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乃木坂46 24thシングル選抜発表エピソード~”夜明けまで強がらなくてもいい”CDセールス2作連続前作割れで、4期生遠藤さくらセンター抜擢は失敗か?堀”バレッタ”、大園・与田”逃げ水”で学ばなかった運営~

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24thシングル”夜明まで強がらなくてもいい”~センターは4期生遠藤さくら・大幅に若返ったフロントメンバー

24thシングル”夜明まで強がらなくてもいい”、2019年9月4日リリース。
累計売上113.0万枚(前作”SingOut”119.9万枚比94.2%)で、2作品連続での前作割れとなった。

4期生の遠藤さくらが初選抜にして単独センターに大抜擢された。
フロントライン(1列目)の平均年齢は、前作”帰り道は遠回りしたくなる”では21.8歳だったが、今作では18.2歳となり、マイナス3.6歳と大幅に若返った。

23rdからの定数減(▼4名)と4期生の抜擢(3名)によって、1期生▼1名、2期生▼2名、3期生▼4名と大きな被害?を受けてしまった。

2019年7月14日深夜放送の”乃木坂工事中”で、乃木坂46の24枚目シングルの選抜メンバーが発表された。
いわゆる今野方式の発表で、番組終盤のわずか4分足らずのあっさりした発表だった。

選抜人数は23rdの22名から4名減の18名。
5-6-7というフォーメーションである。

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”夜明けまで”つよがらなくてもいい”MV

3列目7人:23rdの3列目8人から7人が選抜落ち、残留は新内眞衣だけ・残り6人は1・2列目から後退

23rdの3列目から大量7人が選抜メンバーから脱落した。

23rdの3列目から井上小百合(1期)、鈴木絢音・渡辺みり愛(以上2期)岩本蓮加・佐藤楓・阪口珠美・伊藤理々杏、(以上3期)の7人が脱落した。
残りの6人は、1列目から(高山一実)と2列目からの降格組(秋元真夏・星野みなみ・北野日奈子・梅澤美波・久保史緒里)である。

★⑱ 新内眞衣(3→3)
★⑫ 梅澤美波(2↓3)
★⑰ 星野みなみ(2↓3)
★⑬ 北野日奈子(2↓3)
★⑯ 高山一実(1↓3)
★⑭ 秋元真夏(2↓3)
★⑮ 久保史緒里(2↓3)
注:()内の数字は列

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2列目6人:白石麻衣、生田絵梨花・与田祐希が1列目から後退、山下美月が休養から復帰の2列目、桜井玲香と松村沙友里が残留

2列目も23rdから大きく変わった。

23rdからの残留は松村沙友里・桜井玲香の2人のみ。
1列目から白石麻衣・生田絵梨花・与田祐希というエース級の3人が降格した。
白石麻衣がフロントから外れるのは、5th以来6年ぶり。
23rdを休養した山下美月が順当に復帰した。

★⑪ 与田祐希(1↓2)
★⑥ 山下美月(休養↑2)
★⑩ 桜井玲香(2→2)
★⑦ 生田絵梨花(1↓2)
★⑨ 松村沙友里(2→2)
★⑧ 白石麻衣(1↓2)

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大幅に若返った1列目:センターは4期生の遠藤さくら、両サイドも4期生の賀喜遥香と筒井あやめ・両端は齋藤飛鳥と堀未央奈

★⑤ 齋藤飛鳥(センター→1列目)
★① 堀未央奈(1→1)
★④ 筒井あやめ(↑初選抜)
★② 賀喜遥香(↑初選抜)
▼選抜に指名されて驚く賀喜遥香

★③センター 遠藤さくら(↑初選抜・初センター)

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初選抜にして初センター 遠藤さくら プロフィール


身長160㎝、愛知県名古屋市出身、2001年10月3日生まれの17歳(高校3年生)である。(2019年7月現在)
坂道合同オーディション合格時点では、愛知県の大同大学大同高校であったことが確認されている。
実家は、愛知県名古屋市の人気のお蕎麦屋さんで、名古屋市内で3店舗を経営している。
「乃木坂工事中」で実家から預かってきたという「ざるそば」をバナナマンの2人にふるまったことで、ファンにそのことが知られ、実家の名古屋市中区のお蕎麦屋さん”えんそば びぃわん”は、もはや乃木坂オタクの聖地と化している。
中高時代は、吹奏楽部に所属してクラリネットを担当していた。
お見立て会では確かな腕前を披露している。

●突然、センター抜擢されたことについての遠藤さくらのコメント

▼2019年7月23日遠藤さくらブログより抜粋
この前の乃木坂工事中で発表がありました。
24枚目シングルのセンターを努めさせていただくことになりました。
発表があった時、
とてつもない不安とプレッシャーが襲いかかってきて怖くて、
どうしようどうしようって、
何か考える度に、どうしよう しか出てこないし、どうすればいいか分かりませんでした。
私は、自分から前に出るタイプでもないし、
目立つことも得意ではなく、
自信もなくて弱虫だから
こんな自分にできるわけないって
ずっとずっと考えています。
でもその日に、4期生の子達から連絡がきたんです。
その連絡に、4期生の優しさを感じました。
皆ね、いつでも頼ってねって言ってくれるんです。
頼ったこととか相談したこととか、
これまで生きてきた中でなかったから。
本当に嬉しいなぁって、支えられているなぁって。
私には、もう一生懸命に頑張るしかないです。
こんな私だけど、この活動を通して
絶対に強く大きくなりたいです。
精一杯頑張ります。
よろしくお願いします。

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★初の選抜メンバー入り賀喜遥香(かきはるか) プロフィール


身長165㎝、大阪府出身、2001年8月8日生まれの17歳(高校3年生)。(2019年7月現在)
10歳まで大阪で育ち、その後栃木県宇都宮市に移っている。
趣味のイラストは相当な腕前である。

▼賀喜遥香のイラスト作品

猫好きだが猫アレルギーである。

●選抜発表時のコメント
不安です。でも4期生ライブとかをやってみて、まだまだだなって思ったので、桜井さんにも安心して卒業してもらえるように‥‥。

●2019年7月24日賀喜遥香ブログより抜粋
乃木坂46 24枚目シングルで 選抜メンバーに選んでいただきました。
選んでいただいたことに驚きが大きかったのですが、その中で なぜ自分が選んで頂いたのかが分からないという 困惑が大きかったです。
それゆえの 恐怖というか 不安というか、そんなものが一気に押し寄せてきて どうしようもありませんでした。
“自分なんかには出来ない”と考えてしまう 自分の嫌いな自分が出てきて苦しかったです。
だけど
4期生はもちろん 私の周りは温かい人ばかりで たくさんの人が 頑張ってね応援してるよ!と背中を押してくれました。
私は 本当に 恵まれています
まだ自分のことはよくわからないし 不安もあるけれど、
左隣には さくと あやめんがいて、
優しいくて大好きな先輩方もいて、
すごく、落ち着けます。
今自分にできることを全力でやりたいです。
大好きな乃木坂46に貢献できるように頑張ります!

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★初選抜メンバー入り 筒井あやめ プロフィール



身長160㎝、愛知県出身、2004年6月8日生まれの15歳(中学3年生)。(2019年7月現在)
乃木坂46では最年少、白石麻衣とは12歳違いで共に申(さる)年である。
坂道合同オーディション合格時点では、愛知県の名門進学校である愛知教育大学付属中学校に通っていた。
両親が教育熱心で、そろばん・英語・ギター・ピアノ・書道・水泳と多くの習い事に通い、忙しい日々を送っていた。

小さいころから地元で評判の美少女で、2015年10月(当時11歳)に、サン宝石とソニーミュージック共催のSUNHOイメージガールオーディションで2,243名の応募者の中からグランプリに選ばれている。

この時から筒井はSONYの秘蔵っ子となり、坂道合同オーディションでは、明らかにシード選手扱いで、満を持しての乃木坂46加入であった。
運営は、次々世代の乃木坂46を背負う逸材として筒井あやめに期待している。

中学校では軟式テニス部に所属していた。
特技は書道。
お見立て会でもその達筆ぶりを披露している。
趣味は編み物で、”乃木坂工事中”内で日村勇紀に手作りの帽子をプレゼントしている。

●筒井あやめ 初選抜コメント(2019年7月20日公式ブログより)
24枚目シングルの選抜メンバーに選んで頂きました。
自分の名前が呼ばれると思ってもいなくて、あの時はただ頭が真っ白になっていました。
乃木坂に入って色々なことに挑戦させていただいて、今活動出来ていること は決して当たり前なんかじゃないことは身に染みて感じています。
だからこそ、私で大丈夫なのかなと思ってしまいます。
でも、そんなこと思っていてもしょうがないのかなと思います。
不安が0%というと嘘になりますが、やりきるしかない!という前向きな気持ちです。
だから皆さんもこんな私を見守ってくれたら嬉しいです。
私のお隣と後ろには、いつでも優しくて支えてくださる先輩方がいます。
とても心強いですし、先輩のパフォーマンスに近づきたいと自然と頑張れます。
そして右側にはかっきーとさくがいます支えあって頑張ろうね。
4期のみんなは発表があった後、おめでとう!ってすごく喜んでくれてなんでも相談してねとぎゅっと抱きしめてくれてみんなの優しさに涙がでました。
みんなのためにも頑張りたい。
今の私に出来ることは頑張るっていうことだけです。
皆さんにも自分自身も認めれるくらい頑張りたい。
この機会を大切にしてこの期間過ごしていきます。

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運営の4期生評価の序列が明らかになった?

2018年12月3日日本武道館で行われた4期生のお見立て会のミニライブでは、遠藤さくら=インフルエンサー、柴田柚菜=制服のマネキン、清宮レイ=ぐるぐるカーテンの3人がセンターを務めている。

その後の活動や握手会人気などで、徐々に4期生の中でも人気に序列がついてきた。
その中で、遠藤さくら、田村真佑、掛橋紗耶香、筒井あやめ、賀喜遥香の5人が抜け出してきた。
運営はその中から遠藤さくらを選び、4期生のエースとしたのだ。

4thアルバム今が思い出になるまで収録の初の4期生曲”キスの手裏剣”で遠藤さくらをセンターに抜擢、23rdシングル”Sing Out!”のc/wの4期生曲”4番目の光”でも遠藤をセンターに指名した。

これによって運営の4期生イチ推しメンバーが遠藤さくらであることが確定したといえる。

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欅坂2期生、日向坂3期生に比べて地味な乃木坂4期生

坂道合同オーディションから生まれた第1次坂道メンバーは21人。

11人が乃木坂46の4期生に、9人が欅坂46に、1人が日向坂46に配属された。

欅坂46の2期生はポテンシャルが髙く、、志田愛佳・今泉祐唯・米谷奈々未・長濱ねるらの主力メンバーが抜けた穴を十二分に埋めていて、欅坂46の一番の”売り”であるパフォーマンスの質を守っている。

さらに冠番組に取り組む姿勢も非常に積極的である。

2期生の高いバラエティ適性で、2期生が参加して以降、ずっとお葬式状態だった冠番組”欅って書けない?”は、明らかにムードが明るくなり、雰囲気が良くなっている。

日向坂46に配属されたのは、上村ひなのただ一人。

たった一人の3期生上村は、先輩に守られながら、冠番組”日向坂であいましょう”や、”HINABINGO1”などで、独特の存在感を発揮して、今後の活躍が期待されている。

一方で、乃木坂46の4期生11人は、”乃木坂工事中”での紹介企画でも萎縮してしまい、十分に個性を発揮できずに終わっている。

先輩たちに混じって4期生がパフォーマンスする機会にも恵まれず、まだ4期生のパフォーマンススキルは未知数である。

ビジュアル面でも、次々世代を担うであろう筒井あやめ以外に、これといった人材がいない。

いかにも地味に映り、跳ねる印象がないのだ。

堀未央奈・北野日奈子・新内眞衣の3人以外にこれといった特徴がない2期生と同じで、ビジュアル的にも、パフォーマンス面でも、バラエティ適性という面でも突出するものが見えてこない。

ファンの間では、もう一つ人気があがらない2期生と合わせて、乃木坂46偶数期不作説まで語られている。

そういう流れの中での、遠藤さくらのセンター起用、賀喜遥香と筒井あやめのフロント起用で、不安が一杯の門出となってしまった。

遠藤さくらと賀喜遥香がともに17歳の現役高校生、筒井あやめはまだ15歳の中学3年生である。

24thシングルが夏曲で、その活動時期が学校の夏休みと重なっているからできる期間限定のフォーメーションである。

24thで、よほどの活躍を見せない限り、25thでは選抜を外れる公算が大きい。

それを前提に、遠藤も筒井も賀喜もあまりプレッシャーを感じずに、結果を恐れず、伸び伸びと活動してもらいたいものである。

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バレッタ・逃げ水の失敗から何も学ばなかった運営~4期生抜擢と選抜人数大幅減で割を喰った2期生と3期生

2期生・3期生と4期生の間に新たな火種が生まれた?

これまで1度も選抜メンバー経験が4期生がいきなりセンターとフロントに抜擢された。

これは、7th”バレッタ”での堀未央奈、18th”逃げ水”での大園桃子・与田祐希に続く3度目の衝撃である。

バレッタでは、堀は孤立無援の戦いを強いられたし、1期生側からすれば納得のいかない仕打ちに思えたのだ。

当時の主要メンバーだった橋本奈々未は、その時の気持ちをブログにこう綴っている。

発表された瞬間は、正直受け入れられませんでした。
未央奈をではなく、大人の判断を。
収録が終わった後、みんなで泣きました(中略)
まだ握手会の日に控え室でしか顔を合わさない、何の経験もない2期生がセンター
こんなこと言える立場じゃないのはわかってる、
けど、何を基準で抜擢されたのか全く私たちには不明確で、悔しかった

これが1期生の本音であった。

6thのガールズルールで、生駒里奈に代わって初めてセンターに抜擢された白石麻衣は、わずか1作でセンターを外されてしまい、自分を否定されたように感じて桜井キャプテンに縋って号泣している。


この時に生まれた1期生と2期生の溝はいまだに埋まってはいない。

18th”逃げ水”で、3期生の大園桃子と与田祐希がいきなりWセンターに抜擢され、辛い思いを経験している。

乃木坂46のセンターには、グループの先頭に立って、全員を引っ張っていく役割があることは、当時の堀にも、大園や与田にもわかっていた。

先輩たちと一度も一緒に歌ったこともなければ、ダンスを踊ったこともない状況で、そんな役割が果たせるとはとても思えなかっただろう。

さらに後ろから、”なんでこの子たちがいきなりセンターに‥‥”という先輩たちの想いが刺さってくるのだ。

これらに耐えるためには、余程の精神力が必要であっただろう。

乃木坂の未来とは堀未央奈のことだと秋元康総合プロデューサーに言わしめた才能が、潰されそうになってしまった。

与田は強い精神力で乗り切ったが、大園はまだそのトラウマから抜けきってはいない。

自分を変えたいとして、坂道合同オーディションに応募した、人一倍引っ込み思案の遠藤さくらが、果たしてその重圧に耐えられるのか、リスクは高いと言わざるをえない。

前作の23rdシングル”Sing Out!”では22名という過去最多の選抜メンバーで、1期生9名、2期生5名、3期生8名という構成だった。

それが、24thでは一気に4名減らされて18名となり、1期生8名(マイナス1)、2期生3名(マイナス2)、3期生4名(マイナス4)で、2期生と3期生が、定数大幅減と3名の4期生抜擢で押し出されてしまったという印象が強い。

選抜常連だった1期生が卒業して、ようやく自分たちの出番が巡ってくると、期待に胸を膨らませていた3期生たちに、いきなり冷や水が浴びせられたようなものである。

その絶望の黒い気持ちが4期生に向かわないように祈りたい。

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ファンのモチベーションを削った17人の降格

ファンのモチベーションを削った17人の降格は、CDセールスにも悪影響を及ぼしてしまった。

すでに述べてきた通り、選抜メンバーの大幅減と唐突な4期生抜擢は、メンバー間の関係に大きな影響を与えた。

同時にこのことは乃木坂46を応援してきたファンにも大きな影響を与えている。

今回の選抜で、降格したメンバーは17人にも昇っている。

3列目だった井上小百合・鈴木絢音・渡辺みり愛・伊藤理々杏・岩本蓮加・阪口珠美・佐藤楓の7人と、フロントだった大園桃子の合計8人が選抜メンバーから漏れた。

さらにフロントだった高山一実、2列目だった秋元真夏・星野みなみ・北野日奈子・梅澤美波・久保史緒里の6人が3列目に降格。

フロントだった生田絵梨花・与田祐希さらには白石麻衣まで2列目に降格してしまった。

実に17人もが降格させられたのである。

このことが、これまでこの17人を応援してきたファンのモチベーションを低下させてしまった可能性は高く、そのことがCDセールスの不振につながったことは否定できない。

23rdで初めて経験した前作割れが、今回も起きてしまっている。

130万枚超まで上がった勢いが止まってしまったのは危険な兆候である。

握手会に特化したAKB型商法に黄色信号が点滅し始めたのかもしれない。

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