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今泉佑唯(元欅坂46)を卒業に追い込んだ“21人の絆”の正体~本当の黒い羊は平手友梨奈ではなく今泉佑唯だった~

アイドル
  1. 欅坂46本格的活動開始以前に辞退したメンバー 最年少メンバー鈴木泉帆と原田まゆ
    1.  鈴木泉帆(みずほ)さん  活動開始前に辞退
    2. 原田まゆさん  2015年11月11日活動辞退から2020年11月再デビューへ
  2. SONYの秘蔵っ子だった今泉祐唯が失意の中で卒業に追い込まれた理由と欅坂46の闇
    1. アイドルに憧れ続けた歌の上手な少女が欅坂46の人気メンバーになるまで
    2. SONYに後押しされて欅坂46のオーディションに参加、デビューシングルでフロントに抜擢
    3. カリスマセンター平手友梨奈の誕生の陰で自分の存在意義を見失い闇に沈むメンバーたち
    4. 3rdシングルでフロントから下げられプライドを打ち砕かれ、しだいにメンタルを削られていく今泉祐唯
    5. メンバーとの関係が悪化し、体調を崩して休養に追い込まれる今泉
    6. 幻となった5thシングル選抜メンバーと欅坂46の”21人の絆”の正体
    7. 休養中に続いていたイジメと感動のライブ復帰
    8. 今泉佑唯がグループに求めた多様性とそれをを否定する平手友梨奈の不寛容
    9. 2度目の休養と復帰を繰り返し、ついに卒業を決意する
    10. 芸能界引退を覚悟してのイジメ告発
    11. 今泉祐唯に訪れた“秋元康バブル、欅坂卒業メンバーでは”独り勝ち”状態に!
    12. 欅坂での存在意義を見失ったメンバーたちのアイデンティティだった“21人の絆”は脆くも崩れ去った

欅坂46本格的活動開始以前に辞退したメンバー 最年少メンバー鈴木泉帆と原田まゆ

2015年2月22日、乃木坂46の単独ライブ乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE(西武ドーム)で「乃木坂46 新プロジェクトメンバー1期生募集決定」が告知された。

坂道第2番目のグループ結成を目指すその新プロジェクト名は、当初鳥居坂46と発表されていた。

8月21日乃木坂スクエア(当時のSONY MUSIC本社ビル)で行われた会見では、オーディションの最終審査に合格した1期生22名が壇上に並びお披露目されて、フォトセッションが行われた。

その後壇上に立った今野義雄(乃木坂46運営委員長)からグループ名を「欅坂46」に変更することが発表される。
このことはプレスだけでなく、1期生メンバーにとっても初めて聞くことで、場内は騒然となった。

乃木坂46のスタートでお披露目された1期生は36名だったが、この日欅坂46の1期生として壇上に登ったのはわずか22名である。

この人数の少なさは、運営自身にとっても想定外で、このオーディションの応募者の“平均レベル”が乃木坂1期生オーディションよりもかなり低かったことを示していた。

運営はこのことについてオーディションのかなり早い時期から危機感を持っていた。
22名では乃木坂のように、デビューシングルで選抜制を実施することができないからだ。

最終審査を辞退したはずの長濱ねるを“3か月遅れの11月で、裏口入学”のように加入させることもすでに決定事項で、すぐに長濱ねるの仲間をひらがな”けやき坂46”として追加募集に踏み切ったのも、そういう危機感を持っていたからだ。

お披露目された22名の欅坂46 1期生のフォーメーション

お披露目された22名から鈴木泉帆(みずほ)と原田まゆの二人が脱落、長濱ねるが3カ月遅れで合流して、欅坂46の1期生は総勢21人で本格的な活動スタートを切ったのである。
その後の怒涛の展開を暗示するような欅坂46の波乱の幕開けだった。

鳥居坂から欅坂への改名した理由について運営委員長の今野義雄
追って連絡します。ある意味、一番のサプライズ。 秘密を暴いてもらえたら‥‥
と、この場では言葉を濁して明かさなかった。

ファンや業界関係者の間では、唐突な改名の理由をめぐって様々なことがささやかれた。

鳥居坂がすでに他の団体から登録商標化されていたから
●鳥居坂が宗教(神道)に深く関わっていて、神道とのつながりが深い皇室を信仰の対象としているグループ(いわゆる右翼)から抗議があった。
などが有力とされているが、定かではない。

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 鈴木泉帆(みずほ)さん  活動開始前に辞退

加入時年齢 14歳
卒業時年齢 14歳
一般にはあまり知られていないが、欅坂46の卒業第1号は、鈴木泉帆(みずほ)さんである。
彼女は平手友梨奈と同い年(当時14歳)の最年少メンバーとなるはずだった。
プレスへのお披露目には出席したものの、グループが活動を始める前にグループを離れてしまった。
当時の画像を見る限り、ビジュアルレベルが高く、期待のメンバーだったろうと推測される。
▼鈴木泉帆さん

その後の動向は一切不明である。
2020年5月時点では大学1年生になっている年齢である。

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原田まゆさん  2015年11月11日活動辞退から2020年11月再デビューへ

▼原田まゆさん

加入時年齢 17歳
卒業時年齢 17歳

原田さんは”欅って書けない?”の1期生紹介回にも出演を果たしている。

原田まゆさんの活動辞退は、欅坂46の運営から公式HP上で突然告知された。

欅坂46公式サイトからのお知らせ(2015年11月11日付)

8月21日の結成時より、デビューを目指し活動してまいりましたメンバーの原田まゆから活動辞退の申し出がありました。
本日をもって欅坂46の活動を辞退させて頂くことをご報告いたします。

理由は、とある男性との親密交際を示すプリクラ数枚が流出したためだ。
当該の画像には誕生日が5月2日と書かれていて、原田まゆさん本人であえることが特定されてしまった。

同じ1期生の土生瑞穂も、男性との2ショットが友人のSNSにアップされてしまったが、特に問題にはなっていない。
2011年9月、乃木坂46の1期生若月佑美は、やはりグループ加入以前の交際男性とのプリクラ画像が流出したが、若月の“女性の友人とふざけて撮影したプリクラ”であるという釈明が受け入れられて不問となった。

ところが3か月後の2011年12月、再びプリクラ画像がネットにアップされてしまう。
プリクラ撮影当時若月15歳、相手の男性は27歳だった。
二人が激しくディープ〇〇している様子がはっきり映っていて、運営もこれを不問にするわけにはいかなかった。
若月は、24日間の謹慎となった。

この時乃木坂46の運営(責任者今野義雄)は、オーディション以前の交際は基本的に不問であると公式見解を発表している。

一部ネット上にあがっている乃木坂46メンバー 若月佑美の画像に関して、乃木坂46運営委員会からの見解をお知らせします。当運営委員会といたしましては、メンバー加入以前の行動については原則、犯罪行為を除いて不問といたしております。しかし、今回はオーディション前の行為とはいえ、ファンの皆様をはじめ、乃木坂46をご支援して頂いてる方々に対して、ご心配・ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。本人も軽率な行動であったことを深く反省しているため、運営委員会としては、若月佑美の乃木坂46としての年内の活動を自粛とさせていただきます。

なぜ原田まゆさんのプリクラが問題となったのか?

こちらが問題となったプリクラ画像
相手の男性が中学校の男性教師であったことや、画像の内容が17歳(当時)としては過激であり、ファンの理解は得られないと判断したからである
のちに原田本人も相手の男性も、当時の交際は真剣だったと語っている。

原田まゆと思われる2017年7月31日にTwitterを開始したが、2018年10月以降更新されていない。

2020年10月22日、ガールズグループYURiMentalのメンバー、青野まゆ(青色担当)としてデビューすることが発表された。

▼YURiMental

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SONYの秘蔵っ子だった今泉祐唯が失意の中で卒業に追い込まれた理由と欅坂46の闇

アイドルに憧れ続けた歌の上手な少女が欅坂46の人気メンバーになるまで

今泉佑唯  2018年11月4日卒業
加入時年齢 16歳
卒業時年齢 20歳

神奈川県出身、1998年9月30日生まれの21歳(2020年5月現在)
4人の兄がいる。
末っ子にして長女である。
幼少期から芸能活動に興味があり、2011年4月(当時12歳)でチャイドルグループ“スマイル学園”の結成に参加、2012年3月まで卒業している。
当時から歌唱力に優れ、グループの中心メンバーだった。
活動中にイメージDVD“ゆいふるの休日”をリリースしている。

2014年11月SONYが共同主催する参加型オーディションイベントTOKYO GIRLS CHALLENGE vol.3」に参加、今泉はファイナリストに選出され、SONYのサポートを受けるようになった。

SONYの援助でレッスンを受けつつ、天性の歌唱力を磨き、様々なボーカリストオーディションを受けるた。

2014年5月、15歳でTBSの本格派ボーカリスト発掘のためのオーディション番組“Sing! Sing !Sing! 1stSeason”に出演、1次審査で不合格になってしまったが、審査委員長の音楽プロデューサー本間昭光から、“これから本格的なレッスンを受けて、もう一度こういう場に立つことを勧めます。”とコメントされた。
さらに“今アイドルとしてデビューしても通用するビジュアルと、本格的な歌唱力とのギャップが将来楽しみ”とも言われている。

▼sing! sing! sing!で歌う今泉佑唯

この番組には、現日向坂46メンバーの齊藤京子も出演していて、これをきっかけにして二人の交流が始まった。
その後今泉はSONYの秘蔵っ子としてレッスンを続けながら、デビューの機会をうかがっていたが、2015年の欅坂46の1期生オーディションに応募することになる。

SONYに後押しされて欅坂46のオーディションに参加、デビューシングルでフロントに抜擢

欅坂プロジェクトはSONY主催であったので、今泉がオーディションで合格することは約束されたも同然であった。
無事合格した今泉佑唯は、2015年8月21日の合格者お披露目会見では、平手友梨奈、鈴本美愉、渡辺梨加と共に、最前列に並んでいて、当時のSONYの期待の高さがうかがえる。

2016年4月6日のメジャーデビューを1か月後に控え、2016年3月15日に欅坂46のデビューシングル“サイレントマジョリティ”のミュージックビデオがネット上に公開された。

欅坂46デビュー日発表告知動画

センターに抜擢されたのはグループ最年少メンバーで弱冠14歳の平手友梨奈。
今泉は、平手を隣で支えるフロントメンバー(1列目)に配された。

平手友梨奈率いる欅坂46、総勢21人が見せた“サイレントマジョリティ”のパフォーマンスはまさに圧巻であった。
平手友梨奈にインスパイアされた秋元康総合プロデューサーが書き下ろした“サイレントマジョリティ”の歌詞は、これまでの少女アイドルグループの楽曲のテイストとは大きく違っていた。

歌詞を受け取った平手友梨奈は、すぐにこれは自分のことだと気づく。

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この楽曲の振り付けを依頼されたTAKAHIRO(上野隆博)は、秋元康総合プロデューサーの意向を受けて、センター平手友梨奈を最大限に印象付ける振り付けを生み出し、楽曲に生命を吹き込んだ。

それに応えた平手友梨奈の鮮烈なパフォーマンスは、尾崎豊や、山口百恵の登場時を想起させ、平成の“反逆のカリスマ”の誕生を予感させるものとして社会に衝撃を与えた。

“サイレントマジョリティ”のミュージックビデオは、2か月足らずで1,000万回再生を突破した。(2020年5月時点では1億4千万回再生されている)

サイレントマジョリティMV(FUll Ver.)

欅坂46の人気は、平手友梨奈に導かれて、まさに破竹の勢いで上がり続けた。

平手友梨奈には及ばないものの、フロントメンバーの1人であった今泉佑唯にも注目が集まっていく。

今泉は運営の期待通りの活躍を見せて、2ndシングルで合流した長濱ねるとグループNo.2の座を争う人気メンバーとなっていった。

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カリスマセンター平手友梨奈の誕生の陰で自分の存在意義を見失い闇に沈むメンバーたち

順風満帆の欅坂46のデビューと同様に、今泉佑唯のアイドル人生のスタートも順調そのもの、彼女の未来も視界良好に見えたが、現実はそれほど単純ではなかった。

“サイレントマジョリティ”の世界観は、今泉を含めた多くのメンバーにとって予想していたものとは大きく違っていたからだ。

欅坂46のメンバーの大半は、AKB48のようにふりふりの短いスカートの衣装を着て笑顔を振りまく、あるいは乃木坂46のように清楚で上品な衣装を着て、女性らしい美しさでファンを魅了する、そういうアイドルを夢見て欅坂46のオーディションに応募していた。

しかし、そんな想いは、“サイレントマジョリティ”という曲で、大きく裏切られてしまう。
彼女たちは、大きな不安と戸惑いを抱えたまま、ニューヨーク帰りのコレオグラファーTAKAHIROが作りあげた壮大な物語を踊らされたのだ。

一方で、センターに抜擢された平手友梨奈は、“サイレントマジョリティ”の歌詞を受け取った時に、”まさに自分の気持が描かれていると思った”と当時のインタビューで語っている。

それとは裏腹に、平手友梨奈以外の多くのメンバーたちはこのデビューシングルで、予想もしなかった“同調化社会に叛逆する若者”を演じることになったのである。

両者の間には明らか温度差があり、しだいに微妙な空気が生まれていく。

一方で、平手友梨奈のパフォーマンスへののめり込みようは、時とともに激しさを増していった。

その様は尋常ではなく、まわりのメンバーはそれを目の当たりにしてドン引きしてしまうほどであった。

“サイレントマジョリティ”のスマッシュヒットの陰で、メンバー間の想いにはどうしようもないズレが生まれ、それは欅坂46の未来に暗い影を落とすこととなっていく。

メディアの注目は平手友梨奈ばかりに集まり、平手自身はそれが嫌でたまらなかった。

他のメンバーとの間の微妙な距離感や、メンバーから自分に向けられる視線に、時折冷やかな空気を感じることもあった。

デビューシングル“サイレントマジョリティ”は累計で40万枚超を売り上げた。

この楽曲で、欅坂46がアイドルグループの可能性に新たな地平を拓いたことに自信を持った運営は、その象徴となった平手友梨奈という稀代の天才をセンターに固定して、最大限に活かす路線を選択する。

一方でそのことは、平手にとって大きなストレスとなっていく。

平手の圧倒的な才能と彼女の身を削るようなパフォーマンスへの向き合い方は、素人に毛が生えた程度のアイドルである多くの欅坂メンバーを圧倒した。

平手友梨奈の世間的な評価が上がるのとは裏腹に、彼女以外のメンバーは“自分はグループになんの貢献もできていない”という思いを抱かせ、彼女たちは自身の存在意義を見失い始めていた。

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3rdシングルでフロントから下げられプライドを打ち砕かれ、しだいにメンタルを削られていく今泉祐唯

欅坂46の成功は、平手友梨奈によってもたらされた。
それはスタッフ・メンバーともに誰もが認める真実だった。

ただ今泉は、平手の才能を認めてはいたが、周囲のスタッフやメンバーの気持を置き去りにしたまま、自分の想いだけで走り続ける平手友梨奈に、少し違和感も感じていた。

今泉の人気もグループの人気と同様にあがり続けていった。
握手会では平手友梨奈に負けないほどの人気を誇っていた。

中学生のころから芸能界に憧れて、レッスンに励んできた今泉。
歌唱力では平手にも、グループの誰にも負けないという自負もあったし、ダンスでも頑張っていた。

欅坂46加入以前にアイドル経験があったのは、今泉佑唯、鈴本美愉、石森虹花の3人で、今泉の実績はその中でも抜きん出ていた。

欅坂46でもNo.1になりたい。今泉にはそんな野心もあった。

それを理解している欅坂ファンの多くが、今泉を“推しメン”に選んだ。

その一方で“サイレントマジョリティ”の成功に味をしめた欅坂46の運営は、まるで平手友梨奈のワンマングループのようなプロモーションを展開し続ける。

1stシングルでは、c/w曲として、平手友梨奈にソロ曲“山手線”が与えられ、今泉は小林由依とのデュオユニット“ゆいちゃんず”で“渋谷川”を歌うこととなった。

渋谷川MV(Short Ver.)

“少しがっかりした”というのがこの時の今泉の正直な気持ちだった。

今泉は、2nd”世界には愛しかない”(2016年8月10日リリース)、では連続してフロント(1列目)に立てたが、3rd“二人セゾン”(2016年11月30日リリース)では2列目に下げられてしまった。

人気も、実力も、他のメンバーに負けないと思っていた今泉にはその理由がわからなかった。

2列目に下げられてしまったことは、今泉にとっては屈辱以外のなにものでもなかった。

運営は、人気も実力も高い今泉をなぜ2列目に下げたのか?

それにはこんな理由があった。

運営は、平手ばかりに注目が集まり、他のメンバーのモチベーションが下がっていくことに危機感を抱いていた。
そのガス抜きとして、順番でメンバー全員にフロントを経験させるという方針をとったのだ。

今泉には握手会では自分を推してくれるファンが大勢いて、“次のシングルではセンターだね!“と励ましてくれるファンも多くいた。

しかし現実はそううまくは運ばず、3rdでは2列目になってしまう。

それでもファンは“次こそセンターになってね”と握手会で声をかけてきた。

ファンは、自分の推しメンが、フォーメーションで少しでも前に出て、最終的にはセンターに立つ姿を見たい、そう願っているのだ。

今泉を励ますはずのそういう言葉が、今泉の心に重しのようにのしかかり、しだいに重荷になり、今泉は体に変調を来すようになってしまう。

2017年が明けたころから、ファンの間で、最近ずーみんの元気がないという噂がささやかれるようになっていた。
そんな中、今泉推しのファンの間で、“4thシングルのセンターは今泉佑唯に決まった”という誤情報が駆け巡る。握手会で『センターなんでしょ?』『頑張ってね!』『おめでとう!』と声をかけられることもたびたびあった。

しかし2月26日に“欅って書けない?”で発表された4th”不協和音”(2017年4月5日リリース)のフォーメーションでは、今泉はセンターどころかフロントにも立てず、2列目のままであった。

そのことについて2月28日のブログ“ごめんなさい”で苦しい胸の内をこう吐露している。

今泉佑唯公式ブログ2017年2月28日

欅って書けない?で4thシングルの選抜発表がありました。
(中略)
前回、大きく立ち位置が変わり新しい経験をしたことで欅坂46は1つ大きくなれたと思っています。
今回も大きく立ち位置が変わり
フロントには歌もダンスも上手な織田奈那、いつもレッスンの時細かい部分を指摘してくれるしっかり者のよねみん。
キャプテンとしてみんなを引っ張ってくれる頼れる友香ちゃん、ひらがなけやきとの兼任で一番メンバーのことを見てくれているねるちゃん。
何事にも諦めずに懸命に取り組む莉菜ちゃん、いつも一生懸命ダンスを練習している菜々香ちゃん。
そして、4作連続でセンターを務めてくれるてっこ。
初めてフロントに立つメンバーですが
後ろには14人のメンバーがフロントの子たちを全力で支えます!
だから安心してほしいです。
そして、私は2列目9番に選んでいただきました。
選んでいただいたポジションで
皆さんに『いいね!』や『良かった!』と思っていただけるようなパフォーマンスができるよう全力を捧げます。
欅坂46は前回よりも更に大きなグループになれる。絶対に。
応援宜しくお願い致します!
最後に1つだけ言わせてください。
握手会で『センターなんでしょ?』『頑張ってね!』『おめでとう!』などと言われて
まだ放送前だったので何もお答えすることができなくて笑顔で対応するのが正直、心苦しかったです。
中には厳しいご意見をくださった方もいて
辛く感じてしまうこともありました。
もちろんファンの皆さんに悪気がないことも分かっています。
私がアイドルさんのことが好きだったときも
センター誰かな~って毎回気になっていたし予想をしたりもしました。
なので皆さんの気持ちはすごく分かるんです。
上から言ってしまっているように感じてしまうかもしれませんが
選抜発表など公式に発表されていないことはお答えできないので
皆さんにも分かっていただけたら嬉しいです。
どうしてもお伝えしたくて書かせていただきました。ごめんなさい。
でも、いつかはそのポジションに選んでいだけるように頑張ります。
すごく皆さんの言葉に刺激をいただきました。
ありがとう!!

このころには、“運営がメンバー全員を順番にフロントに立たせようとしていることは、今泉にもわかっていた。
しかし裏を返せば、平手友梨奈がセンターにいれば、それ以外は誰がフロントに立っても同じだと運営が考えているということになる。

運営の自分に対する評価はそんなものなのか。
今泉はそのことに衝撃を受け、今泉はさらに体調を崩してしまうことになる。

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メンバーとの関係が悪化し、体調を崩して休養に追い込まれる今泉

4月6日の『欅坂46デビュー1周年記念ライブ』(国立代々木競技場第一体育館)は、何とか気力で乗りきったが、今泉の緊張の糸はそこでプツンと音を立てて切れてしまった。

4月8日の個別握手会、スペシャルイベントを欠席。
そして2017年4月13日運営は公式HPで、今泉佑唯の活動休止を発表する。

今泉佑唯 休養のおしらせ 2017年4月13日

メンバーの今泉佑唯が、体調不良により、先週末よりお休みをいただいておりましたが、医師より一定期間の治療、静養が必要との診断が下りました。 そのため、欅坂46としての活動を当面の間休止し、治療に専念させて頂くことと致しました。

今泉は活動休止についてブログでこう綴った。

今泉祐唯公式ブログ 4月13日

皆様へ。

先日の握手会、スペシャルイベントをお休みしてしまい皆様にご心配、ご迷惑をお掛けしてしまったこと
この日を楽しみにしてくださっていた方々
大変申し訳ありませんでした。
数ヶ月前から体調が優れないことがあり
スタッフさんに相談しながら、お仕事をしてまいりましたがなかなか良くならず
心身のバランスがうまくとれない日が続いていました。
このままの状態でお仕事を続けるのは難しく
お医者さまからも少しお休みをするようにと診断をいただき、お休みさせていただくという決断に至りました。
突然のご報告で皆様を驚かせてしまい
そして、このような形になってしまったこと
本当にすみません。
大切なお仕事にも穴を開けてしまい
メンバー、スタッフさん、関係者の皆様にも多大なるご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
ずっと憧れだったこの世界。
こんなことになってしまうなんて想像もしていませんでした。
もっと早く周りに伝えていれば
なにか変わっていたかもしれないし、ご迷惑をかけずに済んだのではないかと反省しています。
…ファンの皆様はどんな思いでこのブログを読んでいるのかな。
私のこと嫌いになっちゃうのかな。
いろんな不安があります。
でも、もっと万全な状態で楽しくお仕事がしたいし元気な姿での私を見ていただくことが
私にとってはなによりの幸せです。
これからの自分のためにも。
今回お休みをするという決断をしてくださったスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
少しの間、私にお時間をください。
…待っていてくれたら嬉しいな。

休養を決めたのは、アニバーサリーライブの3日程前だった。
メンバーにも伝えずに休養に入り、後日スタッフの口から他のメンバーに伝えてもらった。
それ以前にもいっぱいいっぱいになってしまって、スタッフに休養したいという話はしていたがタイミングが合わなかった。今回は切羽詰まってしまい、『助けてください』というような状態になり、スタッフに掛け合って休養を決めた。
と復帰直後のインタビューで語っている。

欅坂46の1期生、“21人の絆”に危機が迫っていた。

幻となった5thシングル選抜メンバーと欅坂46の”21人の絆”の正体

2017年7月のある日、休養中の欅坂46とひらがなけやきの全メンバー(欅坂21名・ひらがなけやき11名)32名のほぼ全員がSONY本社の一室に集められた。

休養中の今泉の姿はない。

運営委員長の今野義雄がこう切り出す。

次のシング ルは“漢字(欅坂46)”と“ひらがな(けやき坂46) ”を合わせた 32人の中から選抜制にします。”

突然の宣言にざわつくメンバーたち。
今野は構わず5thシングルの選抜メンバー18人の名前を読みあげる。

漢字欅から13名、ひらがなからは5名の名前が呼ばれた。

センターとして呼ばれたのは5作品連続となる平手友梨奈であった。
漢字欅では8人が選抜落ちである。
一方で、漢字欅からわずか数カ月遅れで、アンダーグループとして結成されたものの、ほぼ放置されていたひらがなけやきのメンバーから、初めて標題曲を歌うことができる5人の選抜メンバーが誕生した。
5人全員が涙を流して喜んだのにはそんな背景があったからだ。

AKB48や乃木坂48では、標題シングルのリリースの度に、毎回行われる見慣れた風景だが、欅坂にとっては初めての経験である。

”今回選ばれなかったメンバーも、腐らずに努力して、次のシングルで選ばれるように頑張ろう。”という薄っぺらなコメントでその場を終えようとした今野義雄に、平手が信じられない言葉をぶつける。

『21人で欅坂なんです。選抜にするなら私はもうやりませ ん』
平手は今野を含めたスタッフたちに対してこう 言い放つ。

平手のこの発言で、場の空気は凍り付いた。

泣いて喜んでいた“ひらがな”メンバーも何も言えな くなり、黙って下を向いてしまった。
この発言が、ひらがなメンバーをどれだけ傷つけてしまうかには、この時の平手友梨奈には思いが及ばなかった。

ただただ欅坂46のメンバーを守りたいと思っただけである。

はじめはシーンとしていたが、選抜入りした欅坂メンバーからひとり、またひとりと平手の意見 に賛同するメンバーが現れる。

次々に『私もそう思いま す』『私も!』と声を上げたのだ。

今野を筆頭に、スタッフたちは懸命に平手らを説得したが、話はまとまらない。

あくまでも納得しない平手は『秋元さんと話してくる』と言ってその場を去ってしまった。

あとになって、秋元氏から通達があり、結局、これまで通り、欅坂46メンバーだけで5thシングル「風に吹かれても」をリリースすることが決定した。

秋元康総合プロデューサーは、平手の意見を優先し、、今野ら運営の漢字ひらがな合同選抜のプランを否定したのである。
50歳を超えた運営のトップの方針が、わずか16歳の少女の発言によって覆された瞬間であった。

こうして平手友梨奈とその賛同者たちは、”21人の絆”を守るというスローガンを掲げて、ひうらがなけやきの絶望と引き換えに全員選抜を守ったのである。

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休養中に続いていたイジメと感動のライブ復帰

今泉は、この時の様子をスタッフや仲の良いメンバーから聞かされ、暗澹たる気持ちになってしまう。

おかしい、欅坂46は間違った方向に進んでいる。

少なくとも今の欅坂46の姿は、自分が望んでいるものとは違う。
今泉は強くそう感じてしまった。

幻と消えた5th選抜メンバー18人の中に今泉佑唯の名前が入っていたかどうかはハッキリしていない。
9月24日に“欅って書けない?”で発表された21人の全員選抜フォーメーションでは、今泉は3列目に下げられた。

休養を決めた今泉とは対照的に、欅坂46の2017年の夏は怒涛のライブラッシュで彩られた。

7月19日、1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』を発売。
7月22日 – 23日、『欅共和国2017』(コニファーフォレスト)を初開催。
8月2日 – 30日、兵庫(2日・3日)・福岡(9日・10日)・愛知(16日・17日)・宮城(22日・23日)・新潟(25日)・千葉(29日・30日)の6都市を回る『欅坂46 全国ツアー2017「真っ白なものは汚したくなる」』を開催。
8月12日、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』に初出場を果たす。

アルバムツアーの掉尾を飾る千葉・幕張メッセ初日(8月29日)、コンサート中盤のユニット曲パートの終わりで、キャプテン菅井友香がこう語り始めた。

次の曲は私たちも、皆さんも、ずっと待っていた曲です

その瞬間今泉にとっての初めてのソロ曲「夏の花は向日葵だけじゃない」のイントロが流れた。
割れんばかりの大歓声が起こり、ファンはペンライトで会場をひまわり色に染め上げた。

▼髪が短くなって、体や顔のラインがシャープに、だいぶ大人っぽくなった印象。

アンコールの“サイレントマジョリティー”のイントロが流れると、会場は緑一色に染まる。
正面のスクリーンにメンバーのシルエットが映し出されるとそこには今泉の姿もあり、久しぶりに全員が揃った“サイレントマジョリティー”が披露された。

blt graph. vol.22(8月18日発売)での1万字インタビューで、休養中の想いについてこう語っている。

休養中もメンバーとは連絡を取り合っていた。
アルバム発表のタイミングでの卒業も考えたが、ソロ曲が収録されることを知り、憧れていた歌の世界を簡単にやめてはいけないと考え、思い直した。
メンバーと再会したのは『月曜日の朝、スカートを切られた』のMV撮影。
撮影前は緊張し、無理しなくていいというスタッフの言葉もあり、撮影に行こうかどうか悩んでいた。
菅井友香からのラインの返信で行くことを決心した。
休業中もボイトレは続けていた
ソロ曲はかなり時間をかけてレコーディングした。
人生を懸けたいと思えるくらい仕事が好き。
覚悟して戻ってきた。
“ゆいちゃんず”の相方、小林由依とはアニバーサリーライブの前に意見がぶつかり合い、ピリピリした雰囲気になっていた。しかし、ライブ前日の小林の言葉で安心して本番に臨めた。アルバム曲では、初めてレコーディング前に二人で相談をした。
握手会に早く復帰したい。
歌がないと生きていけないです。
本当に歌うことが大好きなので──。
だから、グループに何かひとつでも貢献できるとしたら、私には歌しかないと思ってるので、もっと歌唱力を上げたいです

感動のツアー復帰で今泉は完全復帰したとファンは歓喜したが、実状はそれほど単純ではなかった。

週刊文春オンライン(2019年4月13日発表の記事)が伝えるところによれば、

今泉佑唯は5人のメンバーからイジメの被害を受けていた。
イジメがひどくなったのは最初の活動休止中で、<戻ってこなくていいよ><死ね>との暴言のほか、化粧品や靴下などを隠される、1人だけエレベーターに乗せてもらえない、楽屋に鍵がかけられて締め出されるといったことが行われていた。

なぜこんなイジメが横行したのか?
具体的に何が原因でそんなひどいことが起きたのか、外部からは想像することしかできないが、今泉は欅坂46のなかで他メンバーとは少し違う考え方をしていたからだろう。

今泉佑唯がグループに求めた多様性とそれをを否定する平手友梨奈の不寛容

今泉と平手を信奉するメンバーたちとの考え方での一番の違い、それはセンターというものの捉え方の違いだ。

そのことを端的に示すのが、イジメ加害者メンバーが今泉にぶつけていた言葉だ。

グループのなかで不動のセンターとしての役割を担っている平手友梨奈の名前を出しながら
<平手が築き上げた欅をお前が壊している>
といった言葉を浴びせていたと記されている。

平手友梨奈1強体制となってしまった欅坂46だったが、その平手自身の精神状態が不安定になった。
平手はしばしば不調に陥ってしまい、その度にグループは方向性を見失い、混乱した。

そんな状態に苛立ちを感じていたのが“ゆいちゃんず”今泉佑唯小林由依の二人であった。

今泉は「BRODY」2018年2月号(2017年12月発売)掲載のインタビューでこのように話している。

今まで自分たちでも自覚している部分はあったんですけど、平手がいなきゃ欅坂46は成り立たないって言われるのが、すごく悔しいし悲しいんです。
他にも個性的なメンバーがたくさんいるよって思いながらずっとパフォーマンスしてきたので。
もっと自分も見てほしいって気持ちがだんだんと芽生えてきて、それからセンターになりたいって気持ちが強くなっていきました
今は欅坂46は笑わないとか、そういうイメージがあると思うけど、また違う欅坂46を作りたいなって気持ちがあります

欅坂46のメンバーのなかで唯一自身のセンターへの思いを発信していた今泉は、グループの中で異色の存在であり、しだいに孤立し始めていく。

運営は平手に次ぐ人気メンバーである今泉祐唯と長濱ねるには大きな期待をかけていた。

メンバーの中で、ソロ曲を与えられたのは、平手と今泉、長濱の3人だけであることからもそれがわかる。

今泉と長濱のキャラクターや佇まいは、平手が引っ張り続ける欅坂46の路線や方向性とは違っているが、2人の個性は、欅坂46のダイバーシティ(多様性)の象徴であり、将来の欅坂にとって必要なものだと考えていた。

しかし、平手は自らの表現を突き詰めるあまり、グループの多様性を容認しなかった。
ライブでは、全体のストーリー性を最も重視していて、ミュージシャンのコンサートというより、演劇的な総合表現としてライブを捉えていた。

平手が思い描く理想的なライブには、いわゆるアイドルコンサートにありがちな、フリフリ衣装で笑顔全開のパフォーマンスが入る余地はなかった。

運営はそれを認めざるを得ず、平手が望む方向性を可能な限り実現しようと協力していた。

それに抵抗した今泉は、平手の想いに共感するメンバーから疎まれ、冷たい視線を浴びせられるた。

今泉はしだいに孤立無援となり、再び心身のバランスを崩してしまう。

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2度目の休養と復帰を繰り返し、ついに卒業を決意する

2017年12月28日、年末の紅白歌合戦やレコード大賞への出演を数日後に控えた時期に、今泉は2度目の休養を公式HP上で発表する。

今泉佑唯に関しまして  2017年12月28日

所属メンバーの今泉佑唯ですが、年末の活動に向けて治療を続けてまいりましたが、医師の判断により年内の活動をお休みさせていただいただく事になりました。
ファンの皆様、関係者の皆様にはご心配、ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

年が明けた2018年1月9日、今泉は幕張メッセ風に吹かれても発売記念個別握手会で復帰を果たした。


しかし今泉の体調は万全とはならず、復帰と休養を繰り返すこととなってしまう。

2017年大晦日の紅白歌合戦での“不協和音”での壮絶なパフォーマンスで負傷した平手友梨奈の回復が思わしくなく、1月31日・2月1日に予定されていた欅坂46初の日本武道館ライブは急遽中止となってしまった。

平手がいない欅坂46にはライブをやる価値もないのか?
メンバー達は自分達が欅坂46にいる理由がわからなくなっていた。

欅坂46が出演するはずだった日本武道館の2日間は、アンダーグループである“けやき坂46”(ひらがなけやき、後の日向坂46)が立派に代役を努めた。

平手友梨奈と志田愛佳が不参加となり、残りの19人のメンバーでの総力戦となった『欅坂46 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』(4月6~8日・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)。


平手がいない欅坂には意味がないというd世間の評価を覆そうと、今泉たちは気力を振り絞ってこのライブに挑み、全力でパフォーマンスに臨んだ。

オープニング曲ガラスを割れ!では、平手に代わり今泉佑唯と小林由依の二人でWセンターを努め、ステージ上のリフトや階段から飛び降り、中央でポーズを決めた。

だが7月20~22日まで富士急ハイランド・コニファーフォレストで開催された野外ライブ『欅共和国2018』に今泉は参加することことができなかった。

こうして復帰と休養を何度も繰り返し、2018年8月7日、ついに欅坂46の公式HP上で、今泉祐唯が7thシングル“アンビバレント”での活動を最後に、欅坂46を卒業することが発表される。

今泉佑唯 欅坂46からの卒業を発表  2018年8月7日

欅坂46のメンバーとして活動しております今泉佑唯ですが、7thシングル『アンビバレント』の活動をもってグループから卒業することになりました。
卒業の時期に関しましては、具体的な日程が決まりましたら改めてご案内いたします。
尚、8月11日(土)からスタートする「欅坂46 夏の全国アリーナツアー」には不参加となります。
卒業まで引き続き、応援よろしくお願いいたします。
欅坂46運営委員会

今泉祐唯公式ブログ 2018.080

いつも欅坂46を応援してくださっているファンの皆様。
数ヶ月前からライブやイベントなどをお休みしてしまい関係各所、そしてファンの皆様にご心配、ご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳御座いませんでした。
人それぞれ解釈の仕方が違うから、100%分かっていただけるとは思っていませんが、ほんの少しでも私の気持ちが伝わるといいなと思います。
昨年の冬頃から、ライブやイベント前の欠かせることのできないリハーサルに参加することができず、お休みが続いてしまっていました。
握手会やイベントなどで
大好きなファンの皆様に会いたい。
その気持ちがあるのにできない、もどかしい気持ちでした。
この状態が続いてしまっていることはファンの皆様、グループ、スタッフの皆様にとって良いことではないという思いをずっと抱いていました。
こんな私でも応援してくださるファンの皆様、いつもそばにいてくれる家族のためにまだまだ頑張りたい。前を向きたい。
前を向かなきゃ…
そう思っていました。
この度、私なりに悩んだのですが、とても心苦しい決断をせざるを得なくなってしまいました。
私は、欅坂46を卒業します。
迷っていたとき、この決断をするきっかけを作ってくれた数名のメンバーの子達には感謝の気持ちでいっぱいです!!!
欅坂46としてシングルに参加するのは今回が最後になります。
7枚目シングルでは表題曲に参加することができなかったため、ソロ曲だけでもというお話をスタッフからいただきました。
いただいたソロ曲の『 日が昇るまで 』
これが私の気持ちです。
一語一句、心を込めて大切に歌わせていただきました。
どこか胸が締め付けられるような
そんな曲です。
いつも素敵な歌詞を書いてくださる秋元先生
素敵な楽曲を制作してくださる皆様
本当にありがとうございます。
幼稚園の頃から憧れていたこの世界。
歌のお仕事に携わることができたこと。
たくさんの方々との出会い。
本当にたくさんの大事な経験をさせていただきました。
まだ欅坂46として活動したい気持ちはありましたが、これからはグループを卒業して、タレントとして活動を続けていきたいと思っています。
そこでも大好きなファンの皆様と触れ合える場所を今後も絶対に作っていきたいです。
作っていきます!!!
約束です!!
🤝🤝🤝
こんな私を応援してくださるファンの皆様のことが本当に、本当に大好きです。
いつもありがとうございます。
具体的な今後の活動に関しては、スタッフの皆様と相談をして改めてご報告させていただきます。
残り少ない期間ではありますが
今、自分にできることを精一杯行い、感謝の気持ちを持って最後までやり切ります。
長くなりましたが
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今泉佑唯

何度も自問を繰り返した上での苦渋の決断だった。

8月に復帰を果たしたものの、グループの中での居心地は決してよいものではなかった。

平手のパフォーマンスを絶対視するメンバーからは、それに異を唱える今泉は異質な存在と見られていた。

復帰後の(「BRODY」2018年2月号(2017年12月発売)掲載)のインタビューで、グループに対する複雑な想いを率直過ぎる言葉で語っている。

最初の活動休止期間中、自分が欅坂にいる意味がわからなくなり、欅坂のことが嫌いになった時期もあった。
世間が見る欅坂のイメージと、自分が感じている欅坂には大きな隔たりがある。
平手頼りの欅坂という現状に納得がいかない。
休養中にみんなとの距離ができてしまい、復帰後に楽屋に入った時のみんなの視線が気になる。

この発言もメンバーを刺激してしまったようだ。

それからも今泉に対する “イジメ”は収まるどころか、いよいよ激しくなったと文春オンラインの記事は伝えている。

今泉の心と体は悲鳴を上げ、突然耳が聞こえ難くなったり、体中に発疹が起きたりという症状に悩まされるようになってしまった。
医師はいずれの症状も心因性だと診断したという。

家族にも相談せずにグループからの卒業を決めた今泉の心情は察するに余りある。

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芸能界引退を覚悟してのイジメ告発

あれほど好きだったアイドルを辞めると言い出した娘に何があったのか?

娘の異変にやっと気付いた家族は今泉を問い詰め、娘がグループ内で陰湿ないじめに遭っていたことを初めて知ることになる。

こういう状況をメンバーの近くにいるマネージャーや運営の責任者である今野義雄らが知らないはずはなかった。
しかし彼らはそれを放置し続けた。

グループの卒業と芸能界からの引退まで覚悟した今泉の訴えに、運営はやっと重い腰を上げて、メンバーに対する聞き取り調査が行われた。

この時の聞き取り調査で、誰がイジメに加担していたかも割り出し、今泉に対して主犯格の5人は辞めさせると約束までしたという。

しかし、運営が具体的な動きに出ることはなく、グループを離れざるを得なくなったのは今泉の方だった。

今泉がグループから離れることになると運営はその事実を隠す動きに出る。
関係者には箝口令が敷かれ、彼女が最後に書いたブログの挨拶文にもイジメの事実を想起させるような表現は徹底してつぶされたという。

この理不尽な対応に激怒した今泉の親族は代理人弁護士を立てて、イジメの首謀者とそれを知りながら放置し、今泉を精神的にも肉体的にも追い詰めた欅坂運営の責任を追及すると通告する。

慌てた運営は、メンバーの親族がグループを相手取って訴訟を起こすという前代未聞のスキャンダルだけは避けなければならないと、話し合いを始めるが、芸能界引退まで覚悟した今泉サイドには最早失うものは何もなく、なんの対案も出せず、謝罪ばかりを繰り返す運営の言葉を信じられるはずもなかった。

ことここに至って運営は、秋元康総合プロデューサーにSOSを求めた。

完全に当事者能力を失った運営に代わって、秋元康総合プロデューサーが今泉家に対応し、独自の対案を提案する。

今泉祐唯の才能をこんな形で埋もれさせるのは残念すぎる。
今泉本人に芸能活動を続ける気持ちがあるのなら、信頼を失ってしまったSONY(=欅坂46の運営の親会社)ではなく、自分(秋元康総合プロデューサー個人)が今泉祐唯の身柄を預かって、以後のマネジメントも責任を持って面倒を見る。
今後の今泉の芸能活動にとって最良の環境を整える。
という破格の提案であった。

子供のころからの今泉の夢を秋元康総合プロデューサー自身が叶えるという夢のような条件であった。
一度は芸能界引退も覚悟した今泉は、秋元康総合プロデューサーの言葉に励まされて、、もう一度芸能活動を始める決意を固めたのである。

秋元康総合プロデューサーから今泉家サイドへの条件は、訴訟の断念と、欅坂46在籍中のことについて今後ネガティブな発言をしないということであった。

今泉はこの条件を飲んで、長年サポートを受けてきたSONYと訣別し、秋元康総合プロデューサーが劇団4ド50セントの運営のために設立したプロダクションであるエイベックス・AY・ファクトリー合同会社(エイベックス株式会社(68%)と株式会社Y&N Brothers(32%)との合同会社)に移籍することとなった。

2018年11月4日に京都で行われた個別握手会をもって今泉祐唯は欅坂46を卒業した。

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今泉祐唯に訪れた“秋元康バブル、欅坂卒業メンバーでは”独り勝ち”状態に!

5thシングルでの選抜制導入に失敗して以来、欅坂46の運営はグループを統制する能力を失っていた。
メンバーが感じる停滞感は半端でなく、欅坂46は、それぞれの想いを抱えたまま迷走し続ける。

今泉の卒業以降にも卒業ラッシュが続く。

2018年5月から、体調不良で故郷新潟で療養していた志田愛佳も11月16日にグループを卒業。
2019年2月10日、米谷奈々未が大学に専念するためにグループから卒業。
2019年7月30日、長濱ねる卒業。
2020年1月23日、織田奈那・鈴本美愉卒業
2020年1月23日、平手友梨奈脱退
2020年3月30日、長沢菜々香卒業。

織田奈那、鈴本美愉、平手友梨奈のグループ離脱についての発表は公式2020年1月23日に公式HP上で行われ、即日活動終了となってしまった。

織田奈那、佐藤詩織、鈴本美愉、平手友梨奈に関しまして
2020年1月23日 欅坂46公式HP

欅坂46のメンバーとして活動してまいりました織田奈那、鈴本美愉はこの発表をもちましてグループを卒業、平手友梨奈はグループを脱退致します。
在籍中はたくさんの応援をいただきありがとうございました。

また、佐藤詩織は本人からの申し出により活動を一時休止致します。活動再開の目途が立ちましたら改めてご案内致します。

Seed & Flower合同会社

織田奈那・鈴本美愉には、3月1日放送の“欅って書けない?”でファンに向けて最後の挨拶をする機会が与えられた。


デビュー以来”21人の絆”を標榜していた欅坂46だが、未来に希望を見据えて卒業したのは、学業専念を決めた米谷奈々未ただひとりだけである。

グループを卒業しても、大半のメンバーが在籍時のプロダクションである乃木坂合同会社に残留しているのに対して、欅坂卒業メンバーでSeed&Flower合同会社に残ったのは平手友梨奈一人だけだ。

その平手でさえ祝福された卒業とは言い難い。

グループ卒業から2か月後の2019年1月4日今泉佑唯は、エイベックス・AY・ファクトリー合同会社に移籍した。
その後の今泉のプロモーションは凄まじい勢いで、進められた。

毎週のように雑誌のグラビアを飾る今泉。
秋元氏は、AKB・坂道グループメンバーのコンテンツ供給力を背景に絶大な影響力を持っている。
秋元氏が声をかければ、無数の雑誌が今泉のために自誌の数ページを提供してくれるのだ。

そしてほとんど演技経験がない今泉に、初舞台となる『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』(2019年3月28~31日、大阪:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール / 4月5~18日、東京:紀伊國屋ホール)の主演が決定する。

2019年5月より、毎日放送(MBSラジオ)で放送中の『アッパレやってまーす!』の木曜日レギュラー決定。

TVドラマでは、2019年1月期ドラマTBS”グッドワイフ”(常盤貴子主演)にカメオ出演。

映画劇場版 ”ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん”(坂口健太郎・吉田鋼太郎W主演・2019年6月21日公開) に商業映画初出演。


SHISHAMOの最新楽曲“またね”とサントリーのヒット商品“なっちゃん”がコラボしたYOUTUBE短編映画“またね”(10月2日公開)の主演

率直に言って今泉のどの作品での演技も、それなりではあるが、映画“響-HIBIKI-”で見せた平手友梨奈のような爪跡を残せているわけではない。
それでも今泉への出演オファーは未だに途切れてはいない。

9月1日公式ファンクラブ“ずみちゃんはうす”開設

CM
2020年1月、レディスインナーのピーチ・ジョンのジュニア向け新ブランド「ガールズ バイ ピーチ・ジョン」イメージモデル就任


TVドラマ
ミリオンジョー(北山宏光主演・2019年10月10日~12月26日、テレビ東京) 森秋麻衣役でレギュラー出演。
左ききのエレン(池田エライザ主演・2019年10月21日~12月23日、毎日放送 / 10月23日 – 12月25日、TBS) 三橋由利奈役でレギュラー出演。
100文字アイデアをドラマにした! 第3話・第4話(2020年1月20日・27日、テレビ東京) に主演。

あずみ〜戦国編〜(2020年3月20日 – 29日、東京:Bunkamuraシアターコクーン) の主演も決定していたが、残念ながら新型コロナ騒動で途中打ち切りになってしまった。

女性ファッション誌NYLON JAPAN創刊15周年映画プロジェクト“転がるビー玉”(2020年2月7日公開)メインキャスト。

映画“酔うと化け物になる父がつらい”(松本穂香・渋川龍彦W主演・2020年3月6日公開)に松本穂香の妹役で出演


こうして列挙してみると、その作品数の多さに驚かされるのだが、作品選びの一貫性がまったくかんじられないことにも驚かされる。
これらの厖大な数のしごとは、マネジメント会社としてほとんど実績がないエイベックス・AY・ファクトリーの営業力で勝ち取ったものではないだろう。

秋元康総合プロデューサー個人の本気がもたらしたものに違いない。
そういう意味では、秋元氏は、今泉の親族との約束を十分すぎるほど果たしている。

卒業から1年半経過した2020年5月時点でも、今泉祐唯の“秋元康バブル”は続いている。

アイドル時代には、自分には歌しかないと言っていた今泉佑唯だが、いまは女優として世間に認知されている。

欅坂46在籍時代に、ひどいいじめにはあったものの、その結果秋元氏の庇護を受ける事になった今泉。

小さい頃からの夢であった芸能界で活動を続けられている現状には満足しているのであろうか?

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欅坂での存在意義を見失ったメンバーたちのアイデンティティだった“21人の絆”は脆くも崩れ去った

運営の予想を遥かに超えたスピードでアイドル界の頂点まで登りつめた欅坂46。

グループを牽引したのは紛れもなく平手友梨奈であった。

予想を上回るビジネス的な成功を収めた欅坂46を“サステナブル”(継続可能)なビジネスモデルとして完成させるには、現状の1期生21人体制では不十分だと、運営はグループ結成当初から考えていた。

その危機感が5thシングルでの強引で拙速なひらがなけやきとの合同選抜制導入につながった。

しかしその目論見は、平手が唱えた“21人の絆”によって、脆くも崩れ去る。

欅坂46にこれ以上ない栄光とメンバー間に埋めがたい溝をもたらした平手友梨奈にとって、“21人の絆”を守ることには贖罪の意味があった。

一方で自分たちが欅坂46に何も貢献できていないと感じている多くのメンバーにとって、“21人の絆”は、自分たちの存在意義を保証してくれる魔法の言葉であった。

両者は“21人の絆”というワードに違った夢を見ていたのだ。

“21人の絆という共同幻想は、今泉佑唯を卒業に追い込んだ。

しかし、それほどの犠牲を払って守ったはずの“21人の絆”は、欅坂46をサステナブルなグループ=ビジネスモデルとして完成させるという大人の論理を振りかざす現実の前に敗れ去ってしまった。

そして最後まで“21人の絆”にこだわり続けた鈴本美愉と平手友梨奈もグループを去った。

1期生が全員で守ろうとした欅坂46はもうどこにも存在していないのである。

未だに世に出すことができない9thシングル。

それがどんな楽曲で、どんなメンバーがどういうフォーメーションでパフォーマンスをしてくれるのかはまだわからない。

平手友梨奈も、今泉佑唯も、鈴本美愉もいない欅坂46だが、未来に希望を持つ2期生15人がグループに新たな風を吹かせてくれるに違いない。

僕たちはそれをワクワクしながら待つことにしよう。

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