”偶然の答え”　藤吉夏鈴センター曲は、女の子に恋してしまったJＫの決して実ることがない切ない恋の唄だった（櫻坂46 2ndシングルc/w曲）

インデックス

櫻坂46の2ndシングルの藤吉夏鈴センター曲は、”なぜ恋をしてこなかったんだろう”に続く禁断のラブソング

櫻坂46の2ndシングル”BAN”のトリプルセンターの1人、藤吉夏鈴のセンター曲の1曲目”偶然の答え”が、2021年3月14日の”こちら有楽町星空放送局”（ニッポン放送）で初解禁された。

作曲は、明日がある理由（乃木坂46）のYU-JIN（岩崎裕仁）。（編曲はTomoLow）

櫻坂46へは初めての楽曲提供である。

cast : 藤吉夏鈴、永瀬莉子
Director : 林希（博報堂ケトル）
Choreographer : TAKAHIRO
Producer : 小浜元（P.I.C.S.）
Production : P.I.C.S.

やられた。
3月23日夜に公開されたMVを見るまでは、渋谷のスペイン坂で偶然出会った男女、女の子に淡い恋心を抱く男の子が、この偶然の出会いを”運命”だと信じようする一途な想いを描いた爽やかなラブソングだと思い込んでいた。

でも、MVの中のJK藤吉夏鈴は、同性の同級生に友達とは違う想いを抱いてしまい、思い悩んだ末に、帰宅途中の駅のホームで、電車を待つ間に思い切って告白し、彼女を戸惑わせて、取り返しのつかない結末を招き、悔んでしまうのだ。

そして、月日が流れ、偶然再会した二人。

夏鈴は、女優になるために故郷を離れることを告げる。

”元気でね。”

それだけ言って、立ち去る夏鈴。

グレイのスプリングコートに両手を突っ込んで、足早に歩いていく。

しばらく歩いて立ち止まる夏鈴。

振り返って空を見上げる。

偶然の答えのMVは、歴代の坂道のMV中でも、稀に見る傑作だろう。

わずか6分の短編映画として、十分成立している。

リコ役の永瀬莉子の演技も素晴らしい。

藤吉夏鈴の演技は決して上手いとまでは言えないが、表情だけで感情は十分に伝わってくる。

その演技には女優としての確かなポテンシャルが感じられる。

完全にやられてしまった。

1・2列目：櫻エイト 藤吉夏鈴（センター） 森田ひかる、小林由依、渡邉理佐、菅井友香、田村保乃、山﨑天、小池美波
3列目：尾関梨香、関有美子、原田葵、上村莉菜、武元唯衣