大園玲（櫻坂46）の物語～壮絶なイジメ体験を経て、アイドルの世界に飛び込み、癒し系ボイスを武器に、マルチな才能を開花させている遅咲きのエース候補～

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大園玲物語～欅坂46の”エキセントリック”に救われた～

大園玲物語～欅坂46の”エキセントリック”に救われた～

櫻坂46の新2期生大園玲の一番の魅力は、少しハスキーがかかった癒し系の声だ。

聴く側に多量のα波（アルファ波）を発生させる”癒しの声”というものがある。

歌手で言えば宇多田ヒカルや沢田知可子、ナレーターの森本レオの声と言ったらわかりやすいかもしれない。

大園玲もその系譜に連なる癒しボイスの持ち主である。

そして大園の才能はそれだけにとどまらない。

書く文章や話す言葉のワードセンスにも優れていて、何よりも品性が髙い。

櫻坂46というアイドルグループにとって、それは貴重な財産であり、未来への希望でもある。

櫻坂46は、5曲の表題曲に4人のセンターが生れ、絶対的エース不在の状況にある。

パフォーマンスを牽引している森田ひかるや山﨑天が、外仕事で輝けず、外仕事でひとり気を吐いているキャプテンの松田里奈は、その活躍ぶりをなかなかグループに還元できずにいる。

アイドルの枠に収まりきらない大薗玲のマルチな才能が開花すれば、その評価がグループに還元されるチャンスも多く生まれてくるだろう。

そんな中大園は、5thシングル”桜月”で念願の櫻エイトに選ばれ、c/w曲”Cool”で初のセンターに抜擢された。

遅咲きの逸材大園玲がようやく第5番目のエース候補に名乗りを挙げたのだ。

これまで、当サイトで〇〇物語と銘打って記事を掲載したのは、それぞれが所属するグループですでに十分な実績を残しているレジェンドクラスのアイドルだけだったが、今回初めて未来での成功を期待するエース候補にスポットライトを当てて、記事を書いてみた。

子供時代からの壮絶なイジメ体験を経て、アイドルの世界に飛び込み、マルチな才能を開花させつつある、大園玲の物語は、果たしてどんな未来に繋がっているのだろう。

大園玲の生立ち

アイドルになる夢を見る事すら難しかった鹿児島の辺境で育った

2000年4月18日生まれ、鹿児島県出身
身長：163㎝
実家では犬を2匹飼っていた。
▼幼少期の大園玲

最寄りの駅まで、高速に乗って1時間かかるような田舎に住んでいた。
電車にあまり乗ったことがなく、オーディション審査に参加するために電車に乗った時は、”揺れ過ぎて怖い”と思った。

同じ鹿児島出身の元乃木坂46メンバーだった大園桃子が高校まで遠過ぎて自転車では通えず、ヘルメットをかぶり、原付で通っていたのと似た環境だった。

大園玲のアイドルファン歴は長く、小学校四年生の頃からAKBが好きだった。
坂道グループも好きになったが、欅坂46メンバーが出演している”欅って、書けない？”は、地元鹿児島ではネットされていなかったので、youtubeで見るしかなかった。
”握手会にも行ったことない、田舎だから。”
など、大園はしばしは地方ハンデを口にしている。

中学校の頃はショートカットで、一応バスケ部（ポジションはセンター）に所属していた。
高校は理系で、帰宅部。
記憶力は良くて、成績は良かった。

好きな食べ物：お好み焼き。鶏飯推し。
好きな野菜：オクラ。好きなおにぎりの具：梅干し。お寿司はエンガワが一番好き。
好きなアイス：バニラ味。お祭りの屋台では、ハシマキが好き。
苦手な食べ物：シメジとグリーンピース。
趣味：youtube鑑賞。
好きなアーティスト：米津玄師・ワンオク
好きな映画：”君の名は”
好きな四字熟語：世界平和。
好きなキャラクター：マイメロ。
絶叫系は、ある程度なら乗れるが、お化け屋敷はNG
本はあまり読まない。
小学校の1時期ピアノを習っていた

乃木坂の推しは西野七瀬。
欅坂では渡邉理佐、小林由依、志田愛佳。
ひらがなでは小坂菜緒。

欅坂で好きな曲は、なんといっても”エキセントリック”。”アンビバレント”もよく聴いている。
乃木坂では”やさしさとは”

大薗玲はそんな普通の少女だった。

壮絶なイジメ体験の果てに”エキセントリック”と出会った

大園玲は、オーディションのShowroom審査時に、”エキセントリックに救われた”と発言したが故に、雑誌のインタビューでもエキセントリックについてよく質問されてきた。

しかしその質問に真正面から向き合うことはなく、”暗くなっちゃいます〜”とかなんとかいいつつ、ずっとそれに答えることを回避してきた

そこで具体的に説明したら、場の空気を暗くしてしまうことが確実だと本気で思っていたからだ。

2020年2月に欅坂46の新2期生としての配属が決まった2か月後のブログで、ようやく”エキセントリックに救われた”ことの経緯を語り始める。

2020年4月19日のブログから（抜粋）

エキセントリックの主人公なら、自分の気持ちを分かってくれる気がした。

エキセントリックの主人公の経験と自分の経験が重なっている、と思った。
学校生活の中で自分の中に築かれた感情がエキセントリックの中に詰まっている。

書ける範囲のこれまでの経験と、その経験が自分にもたらしたこと、
当時の脳内流行語(※当時の気性に比例して、語気が荒れています)を書くと、、、、

小学校5、6年生のころ
クラスの上層部の人たちが流す噂の対象になる
◎人を疑う術を知る
当時の脳内流行語「待てよ、敵か?」

中学1年生のころ
SNSで、自分の悪口を言うグループの存在を知る
◎自分は人の悪口を言うまいと心に誓う
当時の脳内流行語「言うがいい」

中学2年生のころ
ロッカーに置いていた歯ブラシが取られてなくなる
◎ロッカーを綺麗に空っぽにして帰るようになる
当時の脳内流行語「これで取れまい」

中学3年生のころ
引き出しからペンケースとポーチが取られてなくなる
◎引き出しに物を入れなくなる
当時の脳内流行語「何も取れまい!!」

高校2年生のころ
ソロデビュー(訳:ぼっちデビュー)を果たす
◎お弁当を食べるのも、理系の授業内の実験も、移動教室も1人でやる力を身につける
当時の脳内流行語「家帰りてえ」

”エキセントリック”と運命的に出会って救われた

大園は、坂道合同オーディションに応募したきっかけについて質問されても、”長くなるから”と言って、なかなか話そうとはしなかった。
でも最終日、自分の思いを詳しく文章にして、しっかりとファンに伝えた。

（書き起こし）
小学校高学年くらいから性格が暗くなり始めて、今でも根暗なんです
けど、エキセントリックに救われて自分の人生を前向きに考えられるよ
うになりました。そうやって歌詞やパフォーマンスで人の人生に良い影
響を与える側の人間として生きていきたいと思ったからです

こういった経験が重なってできた自分の人間不信なところが嫌いだった

けれど、エキセントリックの主人公も同じことを思っていて、
そういった影の部分って、私だけじゃなく、誰でも持ち得る感情なんだと思えた。

そういう暗い部分を待つのもいけないことではないと思えるようになった

欅坂46 エキセントリック歌詞 - 歌ネット

欅坂46の「エキセントリック」歌詞ページです。作詞:秋元康,作曲:ナスカ。残酷な観客達主題歌 (歌いだし)あいつがああだって言ってた歌ネットは無料の歌詞検索サービスです。

こうして、大園玲は確かにエキセントリックに救われたのだ。

坂道合同オーディションを受けた経緯

20200425ブログ　オーディションのこと（抜粋）

坂道合同オーディションがあることを知ったのは、高校3年生になる春
もしいつか、欅坂46の2期生の募集があったら絶対受けると決めていた

がしかし、見つけたのは「合同」という言葉乃木坂46さん、欅坂46、日向坂46さん、どの坂道も大好き、どの坂道の曲も大好き
でも、欅坂に入れるかわからない
でも、受けなかったらきっと後悔する
とてつもなく今しかないと思って受けた
欅坂に絶対入りたくて受けた

20200501ブログ　オーディションのこと　（続き）

3次審査はダンスの審査があった
家族に隠れて課題曲を練習して
洗面台に腕や足の指を何度ぶつけただろう
全身鏡が欲しいななんて考えながら練習した

本番の審査中は少なくとも4回以上”間違えてませんけども?”って顔をした
(訳:4回以上振りを間違えた)
そう!そして、このとき着ていたのが体操服で履いていたのが体育館シューズ
家にある1番短いズボンがソレで1番運動に向いてる靴がソレだった
審査を受けた全員の中でおダサファッションのトップ(不名誉)が私なのは誰が見ても明らかだった

そして、次に迎えたのがSHOWROOM審査
SHOWROOM審査の期間のことは
語り出したら止まりません
頑張って簡潔に話します

この審査を通して自分の人生で初めて、夢を応援してもらうという経験をした

最終日は夏休み中の補習を早退して、お昼から夜まで、6時間以上配信したのが懐かしい

いただく言葉があたたかくて嬉しくて、たくさん泣いた記憶がある

そして最後に、最終審査を迎えることができた

中学校の音楽の授業で、合唱をきっかけに好きになったスピッツさんの”チェリー”を歌った

結果を待つ時間がとても長く感じて、膝の上に乗せたリュックをぎゅーってして、私の中の全緊張をリュックに押し付けたら断られた

結果発表が始まり41番(審査時の番号)が呼ばれた瞬間、久しぶりにしっかり酸素を吸ったような(分かりづらい)そんな気持ちになった

最終審査があった2018年8月19日は、世界一短い24時間だった

【オーディションについて、おしまい】

SHOWROOM配信でファンの心を鷲掴み

坂道合同オーディションの最終審査直前に、SHOWROOM配信が行なわれた。

大園玲は、独特の配信スタイルで臨んだ。

集まってきた人たちの名前を一定間隔ごとに読むというルールを自分に課した。

10分ごとに、46秒間、集まってくれた視聴者の名前をひたすら読み上げた。

これは単なる視聴者サービスではなくて、見に来てくれた人の名前を憶えたかったから、だと後で明かしている。

SHOWROOMのタワーなどの値段も自分で調べて、
”私、ちゃんとわかってますからね”と何度も念を押していた。

全くの赤の他人の自分を課金してまで応援してくれるのが本当に驚きで、自分の人生で初めて、夢を応援してもらう体験は奇跡だと思った。

アイテムのひとつひとつに込められたファンの思いをしっかりと受け止めようとしている姿勢の表れだった。

配信の背景に掲げていたプロフは、何度も何度も書き直した。

合同オーディションに応募したきっかけを”長くなるから”と言ってなかなか話さなかったが、配信の最終日、自分の思いを詳しく文章にして、しっかりとファンに伝えた。

(SHOWROOM配信での自己紹介)
自分の嫌いな所　　ビビりなところとすぐ泣くところ
自分の好きな所　謙虚なところ
自分を物にたとえると？　鉛筆　芯が硬くてまっ直ぐだから
夢は？　キラキラする人になりたい　人を感動させる人になりたい

SHOWROOM審査では、70名以上の参加者の中で13位という高い順位を獲得した。

坂道研修生時代のこと

坂道合同オーディションの最終審査の合格者38名には選ばれた。

でも、その後予定になかった”セレクション”が行なわれた。

セレクションに合格したのは、39名中の約半数の21名。
そこに大園玲の名前はなかった。

2018年11月、乃木坂46の4期生に11名、欅坂46（現櫻坂46）の2期生に9名、けやき坂46（現日向坂46）の3期生に1名、合計21名のセレクション合格者が各グループに配属された。

セレクション合格者一覧

セレクションで不合格となってしまった大園玲ら18名は、坂道合同オーディションの最終合格者として、SHOWROOMでのお礼配信までさせられたにもかかわらず、坂道グループの正規メンバーにはなれなかった。

配属先が決まらなかった18名のメンバーは固まって大泣きしたことを後のインタビューで語っている。

この仕打ちにセレクション落ちしたメンバーの父兄が憤慨し、一時は訴訟を起こそうとする騒動にまで発展した。

これに対応するために運営は、該当する18人とほか数人を含めて、坂道研修生として2019年3月までレッスンを継続し、彼女たちが坂道グループの正規メンバーに昇格できる可能性を開き、騒動を収めた。

退路を断って単身上京し、坂道研修生と大学生活を全力で頑張った

図らずも坂道研修生となってしまった大園玲は、人生の大きな岐路に立たされた。

坂道グループのメンバーとなったら、地方在住者は合格後に速やかに上京することがオーディション応募の時の条件だった。
坂道研修生も、セレクションに合格したメンバーと同様に、東京でのレッスンを受けるために上京する必要があった。

しかし高校3年生と中学3年生の合格者には特例があり、本人が希望すれば学校を卒業してからの上京も可能だった。

大園は、この特例を利用して、地元の尚志館高校を卒業、その後に上京した。

2019年4月、東京の立正大学への進学を機に単身で上京、一人暮らしをしながら研修に励むこととなった。

将来についての不安を挙げればキリがなかったが、セレクションに落ちた時に、まだ必死になっていなかった自分に気づいて、とても悔んだ。

坂道研修生になってもう一度チャンスがあるなら、今度は後悔しないように、やれることは全部やろうと決めていた。

SHOWROOM配信でファンの励ましを受けたことや、高校の先生たちが応援してくれたことも大園の背中を強く押してくれた。

坂道研修生時代に仲が良かったのは林瑠奈（乃木坂46新4期生）。
4月16日(大園の本当の誕生日は4月18日)に誕生日おめでとうのLINEをくれるくらいの仲良し。

▼るなぴ（林瑠奈）に餌付けされる私（ブログより）

アイドル生活の始まり

2018年11月に坂道研修生としての生活が始まってから約10カ月が経った2019年9月6日、ようやく坂道研修生OFFICIAL SITEが立ち上げられた。

それから数日たった9月13日坂道研修生の遠藤光莉を皮切りに14名の坂道研修生がアイウエオ順に、1日に1名づつ紹介されていった。

大園玲は2日目の9月14日に紹介動画が公開された。
▼大園玲紹介動画

坂道グループ初の研修生15名による東阪名ツアー開催決定！

乃木坂46・欅坂46・日向坂46の研修生による”坂道グループ合同研修生東阪名ツアー”の開催が決定。
いよいよアイドルとしての本格的な活動が始まった。

参加メンバー（坂道研修生15名）：遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、黒見明香、幸阪茉里乃、佐藤璃果、髙橋未来虹、林瑠奈、増本綺良、松岡愛美、松尾美佑、森本茉莉、守屋麗奈、山口陽世、弓木奈於
（当初18名いた坂道研修生から3名が脱落した）

★研修生ツアー日程
＜大阪＞Zepp Osaka Bayside
2019年10月30日(水)　31日(木)

＜東京＞Zepp DiverCity(TOKYO)
2019年11月12日(火)13日(水）

＜愛知＞Zepp Nagoya
2019年11月20日(水)21日(木)

15名全員が1曲づつセンターに立つセットリストが組まれた。

大園玲は、インフルエンサーでセンターを努めた。

ついに配属決定！大園玲の決意

坂道合同オーディションセレクション合格者のグループ配属から遅れること1年3カ月の2020年2月16日、坂道研修生14名の配属がようやく発表された。

研修生ツアーに参加した15名から、松岡愛実が活動辞退を申し出たため、14名の配属となった。

★乃木坂46 新四期生
黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、松尾美佑、弓木奈於

★欅坂46 新二期生
遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、増本綺良、守屋麗奈

★日向坂46 新三期生
髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世

各グループへの配属は、本人の希望を尊重したものとなっていて、大園玲は希望通り、欅坂46の新2期生として配属された。

元々おとなしかったはずの大園玲が、欅坂46に入って、人が変わったように先輩に対しても積極的にコミュニケーションをとるようになった。

そのことについてインタビューでこう語っている。

配属されたタイミングで決意しました。
自分たちは坂道合同オーディションに受かって、セレクションに落ちて、そしてようやく配属されたんですけど、そんなこと普通ないじゃないですか。
1回落ちた時はまた入れるなんて思ってもいなくて、落ちた時に必死になってなかった自分を悔やんだので、配属された時に、やれることは全部やりたいなと決めました。
（BUBKA 2020年11月号より）

櫻坂46のデビューシングル”Nobody’s fault”で選抜メンバーに抜擢され上々のスタートを切った

新2期生からは大園玲がただ一人デビューシングル”Nobody’s fault”の選抜メンバーに選ばれた。

そのことについて大園は雑誌のインタビューで、嬉しさよりも悔しさが大きかったと答えている。

本当のことを言うと、うれしさよりも悔しさの方が大きいです。
というのは”櫻エイト”に入れたら、シングルの収録曲全部に参加できるじゃないですか。
でも、自分にはまだそこに入れる実力が足りてないんだって思ったら、悔しくて。
（中略）本当は表題曲のメンバーに入っただけでも喜ぶべきなんだろうなって思いますし、自分の立場で悔しいって言うのは、ぜいたくなことでもあるのは分かっているんですけど、日に日に悔しさが大きくなるので、言わずにはいられなかったです。
自分の力不足が悔しいですし、やらなきゃいけないことばっかりだなって思います」。
それはつまり、いつかはセンターに立ちたいと……？
はい、センターにふさわしい人間になりたいです。
（20±SWEET 2021 JANUARYのインタビューより）

2020年1２月7日放送の痛快TVスカッとジャパン　胸キュンスカッと　ドラマ初出演での演技が好評を博す。

同年12月9日発売の少年サンデーで初表紙（田村保乃とW表紙）を努める。

大園は、メンバーの人気指標の一つであるオンラインミート＆グリートでも人気を伸ばし、センター経験者の森田ひかる・田村保乃に次ぐ存在になっていく。

2021年の書初めでは、”瞬惹”と書き、目でファンを惹き付ける表現を目指すとその決意を表明した。

2022年7月からは、TBSの朝のバラエティ番組”ラヴィット”水曜のシーズンレギュラー（7月～9月）に抜擢され、”ゾノ”の愛称で、MCの川島明やレギュラー陣に可愛がられ、その魅力を存分に発揮した。

ところが櫻坂46での活動では、2nd,3rd,4th,1stAlbumと5作品連続で表題曲の選抜メンバーには選ばれたものの、ずっと3列目に置かれたままで、なかなか櫻エイトへ上がることができずにいた。

その一方で、同じ新2期生の守屋麗奈はデビューシング”Nobody’s fault”では選抜メンバーから漏れたが、2ndシングル”BAN”以降は選抜入りを続け、4thシングル”五月雨よ”と1stアルバム”As you know？”では櫻エイトに抜擢され、5thシングル”桜月”ではついにセンターに抜擢された。

守屋に追い抜かれてしまった感がある大園だが、5thシングル”桜月”で、ようやく念願の櫻エイトに選ばれ、c/w曲”Cool”では初めてセンターを任された。

"Cool"（櫻坂46）大園玲初センター曲～欅坂46時代から脈々と流れ続けている若者の焦燥感を歌った楽曲。

”Cool”　大園玲の初のセンター曲、森田ひかる・田村保乃・山﨑天に次ぐポジションに～1stソロ写真集”半分光、半分影”のリリース（2023年4月18日）も決定！～ ”Cool”は、欅坂46の5thシングル”桜月”に収録されているカップリン...

2023年4月18日（大園玲の23歳の誕生日）には、待望の1stソロ写真集（タイトル未定）のリリースも決まっった。

撮影は、　撮影は、北海道と大園の出身地・鹿児島県で行われた。
北海道では十勝・道東の深い森の中の湖や重厚な洋館で、鹿児島県では種子島の美しい海と、鹿児島市・大隅半島の郷愁を誘う風景の中で、神秘的な佇まいから故郷での最高の笑顔まで、22歳の鮮やかな一瞬を切り取った作品となっている。

人生において大切な一冊になりました。
北海道、種子島、私の出身地である鹿児島でも撮影できてうれしかったです。
体づくりは、これまでのアイドル人生で1番といえるほど頑張りました。
そうして迎えた撮影は本当に楽しくて、幸せで、きらきらした思い出になりました。
関わってくださる全ての皆様、この写真集をこれから手に取ってくださる皆様に感謝しています。
ありがとうございます

今の大園玲には追い風が吹いている。
5thシングル期間の活躍次第では、念願の表題曲センターへの道も見えてくるだろう。

大園玲は正念場を迎えている。

まだまだ深堀りできる大園玲の隠された魅力とマルチな才能

マルチな才能に恵まれた稀有なアイドル大園玲。

天からのギフトである癒し系ボイスの他にも、いくつかの注目に値するキャラクターや、才能を持っている。

その中から代表的なものを紹介してみる。

図らずもコロナ渦が生み出した大園玲のメモキャラ

新2期生として欅坂46に加入した大園玲たち6人は、すぐにコロナ渦騒動に巻き込まれてしまい、欅坂46の冠番組”欅って、書けない？”の収録で、MCの2人（土田晃之・澤部佑）だけがスタジオ出演で、メンバーはリモート出演を余儀なくされてしまった。

2020年7月5日深夜放送の”欅って、書けない？”での企画”新2期生に教えておきたい欅坂46のルール”にリモート出演した際、大園らの新2期生たちは、先輩からのアドバイスを書き留めるためにペンとメモ用紙を手にしていた。

その中で、メモにしては大きすぎるスケッチブックを手にする大園玲の姿があった。
1期生の齋藤冬優花らがアドバイスをしたのだが、それをメモする2期生の中で、大園玲がメモを書く頻度が断トツに多かった。

それに気づいたMCが大園メモにチェックを入れ始めるのだが、その大園メモがことごとく面白い。

MCへ何か質問はないか？と振られた大園が澤部に”コンディショナーはするんですか？”と聞く。

澤部が、”（コンディショナーを使うと）このくらいの（髪の）長さ（=坊主頭）でも、ちょっと柔らかくなる”と答えると、大園がさっそくペンを走らせてメモる。

澤部が、”大園！そこは書かなくていいから”とすかさず叫ぶ。

土田と澤部の”今なんて書いたの？”という問いかけに大園がこう答える。

”コンディショナーをすると坊主は柔らかくなる”って書きました。

これには全員が爆笑した。

これでこの回の主役は完全に大園玲になった。

澤部からは、”大園は今後の収録には必ず小さなメモ用紙を持って参加するように！”と指示された。

大園玲の”メモキャラ”が誕生した瞬間だった。

元々ブログの文章が面白く、ワードセンスに優れていることは知られていたが、大園メモの切り取り方は、その辺の御笑い芸人のスキルを軽く跳び越えていた。

大園のメモキャラは、その後もずっと健在で、2022年7月の”ラヴィット”の生放送への初回出演の際にも、メモキャラを発動、それを見取り図の盛山らがすぐに見つけて、イジリ出すといういわゆる”おいしい”展開も生れてた。

大園玲のおっとりした話しぶりとビジュアル、それとギャップがある高い大喜利スキルは、さっそくラヴィットのMC川島明や見取り図の盛山らに面白がられ、すぐにラヴィットファミリーの一員として認められたのである。

櫻坂46の現役メンバーではNo.1の知性派

2021年6月5日深夜放送の”そこ曲がったら、櫻坂？”で発表された櫻坂46メンバー24人による主要5教科の学力テストでは、立正大学3年生の大園玲が、1位となった法政大学3年生の原田葵の86点に次ぐ、81点を獲得して2位となっている。
ちなみに、今回のランキングのトップ３は、いずれも現役大学生である。

番組では、このランキングの上位5人による”インテリ女王決定戦”（早押しクイズ）が行なわれ、3ポイントを先取した原田葵が初代インテリ女王に輝いた。

さらに、2021年8月15日深夜放送の”そこ曲がったら、櫻坂？”の”学力テストは関係ない！地頭クイーン決定戦！”企画では、初代インテリ女王原田葵不在の中で”地頭早押しクイズ”が行なわれ、大園玲・山﨑天・齋藤冬優花・幸阪茉莉乃が参加、大園玲が順当に優勝して、櫻坂46初代地頭クイーンになっている。

その後大園は、各局のクイズ番組に出演し、原田葵卒業後の櫻坂46のクイズ番組要員のポジションを武元唯衣と争っている。

▼大園玲が出演した最近のクイズ番組
2022年8月10日”くりぃむクイズミラクル9”（テレビ朝日系）
2022年3月30日”ザ・タイムショック2022”（テレビ朝日系）
2022年9月21日”ザ・タイムショック2022”（団体戦）（テレビ朝日系）

★”レッドオーシャン”エピソード
大園玲の知識の豊富さを示すエピソードとして知られているのが、”レッドオーシャン”エピソードだ。

2022年9月11日深夜放送の”そこ曲がったら、櫻坂？”の”メンバー褒め褒め企画”で、
スタッフ50人のアンケートに書かれた3つの凄い所
1．とにかく癒やされる
2．品があって育ちが良い
3．頭の回転が速く知的
これに当てはまるメンバーとして大園玲自らが立候補して見事正解となった。

具体的な事例として
カメラマン：大園が泣いた時、顔のどアップを撮ったのですが、流れた涙がキレイ過ぎて、驚きと心がいやされました。
AP（アシスタントプロデューサー）：人懐っこく、積極的に話しかけてくれるし、よく笑ってくれる。先輩や年上の人からも絶対に好かれやすいタイプだと思います。
庄司宇芽香（”そこさく”のナレーター）：言葉運びが美しい。紡ぎ出す言葉の選び方も、上品だと思います。たおやかで、美しく言葉を操る素敵な女性です。

その中で最も注目を集めたのが一人のマネージャーから伝えられたこんなエピソードだった。
普段から話す内容が知的で、話し方に品性を感じます。
以前、移動で街を歩いていた際、全フロアが飲食店のビルがあったのですが、去り際に、”レッドオーシャン”と呟いたのを聴いて、”この子はなんて賢いんだろう”と感心しました。
というエピソードである。

さらにディレクターの1人からは、こんなコメントが寄せられた。
頭の回転が速いので、加入当初のメモキャラもそうだが、最近のコメント力にも磨きがかかってきた。
アイドルの枠にとらわれず、幅広く活躍できる。

大園玲の未来には多くの可能性があるようだ。