”絶望の1秒前”　乃木坂46 最初の五期生曲　センターは五期生のエース格、井上和（いのうえなぎ）

インデックス

”絶望の1秒前”　乃木坂46 最初の五期生楽曲～2人が活動自粛となり、嵐が吹きすさぶ中での船出となってしまった乃木坂46の五期生たち～
1. 五期生お見立て会から中西アルノ・岡本姫奈の活動自粛までの経緯
2. ”絶望の1秒前”　MV・歌唱メンバー・歌詞

”絶望の1秒前”　乃木坂46 最初の五期生楽曲～2人が活動自粛となり、嵐が吹きすさぶ中での船出となってしまった乃木坂46の五期生たち～

”絶望の1秒前”は、乃木坂46の29thシングル”Actually…”に収録されている五期生による初めての楽曲。

単独のアイドルグループとしては史上最多の8万7852人の応募者を集めた”乃木坂46 五期生オーディション”。

その中から11名の合格者が選ばれた。

”絶望の1秒前”は、その五期生にとって記念すべき最初の期別楽曲である。

作曲はツキタタダシ。(自惚れビーチ、遥かなるブータン、シークレットグラフィティなど)

夢を見失い、まさに絶望する寸前に追い込まれている若者の不安な現在を、”絶望の1秒前”というキャッチーなワードで切り取り、その中から力を振り絞って前へ進もうとする若者に寄り添った歌詞を、乃木坂46らしい希望を感じさせるメロディに載せた良曲である。

五期生お見立て会から中西アルノ・岡本姫奈の活動自粛までの経緯

2022年2月23日、乃木坂46時間TVの生配信内で行われた”乃木坂46 五期生お見立て会”は、27万人の同時視聴者を集める注目のイベントとなり、11名の内から井上和(いのうえなぎ)・一ノ瀬美空(いちのせみく)・菅原咲月(すがわらさつき)・小川彩(おがわあや)・奥田いろは(おくだいろは)・五百城茉央(いおきなお)・中西アルノ(なかにしあるの)の7名がお披露目された。

さらに、乃木坂46時間TVの最後を飾るスペシャルライブで、五期生中西アルノがセンターを努める29thシングル”Actually…”が初披露された。

ところが、この楽曲がこれまで乃木坂46が築いてきたパブリックイメージからは大きく離れていたことや、パフォーマンスで、センターばかりがフィーチャーされて、まるで中西アルノのソロ曲のような趣きになっていたことで、多くの乃木坂46ファンの拒絶反応を引き起こしてしまう。

そして、その攻撃の矛先は運営だけにとどまらず、センターの中西アルノにも向けられ、彼女の過去の撮影会モデル活動や、古いSNSでの暴言などが掘り起こされてしまう。

その中には事実無根のものや、憶測によるものも多かったが、運営の調査によって一部が本人のものと特定されて、ついには本人が謝罪する事態となり、運営は中西アルノの一定期間の活動自粛を発表したのである。

さらに、今だ五期生としてお披露目されていなかった岡本姫奈（おかもとひな）が五期生の1人であることがネット上にリークされてしまう。

運営はしばらく事態を静観していたが、岡本の過去のSNSのアカウントから、五期生についての情報や画像などが流出してしまう。

さらにSNSの中で、現役乃木坂メンバーや他の期生に対するネガティブな発言をしていることがネット上に晒されてしまう。

ことここに至って、乃木坂46の運営は、まだお披露目前の岡本姫奈を、”グループの活動規約に違反する行為があった”があったとして、”しばらくの間”活動を自粛させると発表したのである。

全員のお披露目が済む前に、2人が活動自粛に追い込まれるという前代未聞の事態が、トップアイドルグループである乃木坂46を見舞った。

中西アルノ・岡本姫奈以外の9人の五期生にとっては、降って湧いたような災難であり同情を禁じ得ない。

祝福さるべきデビューが、まさに吹きすさぶ嵐の中での船出となってしまった乃木坂46の五期生には、どんな未来が待っているのだろう。