちら

2018年1月某日、”乃木坂工事中”の収録スタジオに、ほぼ全員の乃木坂46メンバーが集めらた。
その目的は、20thシングルの選抜メンバー発表であった。

”乃木坂工事中”1回分、30分まるまるを選抜メンバー発表に費やすのは久しぶりである。
(この模様は、2018年3月11日深夜の”乃木坂工事中”で放送された。)

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3列目7人(1枠減):齊藤優里・北野日奈子・中田花奈がアンダーへ、樋口日奈と寺田蘭世が選抜復帰

▼20thフォーメーション

いつものように3列目からの発表である

㉑ 寺田蘭世(復帰)
17th以来2度目の選抜メンバー入り。
●コメント
スタジオで選抜発表で選抜に選んでいただくことが初めてで、
ずっと正直それを夢見てたので‥‥
今回はすごく自分でも 今年二十歳になるのでなんかすごく20枚目でいい節目かなと思うので 乃木坂にこれからも貢献していきたい。
寺田蘭世としてもこの人生でよかった、乃木坂でよかったと思えるシングルにしたいです。

18th・19thとアンダー落ちし、20thでカムバックしたものの、なかなか心の整理がつかなかった寺田蘭世。
選抜発表オンエアから2週間たった3月25日にようやくその心中をブログに綴った。
その中で”去年の夏は、こんなに泣いた事ないってくらい泣いた”と苦しかった胸中を語っている。
寺田蘭世ブログ”色々、お待たせしました。”はこちら

⑮ 井上小百合(2列⇒3列)
6作連続、通算15回目の選抜メンバー入り。
●コメント
前作で福神として活動させていただいて
ここまで応援してくれた人達とか
ここまで支えてくれた人たちに対して
頑張ろうと思ってやってきたんです
だからすごく自分のなかでは悔いがなくて
次また乃木坂が次に進まなきゃいけない時がまたきたと思うので
それに向かってまた一生懸命頑張りたいと思います

⑳ 樋口日奈(17th以来3度目の選抜入り)
▼名前を呼ばれて満面の笑みになる樋口日奈

名前を呼ばれて満面の笑みで左手を挙げて”ハイっ”と返事をした樋口日奈。
スタッフからもメンバーからも、MCのバナナマンからも愛されている理由がよくわかる。
●コメント
嬉しいです~
最近はアンダーライブとかでたくさん各地を回らせてもらって 自分の中ですごく初めて自分で乃木坂の中で頑張れたなって思えた時期でもあったので
これからさらにグインと上りたいです

⑯ 新内眞衣(3列⇒3列)
5作連続、通算6度目の選抜メンバー入りで、堀と2人で2期生選抜枠を守り続けているのは素晴らしい。
●コメント
いろんな仕事をしていく中で やっぱ乃木坂のメンバーってすごいんだなって思うことに触れることが多くなってくるんですよ 外に出れば出るほど
でも私が乃木坂を続けてるのは 乃木坂が大好きでこれからもいろんな人に知ってもらいたいなって思っているからで これからも自分の頂いた位置で頑張っていけるようにしたいなと思っています

⑲ 若月佑美(2列⇒3列)
3rd以降18作連続での選抜メンバー入り。
●コメント
去年は怒涛の、ありがたい怒涛の日々を 年末を、特にいただいたので
その日々を送らせてもらえてたのは
やっぱりずっと応援してくださっているみなさんと支えてくれたメンバーとっていうところがあるので
今年は一緒に走りつつもいろいろと返していけるようになりたいなって思ってるので

⑰ 高山一実(3列⇒3列)
1st以来、全作品での選抜メンバー入りを続けている。
●コメント
沢山人数がいるのでまあみんなで 楽しい思い出つく、、あぁ思いで作るとか言ったら悲しくなっちゃうな なんかその‥‥
生駒ちゃん卒業寂しいなって ろってぃ(川村真洋)の卒業寂しいなっていうので‥
ずっとやってきたメンバーが卒業するってのを聞いてホントに寂しいから
そのメンバーの子とファンの人と楽しい時間を刻んでいきたいなっていうおもいかな

⑱ 星野みなみ(3列⇒3列)
通算18回目の選抜メンバー入り。
▼結局ヒット祈願を断れない星野みなみ

●コメント
前回の19枚目も映画とか舞台(あさひなぐ)とかに出てなかったけど(選抜メンバーに)入れさせてもらって なんか全体的にありがたいなってなんかすごい思う期間だったので それをお返しできるシングルになればいいなって思いました
設楽統
でも星野こういうふわっとした感じだからやってないようだけど ヒット祈願もすごい出るしね
星野みなみ
今回はパスでお願いします
日村勇紀
いやいやあれもう星野のためみたいなとこあるよ
星野みなみ
今までも頑張ったので ヒット祈願に関しては もういいんじゃないかな。。。
日村勇紀
ヒット祈願キャラになるのが怖いんだろうね
星野みなみ
でもそういとこでも返していけたらいいなと
設楽統
言ったね
星野みなみ
どっちだろ・・

20歳になっても、どこまでも星野みなみらしいのが魅力である。

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2列目7人:卒業を発表した生駒里奈が2列目センター、久保史緒里初選抜入り、大園桃子選抜復帰、伊藤万理華がアンダーへ!

⑭ 秋元真夏(3列⇒2列)
4th以降16回連続での選抜、あさひなぐ選抜では福神からもれたが、20thでは福神に復帰した。
●コメント
乃木坂のメンバーが最近好きすぎて
なんかずっと乃木坂の仕事をしてたいなって思うし
私今年25歳になりますけど
でもそれを気にせず活躍できるように
いい年にできたらなと‥‥

⑧ 桜井玲香(2列⇒2列)
全作品での選抜継続、通算13度目の福神である。
●コメント
去年1年間はグループ的にもすごくよい1年間だったので
個人的に思うのはやっぱりこう1回きりじゃなくて
それが続くのがほんとだと思うから
いい意味でなぞっていって固めるっていうのも
グループ的には大切にしていくべきかなって‥‥

⑬ 衛藤美彩(2列⇒2列)
9th以降は、選抜メンバー入りを継続、13th以降は福神入りも継続している。
●コメント
乃木坂に入ってからこんなにがむしゃらに頑張ることって多分ほかに今までなかったので
周りの人から頑張りすぎはよくないよって声かけてくれたりするけど
逆にこんなに頑張りすぎる事って人生でそうあるのかなって思ったら
ないのかなって思うので
乃木坂にいる間はできる限り何事もがむしゃらにやっぱりやっていきたいなって思っています。

⑨ 松村沙友里(2列⇒2列)
全作での選抜入り継続中。15thから福神入りも継続中である。
名前を呼ばれてMCの横に立った松村だったが、胸が一杯で言葉が出てこない。
ついには、設楽の後ろに隠れてしまった。
●コメント
日村勇紀
ちょっとなんか涙してるけど松村どした?
松村沙友里
今回は生駒ちゃんとろってぃ(川村真洋)が卒業発表してるし
みんな明るい未来に進んでるわけだから応援してあげなきゃだけど
やっぱりなんかあの時 2011年にいた子が2018年にはいないんだなとか思うと
ちょっとなんか待ってる時もなんかちょっと
やっぱりちょっと悲しいなって‥‥
設楽統
まあでも形はこうやって変わってくんだよね だからそん時を一番よくするっていうふうに思って 後から考えたってあの時には戻れないわけだし
松村沙友里
尊い
設楽統
とうとい?
松村沙友里
尊い
日村勇紀
いい歌にしてほしいよほんとに今回もね
松村沙友里
じゃ今を頑張っていきます

★⑫ 大園桃子(復帰・2列目)
3期生の大園桃子、18th逃げ水でのWセンター以来、2作ぶりの選抜メンバー復帰・福神入りである。
▼名前を呼ばれて驚く大園桃子

●コメント
(声を震わせながら)逃げ水の時にセンターをさせていただいて 初めてのことが多くて
どうしたらいいのかわかんない毎日が続いているので
このシングルで少しでも自分が自分を認めてあげられるように頑張っていきたいです

⑩ 久保史緒里(初選抜・2列目)
初めての選抜入りで、初の福神である。
▼名前を呼ばれて固まる久保史緒里


●コメント
設楽統
どうですか?
久保史緒里
怖い!
設楽統
今思っていること言っていいと思いますよ
久保史緒里
ずっと自分にできることとかなくて
だから自分のこと活動していくとどんどん嫌いになって
なんにもできないのが悔しいしダメだなってずっと思ってたので
今回選んでいただけたので
この機会にちょっとでも見つけられたらいいなとおもいます

⑪ 生駒里奈(3列⇒2列)
6回のセンターを経験し、長らく乃木坂46の顔として活躍してきた生駒里奈。
2018年1月31日に卒業を発表し、20thシングルが乃木坂メンバーとしての最後の活動になる。
生駒里奈の乃木坂46メンバーとしての最後のポジションは、2列目のセンターであった。
●コメント
設楽統
まあ今回はね生駒が卒業発表して驚いたよね
まあ卒業する順番なんてあれだけど
生駒はもっとずっと後だと思ってた正直
生駒里奈
自分でもそう思ってたんですけど
まあいろんなお仕事させてもらって
ちょっと自分の中に挑戦する勇気っていうのが出来て
わりと私の中ではドライな気持ちでここにしようっていうのは決めていたんですけど
そしたらメンバーや世間の方から「今なの?」みたいな風に
あっそういう風に思ってもらえてたんだな自分
すごい幸せだなって思えてそれがすごい皆さんからのプレゼントで受け取って
まあ個人的には最後のシングルになるんですけど
卒業シングルには絶対にしたくはなくて
自分の中では1枚目から参加して20枚目最後なんで
さらに乃木坂をよくするために頑張りたいです

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1列目7人:白石麻衣”ガルル”以来2度目の単独センター、3期生与田祐希(2度目)・山下美月(初選抜・初フロント)

⑦ 与田祐希(復帰・1列目)

3期生の与田祐希、大園桃子と同じく、18th逃げ水でのWセンター以来、2作ぶりの選抜メンバー復帰・福神入りである。
●コメント
(緊張で体が震えている)
18枚目の時もここに最初に立った時は 不安でいっぱいでももう正直どうしようっていう気持ちが大きかったんですけど
終わった後はほんとに一生懸命頑張れたなって思えたので
今回も後悔しないように前の時よりも自分を出していけるように頑張っていきたいです

① 山下美月(初選抜・1列目)
3期生の山下美月、久保史緒里と同じく、初めての選抜入りで、初の福神である。
●コメント
(涙声で)なんか先輩方がほんと凄すぎて私がいていいのかなとかすごい思ってたんですけど でもこの番号をいただいたので早く追いつけるように たくさん吸収していっぱい成長できるシングルにしたいなと思います

⑥ 齋藤飛鳥(Wセンター⇒1列目)
11th以降連続選抜、13th以降は福神を継続中、乃木坂46のエースの1人になっている。
一方で、中元日芽香、伊藤万理華、生駒里奈や川村真洋らの1期生が次々に卒業していく中で、齋藤飛鳥は改めて乃木坂46にとって自分はどんな存在であるべきなのかを考え始め、悩んでいた。
●コメント
齋藤飛鳥
なんか初心に返ると今まで見てなかったものとか
今まで見なくていいやって思ってたのも気になっちゃって
なんかファンの人がどういう気持ちで応援してくれてるんだろうとか
みんなが。。何を思って。。。(想いが溢れて言葉に詰まってしまう)
何を思って私と接してくれてるのかがわかんないなって思ってて
日村勇紀
なんか行き詰ってるわけじゃないんでしょ?
齋藤飛鳥
人生にですか?
なんかたぶん普通の人が学ぶであろうことを学ばずにきたというか
若いうちから乃木坂に入ったっていうのもあるかもしれないけど
どうしていいかわからないなって思ったときに
その選択の1つが私は本を読むことだったりとかするけど
でも本を読んでもわかんない
設楽統
そんな完璧な人なんていないし
不完全なものだから応援したいとか
それってわかんないんじゃない?
だからみんな日々やってるというか
だからいいんじゃん悩んだまんま
行き詰ってるわけじゃないですもんね
頑張ってください
齋藤飛鳥
はい

② 堀未央奈(1列⇒1列)
センター抜擢とアンダー落ち、様々な試練を経験して、14thから選抜に定着、福神の常連にもなっている堀未央奈。
新内眞衣とともに2期生の選抜枠を守っている。
●コメント
最初がセンターっていうスタートで
私的にはほんとにアイドルになりたくて乃木坂に入ったので
理想は着実に上にいけたらいいなっていう思いだったんですけど
初めにそこを経験したからこそ
ほかの景色ですごく学べることが多いなっていうのも気づけたし
改めてセンターって位置も大事なんだなっていうことに気づけて
そういう前向きな自分になれたっていうのも
乃木坂に入ったからだし
20枚目も不器用ながらに頑張りたいなと思います

⑤ 西野七瀬(Wセンター⇒1列目)
全作品での選抜メンバー継続中、6th以降連続福神も継続中。
最多センター回数を誇る西野七瀬、個人主義だった西野に、エースとして周囲を見ようとする自覚が芽生えつつある。
●コメント
ほんとに個人のお仕事 私だけじゃなくてみんなも増えてって
がっと集まる機会みたいなのは減っているかなと思って
なんかたまにメンバー集まって楽屋でなんでもない話をみんなと話してる時間が好きだなと思って
ホーム感すごい感じるんですよね
で私はなんか結構どういう状況でも楽しくやっていけるタイプなんで
だからちゃんとみんなの事を見れたらいいなと
なんとなく自分の小さい目標があります

③ 生田絵梨花(2列⇒1列)
参加した作品すべてで選抜入りし、センター1回、福神17回の押しも押されもせぬ中心メンバーである。
●コメント
ここ最近舞台の仕事させていただいて グループになかなか参加できないことも多かったんですけど
やっぱりいつもその乃木坂っていうものが
私の背中を押してくれてるなってほんとに思うし
このシングルで自分がどれだけその感謝を返していけるかっていうのを考えたいなって思うし
あとは3期のメンバーもいるので少しでも力になれたらというか
ちょっとこう頼ってもらえるような存在であれたらなって思います

④ 白石麻衣(1列⇒センター)
全メンバーで、全作品で選抜メンバー・福神を継続しているのは白石麻衣ただ一人である。
意外にも単独センターは6th”ガールズルール”以来2度目である。
●コメント
設楽統
単独センターって
白石麻衣
2回目なので 結構前なので
設楽統
Wセンターは何回もやってるけど
白石麻衣
そうなんです 私で大丈夫かなって不安はすごくあるし
設楽統
いまだに?
白石麻衣
ありますよ あります すごい緊張はするんですけど
でもやっぱりこう生駒ちゃんもラストシングルになったり
新しく3期生選抜に入った子とかもいるので
みんなでまた力を合わせてここ選抜だけじゃなく
20枚目いいシングルに導いていけたらいいなって思います
設楽統
だから3期のね選ばれたメンバー不安もいっぱいだけど
センターもいっぱいのザ乃木坂みたいな白石でも不安を抱えながらやるっていう部分もあるから
みんなで支えあってちょっと今までにないすごいのを見してもらいたいなってのもあるんで
白石麻衣
頑張ります ありがとうございました

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生駒里奈が20thシングルでの卒業センターを断わった理由~アンチと戦い続けた6年半の乃木坂生活~

アンチと戦いつづけた生駒里奈の6年半

生駒里奈は2011年8月、乃木坂46に1期生として加入した。

2012年発売の1stシングルから5thシングルまで、5作連続でセンターを務めた。

運営がデビューシングルのセンターとして考えていたのは、活動開始前に脱退してしまった吉本彩華であった。

吉本の謎の活動辞退に混乱する運営を、秋元康総合プロデューサーが、生駒里奈のセンター起用を強く主張して事態を収拾したのである。

後に、その時のことについて秋元氏は、生駒里奈の卒業コンサートに寄せた手紙でこう語っている。

2011年8月21日
オーディション会場で初めて君に会った日のことを今でも覚えています。
審査員の大人たちの視線に居心地悪そうにしている姿が印象的でした。

でもその瞳の奥に何か強い意思を感じました。
センター候補だった他のメンバーが脱退した時、
僕は迷わず君を中心に乃木坂46を構成しようと思いました。

それから5作連続でセンターという重責を担った君は
心身ともに疲れ果てたことでしょう。
そんな君をイメージして書いたのが
「君の名は希望」です。

生駒里奈、君は乃木坂46を卒業しても、
ずっと、乃木坂46の希望でいてください。

秋元康

だが、そんな経緯を知らないファンは、”生駒は(人気も実力もないのに)、運営にゴリ押しされて(センターになって)いる”と受け取られ、執拗に批判する勢力を生んでしまった。

握手会の人気が伸びなかったことが、ますますその勢いに拍車をかけ、生駒は多くの”アンチ”を抱えるようになっていく。

AKB48との交換留学を受けた時には、メンバーからも批判されてしまった。

しかし、全盛期のAKB48の中で、その魅力のすべてを吸収して乃木坂46に持ち帰ろうと奮闘する生駒の姿を見て、乃木坂メンバーたちの意識は変わっていくのである。

生駒が、最初で最後のAKB48 37thシングル選抜総選挙に臨んだ時には、乃木坂メンバーたちは、全国で街頭に立ち、生駒里奈の名前が書かれたティッシュを配って応援した。

その甲斐あって、生駒は4万票余りを集め、見事14位にランクインし、37thシングル”心のプラカード”の選抜メンバーとなった。

しかし、乃木坂に戻っても、アンチとの闘いは続き、生駒は次第に体の変調を来すようになる。

2017年に発売した17~19th シングルの発売記念握手会も体調不良で欠席することが増えてしまった。

2017年8月1日のブログでは、
握手会、欠席してしまいすみませんでした。
皆さんの優しさや、期待に応えられる状態ではなかったのです。
出る事に意味があると思う、それが今のアイドルにとって大事な事だと思うから、
でも。皆さんに会うからには私がしっかり笑顔になって皆さんを迎えたい。
アイドルだけど、根っこは普通の人なんだ。
あなたに感謝を伝えたい。
でも今あなたの目の前にいる私はあなたを笑顔に出来る人じゃない。
せっかく来てくださるファンの皆さんの前では、
元気で明るく会話をして、
あなたに楽しかったって思ってほしい。
ごめんね。また、次で返しますね。
10月16日のブログでは、
今、何を言っても、やっても
何故?
と言われてしまう。
だから、そこから自分を守る為に退いでも
何故?
と言われてしまう。
だから、音を立てる事をしない。
またはっきりと音を立てる時が来るまで。

生駒の状態を心配するファンも多くなり、卒業が近いのではないかとも囁かれるようなってしまった。

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 生駒里奈がついに乃木坂46からの卒業を決断する

乃木坂46オフィシャルホームページでありました通り
乃木坂46の次回のシングルを以て
私生駒里奈は
乃木坂46を卒業する事になりました。
卒業に至った経緯は、
今年、同学年の方は新社会人として新たな挑戦をする年です。
20歳になった頃から、大人として一人で生きていくためにはどうしたらいいのか、
具体的に自分のこれからを考えた時に私はこのままでは足りないなと、
プラスで自分を高めないといけない。
ここだけじゃ足りないと思う様になりました。
どこかまたチャレンジ出来るタイミングはと考えた時、ここだと自然と考える様になり
今日発表させて頂きました。
突然の事ですので、驚いた方がいらっしゃったら申し訳ないです。
今まで沢山応援して下さった皆様、
毎回握手会などで私に素敵な言葉を下さった皆様
本当にありがとうございます。
早いよとか、まだ乃木坂でやる事沢山あるんじゃない?とか
卒業を考えた時、家族や親友、芸能界の先輩方に沢山のアドバイス頂きました。
確かに、まだ乃木坂46でやる事はあると思います、
ですが、今の乃木坂46は最強です。
だからこそ安心して任せられるのです。
乃木坂で経験した事は、私の盾となりずっと守ってくれる事でしょう。
それだけ私には勿体無いくらいの事を教えてくれました。
だから、自信を持って次に行きたい。
どうか、私の背中を押して下さいませんか?
卒業日など細かい事はこれからスタッフさんと話し合って決めて行きたいと思います。
残りの乃木坂人生をファンの皆様と、メンバーと
スタッフさんと楽しく過ごしていけたらと思っております。
よろしくお願い致します
生駒里奈
(2018年1月31日生駒里奈公式ブログより)

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生駒里奈が卒業センターを断わった理由~生駒里奈の6年半を支えた”使命感”と”プライド”~

乃木坂工事中で、20thシングルのセンターが白石麻衣に決まったことを知った多くのファンが驚いた。

直前にグループからの卒業を発表した生駒里奈が、当然20thシングルのセンターを努めるのだろうと多くのファンは考えていたからだ。

これまでの生駒の乃木坂46への貢献度を観れば、生駒にはそうしてもらうだけの十分な理由がある。

しかし、秋元康総合プロデューサーからの卒業センターの打診を、生駒里奈は断ったのである。

その理由について生駒はこう答えている。

20thシングルを単なる卒業ソングではなく、長く歌い注がれる曲にしてほしかった
自分はもう6回もセンターをしたので充分である
卒業シングル=センターという流れと違う形があってもいい

それなりに理解できる理由であるが、何か違和感があるのも否めない。

筆者は、生駒が卒業センターを頑なに拒否した裏に彼女の矜持、自尊心というようなものがあるのを感じるのである。

生駒の乃木坂生活は、決して幸せな時間ばかりではなかった。

アンチからのバッシングにさらされ、心と体を削られる過酷な時間が多かった。

そんな生駒を支えたのは、一部のファンやメンバーの温かい言葉と、生駒自身が持っていた強烈な使命感とプライドだったのだ。

それはまさに”命懸けの戦いで、卒業センターでチャラになるような軽いものではないのだ”と生駒里奈が叫んでいるように筆者は感じるのだ。

”6年半、乃木坂46のために頑張ってくれてありがとう。卒業センター曲を贈るからこれまでの辛かったことは全部チャラでいいよね?”

運営や秋元氏が実際にそう思っているとは思わないが、生駒にはそういう風に聴こえているのかもしれないと筆者は思うのだ。

2018年4月22日には日本武道館で自身の卒業コンサート開催。

卒業コンサートのチケット当選倍率は30倍に達し、また乃木坂46では初めて、全国128の映画館でライブビューイングが実施された。

同年5月6日、生駒里奈は、乃木坂46握手会史上最多の約3万5000人を集めた20thシングル発売記念全国握手会(幕張メッセ)をもって乃木坂46を卒業した。

生駒里奈の卒業によって乃木坂46は新たなフェイズを迎えたのである。

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