(…)

乃木坂46 21stシングル選抜発表エピソード~”ジコチューで行こう!”は齋藤飛鳥3度目のセンターだったが、CDセールスは伸び悩んだ

アイドル

21stシングル”ジコチューで行こう!”は、生駒里奈卒業後初めてのシングルだったが、セールスは伸び悩み、次世代エース齋藤飛鳥へのバトンタッチは頓挫してしまった

21stシングル”ジコチューで行こう!”、2018年8月08日リリース。
累計売上は、132.9万枚で(前作の”シンクロニシティ”131.6万枚比101%)とかろうじて前作を上回った。

20th選抜と同じ21人選抜、7-7-7というフォーメーションも変わらなかった。

生駒里奈卒業後の最初のシングルとして、どんな新機軸が打ち出されるかとの期待が高かったが、前作21名中17名が残留、初選抜は、鈴木絢音(二期生)、梅澤美波(三期生)、岩本蓮加(三期生)の3人にとどまり、期待は裏切られた。

センターには、次世代エースと目されていた齋藤飛鳥(通算3度目:単独2,W1)が配されたが、セールスは停滞し、齋藤飛鳥は自信を失い、センター適性に疑問が残る結果となってしまった。

”ジコチューで行こう!”のMV(Full)はこちら

乃木坂46 21stシングル”ジコチューで行こう!”の選抜メンバー21名は、2018年7月1日深夜の”乃木坂工事中”の終盤で、いわゆる今野方式で行われた。

 

スポンサーリンク

3列目7名:前作から樋口日奈(一期生)・寺田蘭世(二期生)が脱落、代わって斉藤優里(一期生・9回目)と鈴木絢音(二期生・初選抜)が入った

 

今回も3列目からの発表である。

㉑ 井上小百合(3列⇒3列)
16thから6作連続、通算16回目の選抜メンバー入り。

⑮ 高山一実(3列⇒3列)
21回目の選抜入り。
1st以来、全作品での選抜メンバー入りを続けている。

⑳ 新内眞衣(3列⇒3列)
16thから6作連続、通算7度目の選抜入り。

⑯ 斉藤優里(復帰)
19th以来、通算9度目の選抜入り。

⑲ 星野みなみ(3列⇒3列)
通算19回目の選抜メンバー入りである。

⑰ 若月佑美(3列⇒3列)
3rd以降すべての作品で選抜メンバーとなっている。(通算19回目)

★⑱ 鈴木絢音(初選抜)
乃木坂46に加入して5年、ようやく選抜メンバーの切符を手にした。

●鈴木絢音、初選抜入りのコメント
うれしいです
ちょっとビックリしてるんですけど
これまで応援してきてくれた人に
やっと恩返しができるなって
今までできなかったこととか
選抜にはいったからできることを
この期間たくさんやっていきたいなと思います

スポンサーリンク

2列目7名:卒業した生駒里奈と休養を発表した久保史緒里に代わって、三期生の梅澤美波と岩本蓮加(14歳・最年少)が初の選抜メンバー入りを果たした。

⑭ 桜井玲香(2列⇒2列)
全作品での選抜メンバー入りを継続中

⑧ 秋元真夏(2列⇒2列)
4th以降選抜メンバー入りを続けている。(通算18度目)

⑬ 松村沙友里(2列⇒2列)
全作品での選抜メンバー入りを継続中

⑨ 衛藤美彩(2列⇒2列)
9th以降13作連続の選抜メンバー入り。(通算14度目)

⑫ 岩本蓮加(初選抜)
乃木坂46の最年少メンバー、14歳(中学3年生)の岩本蓮加が初の選抜入りを果たした。

●岩本蓮加、初選抜入りのコメント
自信はないし不安はあるけど
この活動を通して少しでも自信がつけばいいなって思うし
先輩たちとももっと交流を深めていけたらなって思います

⑩ 大園桃子(2列⇒2列)
20thから連続での選抜入り。(通算3度目)

⑪ 梅澤美波(初選抜)
メンバーNo.1の高身長(170㎝)で、スタイル抜群の梅澤美波が初の選抜メンバーに選ばれた。

●梅澤美波初選抜コメント
不安がすごい大きいです
実感がないから
2列目の真ん中だし
でも後ろにも前にも両隣にも心強い
同期も先輩もみんないるので
応援してくださってる方の喜ぶ顔がたくさん見れるように
私も笑顔で頑張ろうと思います

2018年8月3日から上演される舞台”七つの大罪 The STAGE”のオーディションに参加して、エリザベス役を勝ち取ったことが大きく評価されたものだ。
21stシングルのc/w曲”空扉”は、舞台”七つの大罪 The STAGE”の主題歌”で、この作品のために秋元康が書きおろしたもの。

梅澤美波が、三期生で初めて単独センターを努めた。

”空扉” MVはこちら

三期生には、個性的なメンバーが多く、競争意識も強かった中で、大園桃子らの精神的に弱いメンバーを支えてきたのが梅澤美波であった。

その梅澤が、舞台”七つの大罪”のオーディションに応募し、見事にエリザベス役を勝ち取った。

秋元康総合プロデューサーや今野義男がこれらを評価して、梅澤を選抜メンバーに抜擢したのである。

21st以降、梅澤美波は選抜メンバー常連への道を歩むこととなる。

スポンサーリンク

1列目7名:7名全員が20thから横滑り、センターが白石麻衣から齋藤飛鳥に変わっただけ

⑦ 山下美月(1列⇒1列)
20thに続き、2作連続での選抜メンバー入り。

① 生田絵梨花(1列⇒1列)
参加した作品すべてで選抜入りし、センター1回、福神18回。

⑥ 堀未央奈(1列⇒1列)
14th以降連続の選抜入り(通算13度目)

② 与田祐希(1列⇒1列)
大園桃子と同じく、20thから連続での選抜入り。(通算3度目)

⑤ 白石麻衣(センター⇒1列)
全作品で選抜メンバー・福神を継続中。

③ 西野七瀬(1列⇒1列)
全作品での選抜メンバー継続中、6th以降連続福神も継続中。

④ 齋藤飛鳥(1列⇒センター)
11th以降連続選抜、13th以降は福神を継続中
15th”裸でSummer”(単独センター)、19th”いつかできるから今日できる”(Wセンター)に続いて3度目のセンター抜擢である。

●齋藤飛鳥コメント
あ~また夏曲なんだなっていう気持ち
別にいいとか悪いとかじゃなくて
今年もこの曲でツアー回るだろうから
今年のツアーは規模も大きいし
新しいことが多いから
ちょっと怖さもあるんですけど
まあでもなんとかなるって思って頑張ります

スポンサーリンク

三期生の期待の星だった久保史緒里、激やせから激太りし、21stの活動休止を発表!

三期生が乃木坂加入当時、運営の期待が最も高かったのが大園桃子で、2番目が久保史緒里である。

歌唱力は、生田絵梨花に次ぐグループ2位を誇り、演技力でも才能を示し、三期生による”3人のプリンシパル”で、観客の投票で選ばれる第2幕出演回数は15公演中11回に上り、メンバー中でNo.1であった。

一方で久保はメンタルに問題を抱えていた。

厳格な両親の下で育った久保史緒里は、教育者(県立高校校長で教育委員会委員)である父親からアイドルになることに反対されていた。

生真面目で思い詰める性格だった久保は、そのことに悩んでいた。

乃木坂メンバーとして、早く実績をつくり、父親に認められようとするあまり、同期のメンバーを過剰に意識してしまい、次第に心と身体のバランスを崩していく。

その結果、2017年の春ごろから急激に痩せ始めてしまう。

2017年5月1日放送の”NOGIBINGO8 三期生コスプレ大運動会”でチアガールに扮した久保史緒里は、まさにガリガリ状態であった。


ところがこの番組の中で、同期の中村麗乃が、”久保は1日5食も食べているのに痩せている”と発言したのである。

察するに、この時期久保は拒食症であった可能性が高い。

久保の激痩せ状態は2017年の夏まで続いた。

▼2017年9月Platinum FLASH vol.1のグラビアオフショット

そして、その治療の反動で、2017年の冬ごろから久保は急激に太り始める。

2018年1月の舞台”三人姉妹”(チェーホフ)に、衛藤美彩(一期生)、伊藤純奈(二期生)と共に抜擢されているが、そのころが一番太っていた時期であった。

この体重の急激な変化は、久保の体調に過剰な負担をかけることになり、2017年の秋ごろから体調を崩すことが多くなっていく。

20thシングル”シンクロニシティ”では、念願の初選抜、初福神に抜擢されたが、体調の変調が続いていた。

そして2018年6月30日、運営は久保史緒里が体調不良のため、7月6日からスタートする『乃木坂46 真夏の全国ツアー2018』の全公演を欠席し、21枚目シングル(8月8日発売、タイトル未定)の活動を休止することを発表する。

同日、久保史緒里自身も、ブログでそれについて語った。

▼2018年6月30日久保史緒里公式ブログ

タイトル:皆様へ

皆様こんにちは。
久保史緒里です。

先程、公式ホームページの方でも
発表がありましたが、
21枚目シングルの活動、
6th YEAR BIRTHDAY LIVE、真夏の全国ツアー2018、
をお休みさせていただきます。

突然の発表となり、
さらに、
ツアー直前の発表となってしまい、
本当に申し訳ありません。

昨年の秋頃から、
体調が優れない日々が続いており、
激しい運動や活動をすることが難しく、
ライブのリハーサルなどに
参加することも難しい状況でした。

そのため、
スタッフの皆様と話し合いをした結果、
今回の21枚目シングルの活動、
6th YEAR BIRTHDAY LIVE、
真夏の全国ツアーを
お休みさせていただくことを決めました。

リハーサルやレッスンに参加できないことで
周囲に迷惑をかけることはもちろん、
自分自身、今よりも前に進むことは
望めないという結論に至ったため、
非常に悩みましたが、
この先も、乃木坂46として
ずっと活動を続けていくために、
今は、少し活動のペースを緩めて、
自分に出来ることを、
少しずつやっていきたいと思っています。

このタイミングで、
三期生という立場でありながら、
この選択をしたこと、
自分で決めたことでありながら、
悔しく、不甲斐ない思いでいっぱいです。

このような形になり、
沢山の方にご心配、
ご迷惑をおかけしてしまい、
申し訳ありません。

少しの間、待っていてくださると嬉しいです。
今よりも元気な姿を皆様に
お見せできるように努めてまいりますので、
今後も宜しくお願い致します。

久保史緒里

それでも、復帰は予定より早くなり、休養発表から3か月後、全休予定だった”乃木坂46 真夏の全国ツアー2018”の最終日(9月2日ひとめぼれスタジアム宮城)のアンコールで復帰することができた。

故郷のファンの温かい歓迎を受け、久保史緒里は復帰を果たした。

22ndシングル”帰り道は遠回りしたくなる”では、アンダーメンバーとして活動、23rdシングル”夜明まで強がらなくていい”で選抜(3列目)に復帰、それ以降選抜の常連に定着している。

スポンサーリンク

”ジコチューで行こう!”のMVで、表題曲として初の海外ロケを敢行

ジコチューで行こう! MV

”ジコチューで行こう!” MVはこちら

ジコチューで行こう! MVの海外ロケは”裸足でSummer”のリベンジ?

灼熱のベトナム・ダナンを中心に撮影された今作のMusic Video。
日差しと暑さが日本とは桁違いで、どのメンバーも「日傘」「サングラス」「日焼け止め」を離すことなく撮影に臨み、またベトナム外務省の全面協力で、通常では撮影できない世界遺産「ミーソン遺跡」でも撮影を敢行している。

ダナンのビーチ撮影では、青い海と青い空をバックにメンバーが気持ちよさそうに踊っている。

同じ夏曲である15thシングル”裸足でSummer”(2016年7月リリース)でもセンターを努めている齋藤飛鳥は、”裸足でSummer”のMVで沖縄・名護の茶色い海で踊らされたことをかなり悔しがっていたのだが、今作のMVで2年ぶりにリベンジを果たした。

市街地での撮影では原付バイクがとにかく多く、また、どのバイクもクラクションを鳴らすという文化がベトナムにはある為、「バイク待ち」という日本ではあまり聞かない言葉で撮影を待つというエピソードも。

さらにベトナムの夜景に打ち上がる花火のシーンでは、現地で1年に1度行われる本当の花火大会が収められており、「これ以上迫力ある花火を見たことがない」と、メンバーは大絶賛だったそうである。

乃木坂46 20thシングル選抜発表エピソード~"シンクロニシティ”白石麻衣2度目の単独センター、生駒里奈が卒業センターを断わった理由~
乃木坂46の創成期、グループを牽引した生駒里奈が卒業を発表した直後の20thシングル選抜メンバー発表。誰もが生駒里奈の卒業センターを予想した 20thシングル”シンクロニシティ”のセンターは白石麻衣、卒業を発表した生駒里奈は、2列目の真ん中...
乃木坂46 19thシングル選抜発表エピソード~”いつかできるから今日できる”選抜は”あさひなぐ”選抜だった!~
19th”いつかできるから今日できる”は、映画”あさひなぐ”のプロモーション強化のために急遽表題曲となった? 19thシングル”いつかできるから今日できる”2017年10月11日リリース。 累計売上は、110.6万枚(前作の”逃げ水”106...

コメント