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セルフDocumentary of 日向坂46第3回~日向坂の未来を担う3人、金村美玖・上村ひなの・小坂菜緒~

アイドル

金村美玖・上村ひなの・小坂菜緒 日向坂46の未来を担う3人は何を語ったのか

2期生お披露目会見で暫定センターに立った金村美玖、その後センターの座を同い年の小坂菜緒に奪われてしまい、心が折れかけたが、家族の愛に支えられて復活した。デビューシングルから3作連続でセンターを任された小坂菜緒。1期生の分まで背負ってしまった重圧に押しつぶされそうになったが、メンバーに助けられて、その責任を十分に全うしている。たった一人の3期生上村ひなの。15歳らしからぬ冷静な目で、自分やメンバーを観察している。日向坂46では初めてのソロ曲を与えられ、可憐なビジュアルを裏切るパワフルな歌唱で、ファンを驚かせた。唯一無二の個性派アイドルを目指すトリックスターは、運営の期待を一身に集めている。

そんな3人が集結したセルフDocumentary of 日向坂46の第3回。お互いのインタビューの中で果たしてどんな内容が語られたのだろうか?

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金村美玖 アイドルになって初めて味わった挫折~キーワードは”負けず嫌い”と”泣き虫”~


金村美玖、2002年9月10日生まれの17歳。(2019年12月現在)
イラスト・AltSax・写真撮影など多彩な才能を発揮するマルチプレーヤー。
おしゃべりが大好きで、負けず嫌いで泣き虫。

Q1 アイドルになる前は何をしていたか?
A. 毎日学校に行って、吹奏楽部で練習をして夕方に家に帰って、ごはんを食べて宿題をして寝るというルーティンを繰り返していた。
時々それが退屈だなと感じるようになったことが、ひらがなけやきのオーディションを受けようと思ったきっかけ。

(小坂)吹奏楽部ではどんな立ち位置だった?
(金村)吹奏楽部には女の子が多くて、いざこざがあったり、先輩たちとの衝突もあったりした。楽しかった反面、そういうバチバチしたところもあった。それが自分を少し強くしたかもしれない。
何かに挑戦したいという思いが強くなり、特別アイドルが好きというわけではなかったけど、自分を成長させるきっかけになるかもしれないと思ってオーディションに応募した。
オーディションが進む中で、何もできない自分が悔しかった。それでも負けたくないという思いが募って、一杯泣いた。

ひらがなけやきの2期生のお披露目会見でセンターに立った金村は、2期生のエースと目されていた。

ところが初の2期生曲”半分の記憶”でセンターに起用されたのは同い年の小坂菜緒。
金村は2列目に下げられてしまい、プライドはズタズタに引き裂かれてしまった。
人生で初めての挫折だった。
▼2期生センターを奪われて泣く金村

その時の心情をカメラの前で語っている。
”ここで諦めたらそれで終わりなので、みなさんにお見せできるぐらいの実力が身に着いたら、前のポジションに行きたい”
こういう気持ちを正直に語ってしまう素直さが、負けず嫌いを表に出しでもメンバーに嫌われない所以なのだ。
誰もが競争に負けた時に抱くネガティブな気持ちを、隠さずに出して泣いてしまう。
そしてすぐに気を取り直して前を向く。
それが金村の長所で、魅力になっている。
その後金村はパフォーマンスでもバラエティ番組でも積極的に努力を重ねた。
想いが強すぎて空回りする場面もあって、そのたびに泣いたが、確実に前進を続けた結果、運営からの評価も高まってきている。
カップリング曲”Dash&Rash”ではセンターに抜擢され、”THE突破ファイル”(NTV系)の再現ドラマの婦人警官役など、ソロでの外仕事の声もかかるようになり、日々進化し続けている。

Q2 アイドルとしての自分をどう感じている?
A アイドルになってすごい経験値をもらっているけど、まだまだなと思う。
(元々アイドルになることに反対だった)両親は、今の自分がライブで楽しそうな笑顔で輝いているのを見ると、(アイドルを)やらせてよかったなと思うと言ってくれる。
だから自分ももっと頑張ろうと思いますね。
お母さんにはすごい迷惑をかけていて、(金村の目から涙が溢れる)申し訳ないと思ってる。
家族にすごい負担をかけちゃってて、家族がいなかったら(アイドルを)続けられなかった。
失敗したり、辛かったり苦しかったりして落ちこんだ時に、家族が傍にいて励ましてくれたから今があるとつくづく感じます。

こう語る金村を見つめる小坂の表情がとても優しく穏やかなのは、こういう思いや経験を素直に口に出せる金村のことがとても好きだからだ。

普通の関係であれば、2人は最大のライバルである。
だが17歳の2人はとても仲良しだ。
それは金村の負けず嫌いには他人を貶めようとするような悪意が感じられないからだし、自分の気持ちに正直だからだと小坂が思っているからである。
金村も、小坂が大阪から単身上京して、センターを担わされた重圧とたった一人で闘っていることをわかっている。
この番組の第2回で宮田愛萌は、初期の2期生はバチバチしていたと語った。
そういう意味では、金村は宮田が驚くほどのバチバチする雰囲気を作った張本人の1人である。
しかし、元々が素直で悪意がない金村の性格は、すぐにみんなに知れ渡り、受け入れられた。
金村自身も、すぐに前向きになってグループに溶け込んだ。
まだまだ子供であり、手探りではあったが、2期生9人は奇蹟的にみんな性格が良かったからだ。
否、2期生だけでなく1期生も含めて、日向坂46のメンバーは総じて素直で性格が良い。

だからこそ、音痴でダンススキルが劣る井口眞緒や、コミュ障で泣き虫の東村芽衣でもアイドルを続けられてきた。
アイドルのファンは、応援するアイドルに似るとしばしば言われる。
”お日様”’(日向坂46のファンのこと)は総じて良識があり、穏やかだと言われている。
日向坂と仕事で関わったスタッフや共演者にも日向坂メンバーの良さは伝わっているようだ。

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(ひなの)お母さんは、ライブとか見に来てくださるんですか?
(金村)毎回来てくれてます。家族全員(両親と兄)が日向坂ファンで、お父さんは私より先に(日向坂の)情報をゲットしている。

Q4 2期生の中で自分はどんな存在だと思う?
A 自分のことはよくわからない。
自分には個性がないと毎回思うし、それが悩みでもある。
自分がよくわからないから、だからどんな存在という質問に答えることは難しい。
ネガティブになることもあるけど、いつも笑顔でいようと決めている。
握手会に来たファンには笑顔で帰ってもらいたいから。

(小坂)負けず嫌いだなって思うところは確かにある。カッコいいなって思うところは、マイナスになった後、その倍プラスになるところ。自分にはそれがないから、めちゃめちゃカッコいいと思う。たくましいっていうのかな、2期生の中では年下の方なのに、しっかりと意見も出すし、(金村の涙を見て、こらえきれずに小坂の瞳からも涙がこぼれる)感謝してる。
(金村)私、みんなに助けられてばっかりで‥‥。
(小坂)こっちが助けられてる。
(金村)そんな風に思ってもらえてるならうれしい。
(小坂)初めて言った。
(金村)すこし自信が持てた。
(小坂)いつもありがとう。
(金村)これからもよろしくね。
(小坂)こちらこそ

Q6 今の日向坂にとって最大の課題は?
Q5 みんなだんだん忙しくなって、ダンスを合わせる時間や、みんなで話しあう時間が少なくなっている。もう一度みんなで話しあって理想の日向坂46を目指したい。
たとえば、ひなのには不安に思ってることがあるかもしれない。
ひなのは自分にとって初めての後輩で、自分は中学の部活で先輩とトラブルがあったりしたので、ひらがなけやきに入った時は先輩(1期生)に嫌われてるんじゃないかと怯えていた。でも実際は全然そんなことはなくて、自分の思い込みだった。
ひなのには自分のような不安を持ってほしくないと思っていたので、ひなのとは最初からたくさん話をしたいと思っていた。後輩には飛び切り優しくしようと決めていた。今はひなのと仲よくなれてホントにうれしい。これからも一杯話したいです。
(ひなの)ありがとうございます。

インタビューを終えて、小坂菜緒と上村ひなのが感じた金村美玖

by小坂菜緒

by上村ひなの

金村美玖を表すキーワードは、”負けず嫌い”と”泣き虫”の二つ。
本人は気付いていないが、金村が日向坂46の空気感や方向性を決めるキーパーソンの1人であることは間違いない。
自然とグループの中心にいるキャラクターなのだ。
そのことに気付いて、周りを俯瞰で見られるようになれば、もう一回り成長することができて運営から外仕事のチャンスをもっと回してもらえるようになるだろう。
そうなれば金村は次期キャプテンの有力候補である。

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上村ひなの トリッキーな15歳は個性が際立つ美少女


2004年4月12日生まれの15歳。(2019年12月現在)
数少ない東京出身のメンバーである。

唯一人の3期生でグループ最年少15歳の中学3年生。
いつでもどこでも変化球、ひなのなの!のキャッチフレーズの通り、日向坂で会いましょうやHINABINGO1では予測不能の変化球を繰り出して、MCのオードリーや小薮一豊を驚愕させている逸材だ。
小顔で、すらりと伸びた手足、しなやかなダンスパフォーマンスは15歳とは思えない魅力に溢れている。
グループ加入から1年足らずで、ソロ曲を任されるスーパールーキーで、運営からの期待は高い。
私生活では、ずっと一人っ子だったのに、アイドルになったとたんに19人ものお姉さんができてしまって少し戸惑っている。

Q1 アイドルになる前は何をしていたか?
A 子供のころからアイドルが大好きだった。乃木坂から欅坂、そしてひらがなけやきにたどり着いた。

(小坂)ライブとかイベントに参加したことはある?
(ひなの)坂道3グループすべての握手会に参加した。全国握手会のミニライブで、2期生の”半分の記憶”を見ている。

Q2 このアイドルに心を動かされたっていうのはありますか?
A 凄くあって、悲しい時に楽曲で寄りそってもらったり、楽しい時は、楽しい曲を聴くと、もっと気分が上がる。
感動することが多くて、自分の心に直接触れてくる感じがすごいなあって感じて、(それがアイドルの)魅力だなって思います。

Q3 初めて1期生と2期生に会った時、どう思った?
A ファンだったので、テレビで見ていたアイドルさんが目の前にいる―っ!てテンションが上がってました。(初対面でドッキリをしかけられたが)ドッキリの内容が入ってこないぐらい、好きだったアイドルが目の前にいることに興奮していた。夢かと思うくらい。

Q4 3期生がたった一人であることをどう感じている?
A 最初は勿論、同期がいなくて寂しくて、何で私は一人なんだろうって悩んだ時も‥‥、最初の時は本当にそう思っていた。でも最近は一人で(日向坂に)入ったからこそ、こうやって先輩たちとたくさんお話ができてるるんだなと思いますし、今は一人で良かったなって思います。

(小坂)一人だからこそ感じることってあるのかな?
(ひなの)1期生とか、2期生とかで期ごとにまとまることがあるじゃないですか。そういう時に2期生さんのところに入れていただいたりとか、1期生さんのところに入れていただいたりとか、一人だからこそそういうことができて、そこで先輩がたのことも良く知ることもできて、こうやって溶け込めていけたのは、いろんな偶然が積み重なってこうなったなって‥‥、今はこうなるべき(運命)だったんだなって思うっていうか‥‥。今まで先輩後輩っていう存在と関わったことがなかったので心配だったんですけど、自分が想像していた先輩より全然お優しくて、本当に安心しました。

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Q5 自分の中で一番の欠点だと思うところはありますか?
A 私の欠点は、すぐに諦めてしまうところです。

(小坂)どんな時に思うの?
(ひなの)私は悩むとすぐ泣いちゃうんですよ。ホントに良く泣いて、ご迷惑おかけするぐらいい泣いて、悩んだときは涙で解決しちゃいます。
もう私ダメだと思うと、もうダメっ!ていう方向にどんどん行っちゃって、すごくネガティブに考えてしまうんですよ。そのせいでできないこととかも絶対あると思いますし、ネガティブなところを直して‥‥、ポジティブな方が人生絶対に楽しいですし、日向坂って凄いハッピーなグループですし、もっとハッピー度を高めていくためにも、もっとポジティブに、明るくならなきゃなって凄く思います。

Q6 今迄の仕事の中で、一番思い出深い出来事は?
A やっぱり埼玉スーパーアリーナのワンマンライブが思い出深いと言いますか、とても心に残っていて‥‥。

加入してまだ1年にも満たないひなのは、ライブで参加できる楽曲がとても少なかった。
埼玉スーパーアリーナでの3rd シングル発売記念ワンマンライブ(9月26・27日)から、よりたくさんの楽曲に参加することになった。

(ひなの)新しい曲のふり入れは不安だったんですけど、でもいつかはやらないと成長できないことだと思うので、挑戦して、ちゃんと成功させたいなって思っています。

それでも覚えなければならないことは山積みで、心が折れかけていた。
そんな時に手を差し伸べてくれたのが小坂たちだった。

先輩に支えられ、過密スケジュールの中で食らいつき、本番を迎えた。

(ひなの)埼玉スーパーアリーナの時から、NO WAR IN THE FUTUREとかジョイフルラブとか約束の卵とかに参加させていただいて、練習期間が短くて、もうできない、絶対私にはできないって思ってたんですけど、なんとか曲数も増えた中で、ライブを完走することができて、少し自信がついて、ちょっと成長できたんじゃないかなって思ってます。

Q7 ソロ曲をもらった時どう思った?
A 意外とさらっと言われたんですよ。マネージャーさんに”ソロ曲あるよ”みたいな感じで。なので聞いた瞬間は、そんなに重いことだと受け止めてなくて、凄く有難いことだなって思ったので、大切にこれからも歌っていけたらいいなって思います。

ひなののソロ曲は”一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない”
(小坂)”日向坂になって初めてのソロ曲だね”
(金村)(ソロ曲を歌うひなのは)すごく頼もしい
(小坂)あの曲、めっちゃ好き!
(金村)ミュージックビデオが好き!
(ひなの)えーっ、ありがとうございます。凄い嬉しい。
(金村)ひなのワールドが一杯あるから、それが強みかもしれない。

Q8 自分自身はアイドルに向いているって思いますか?
A 私はアイドルには向いていないです。(キッパリ)
なんか(オーディションを)受ける前からずっと向いてないと思ってたんですよ。でも向いてないのは悪いことじゃないなって凄い思ってて、向いてないからこそ、新しいアイドルになれるんじゃないかなって思って、アイドルのオーディションを受けたので、向いてないんですけどそれを、向いてないのも個性なんじゃないかなみたいに、そういう風に思っちゃってるんですけど‥‥。

(小坂)向いてないって思う瞬間は?
(ひなの)ダンスもそんなに得意じゃなくて、歌もそんなに得意じゃなくて、でもそれはネガティブな意味じゃなくて、ポジティブな意味で、向いてないからこその自分の(アイドルとしての)在り方みたいなものが出せていけたら面白いっていうか、楽しいなって凄く思います。

(金村)個性を持ってるから、番組なんかでそれを発揮してるのが凄いなって
(小坂)最初のころ、私達はどうしていいかわからなくて、あわあわしてたけど、ひなのはそれを全然見せないjから、
(ひなの) (首を横に振りながら)凄い迷います。悩みます。
(小坂)それがいい感じに変化球というか
(ひなの)キャラになってますか?
(二人)うん。(頷く)
(ひなの)良かったです。

Q8 日向坂で一番好きなところは?
A 存在(していること)です。何故かというと、凄く特殊じゃないですか。あの、あんまりメンバーという存在って、またそれもアイドルだからこそあることだと思うので、その存在があることって特殊であり、私たちの今の当たり前であり、すごく大切なものだと思うので、温かい居場所って感じがして、そういう感じが凄い好きです。

(小坂)(日向坂46が)どんなグループになってくれたら嬉しいとかある?
(ひなの)もっとたくさんの方に愛されるようなグループになってくれたらいいと思います。

金村美玖と小坂菜緒が感じた上村ひなの

by金村美玖

by小坂菜緒

上村ひなのは天才である。
本人が言うように、歌もダンスも飛びぬけて上手なわけではない。
だが、ソロ曲のMVでわかるように、その歌はビジュアルの可愛らしさを良い意味で裏切るパワフルなものだ。
たった一人でのダンスで画面をを成立させてしまう説得力もある。
そして一つ一つの立ち居振る舞いが麗しい。
立ち姿も、座っている姿勢も背筋がピンと伸びて美しいのだ。

さらに言葉遣いも丁寧で大人びている。
その上品な話ぶりの中に、独特の言語感覚をぶち込んでくるシュールさもひなの独特な魅力である。
15歳にして狙っているのは末恐ろしい気もするが、元々の頭の良さが過剰になり過ぎるのをしっかり感知して、ギリギリのところで踏み止まっている。
ひなのの魅力が一番溢れ出すのは、無防備な瞬間だ。
その時に最も美少女らしさが際立つ。
とにかく将来が楽しみな15歳である。

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小坂菜緒~人と接することが苦手だった少女が人生を賭けてアイドルに挑む物語は今始まったばかりだ~


大阪府出身、2002年9月7日生まれの17歳。(2019年12月現在)
デビュー以来3作連続でセンターを努める日向坂46のエース。
メンバーで最初にファッション誌(セブンティーン)の専属モデルになた逸材。

人と接触することが苦手で、打ち解けられずにいた思春期の入り口。
そんな彼女の運命を変えたのは、友人といったひらがなけやきのライブビューイング。
これを見てグループに強く憧れて、オーディションに応募してアイドルの道へ。

Q1 アイドルになって一番嬉しかったことは?
A 憧れていたメンバーに会えた時は本当に嬉しかった。なにより同じメンバーとして会えたことが嬉しかった。

(金村)何故ひらがなけやきを好きになったのか?
(小坂)欅坂さんの楽曲を(ひらがなが)カバーして歌ったのを聞いて、欅坂とは全然違う魅力を感じた。カッコいいはもちろんあるけど、その中に秘める可愛さっていうのがあったり、思いっきりファンの人を楽しませようとするキラキラした輝いてる感じとかに凄い惹かれた。何よりも他のグループじゃなくてひらがなけやきになりたいって思って応募しました。
その頃(14歳)の自分は、叶えそうで絶対叶わない夢だけど、とりあえず夢作らなきゃみたいな感じで作ってた感じもあったから、初めて人生を賭けてでも(ひらがなけやきのメンバーに)なりたいって思った。

Q2 アイドルとして活動し始めて、これまでと変わったなと思うことは?
A 自分の性格が変わったのかなって思うところがあって‥‥。
小さい時は活発で、外で遊ぶのが大好きだし、友だち作るのもメチャメチャ好きで、結構コミュニケーション能力は高い方だった。
でも小学校の後半ごろから、急に友だちと接するのが苦手になってしまった瞬間があって、それから中学に上がっても、あんまり人と話すことが嫌いになるというか、極力話したくないって感じの人で、だから教室にいてもずっと一人で座って、本を読んでるタイプだったから、最初ひらがなに入った時も多分そうだったと思うし、一人でいるのが好きな子って思われてた部分もあったんじゃないかなって思うけど、今は全然そうじゃなくて、今は話すことが好きだし、メンバーと一緒にいる時の方が本当の自分だって思えてるところがあるから、本当は(自分の性格は)明るいんだなって改めて感じました。

(金村)何時ごろからかはわからないけど、表情がパッと明るくなったし‥‥
(小坂)先輩ともあんまりしゃべれないような状態だったから、自分でもどうしたらいいのかわからないし、楽屋でも結構ずっと一人でいることが多かったけど、そこで話しかけてくれたのが愛萌だったの。

(小坂)それからホテルでも良く一緒になるようになって、深い話というか、ホントはこう思ってたんだよねとか、ホントは話しかけたかったんだよねみたいな話をして、1回みんなとわちゃわちゃ話してみないっていう話になってから、色んなメンバー、先輩とも同期とも話せるようになって、そのきっかけを作ってくれたのが2期生なのかなって‥‥思う。

(金村)菜緒とは同い年だったから、親近感もあったし、一緒の撮影も多くて、一緒にいる時間は長かったけど、確かに最初のうちはやっぱちょっと気を遣っちゃうっていうか、ね、
(小坂)お互いにね、距離感があったというか‥‥
(金村)そういうのがあったけど、今となってはもうずっと一緒にいる仲間だから‥‥。

Q3 2期生として加入して、最初の(”半分の記憶”の)フォーメーションの発表で、センターを告げられた時はどういう気持ちでしたか?
A 最初は、(センターは)自分だと思ってなくて、自分の中では他のメンバーだと思ってたから、正直凄いビックリしたし、しかも自分の中ではそこまで打ち解けてたわけでもなかったから、みんなにどう話しかけたらいいかわからないし、自分がどこにいたらいいかもわからないし、一人で不安になってた頃はあったかな。
▼センターを告げられいっぱいいっぱいになってしまった小坂を気遣う渡邉美穂

2期生がグループに参加してわずか半年、2期生初のオリジナル曲”半分の記憶”のフォーメーションで、予想外のセンターを告げられた小坂菜緒がその時の胸の内を明かした。

(小坂)2期生のそれぞれが強い意志を持った子たちだったから、しかもみんな負けず嫌いだし、だから個人個人悔しいとか思ってたところもあるのかなって‥‥。
”半分の記憶”で初めてセンターになって、不安というか怖さもあったりとか、元々普通に生活してる中でも周りの目を気にしちゃうことが多くて、だから初めてライブのパフォーマンスでファンのみなさんに見せた時に、2期生対するイメージが私のせいで崩れてしまわないかとか、ほかのみんなの力が凄いから、こんな私が真ん中にいて、みんなの魅力を落とさないかとか凄い怖かった。
自分で自分にプレッシャーをかけてしまった。
半分の記憶のころが最悪の状態で、パフォーマンスの度に泣きそうだった。
緊張で泣きそうで、大丈夫かな大丈夫かなって思いながらやってた。

(ひなの)その曲をCDで聴いていい曲だなって思って、しかもライブでも見て、今そういう気持ちだったんだってわかって、それが今に繋がってるんだと思いますし、なんか凄いなって思います。
(小坂)嬉しい。

Q4 今までの人生の中で挫折しそうだなって思ったことはありますか?
A 一番苦しかったのは、日向坂に改名して、デビューシングル”キュン”のセンターになった時。
そこで自分がセンターに選ばれた時に、正直何で私なんだって思ったところがあった。
自分は2期生で、ひらがな時代に1期生が一番辛かった時期のことを何も知らない。
インタビューでひらがなけやき時代の3年間のことをよく聞かれるけど、何も知らない自分がその質問に答えるのは申し訳ないと感じてしまい、その質問が廻ってくるのが凄い怖かった。
でも任されたものはやり遂げなくちゃいけないし、受け止めなきゃいけないと思ったので、挫折しそうになった瞬間もあったけど、そこで折れずに、周りにいる1期さんとたくさん話したりとか、ひらがなけやきの時はどんな感じだったのかとかたくさん聞いたりして、その質問に徐々に答えられるようになって、そうしたらそれに乗って、1期さんも話してくれるようになったから、そこは折れずに、あきらめずに立ち直って、初めて自分で1歩踏み出せたなって感じた。

Q5 あなたにとっての日向坂46とは?
A 今の私から日向坂を取ってしまったら、多分ただの抜け殻になっちゃうような気がするし、今の小坂菜緒は日向坂でできてるような、それぐらい大きなものだから、だからこそもっともっと日向坂を愛していたいって思うから、もう家族と同様、一番離れたくないものかなって思います。

(金村)ひなのは菜緒と話すことが多いし、尊敬もしてるって言ってたけど、日向坂のセンターに憧れたりしますか?
(ひなの)菜緒さんの姿を見ていて、センターになりたいっていうより、センターになれる人にならなきゃいけないなってすごく私は思いました。
センターになれるぐらい凄い魅力のある素敵なアイドルになれたらいいなって、今お話聞いてて思いました。
(小坂)みんなが輝いてるからこその日向坂46だと思うし、だから今ひなのがそういう風に言ってくれて凄い嬉しいし、みんなでもっともっと上を目指していけると思うから、みんな一人一人ひとつの花が咲いてるというか、それぞれが違う花をを持ってるから、それが集まって良いものになっていると思う。

金村美玖と上村ひなのが感じた小坂菜緒

by金村美玖

by上村ひなの

アイドルになることに人生を賭けると決めてひらがなけやきに参加した小坂菜緒。
その前向きな努力が、彼女の性格まで変えてしまった。
教室の隅で、休み時間もいつも一人で本を読んでいた孤独な少女は、今やファンに元気を与えることができるアイドルへ華麗な変身を遂げた。
小坂菜緒は、ひらがなけやき坂46から、日向坂46へと改名して、念願のシングルデビューを成功させた立役者の一人であることは間違いない。
初代センターとしての責任を全うする17歳は、愛する仲間と共にさらなる高みを目指している。
金村美玖と上村ひなの、そして小坂菜緒の3人はまさに日向坂46の未来そのものだ。

セルフDocumentary of 日向坂46第1回~高本彩花・佐々木久美・東村芽衣~
新たなフェイズに入った日向坂46が目指すべきもの 坂道グループの中で、今もっとも勢いがあると言われる日向坂46。 欅坂46の誕生(2015年8月21日)から遅れること3か月、そのアンダーグループひらがな”けやき坂46”として2015年11月...
セルフDocumentary of 日向坂46第2回~潮紗理菜・高瀬愛奈・宮田愛萌~
日向坂46が秋元グループで最も知性が高いことを証明する、潮紗理菜・高瀬愛奈・宮田愛萌 今最も旬なアイドルグループ日向坂46。 毎回3人のメンバーが選ばれ、2人がインタビュアーになり残った一人にインタビューする形式の日向坂46トークドキュメン...

コメント

  1. ウラちゃん より:

    初めまして、日向坂46のドキュメント記事とマイヤンのこれまでの記事を拝見しました。

    本当に熱量を感じる素晴らしい記事!読んで良かった!!そう思えました。
    ありがとうございます!!

    まいやんの過去の記事は詳しい情報が入っていて、読み応えがありました。よりまいやんが好きなりました。

  2. ウラちゃん より:

    よろしければ、Twitterでこちらのブログを拡散してもよろしいでしょうか??

    @63002394 ウラちゃん下半身太いライターです

    • susumutaira より:

      丁寧な感想書いていただいてとても嬉しいです。
      拡散について私に異存はありません。
      たくさんの人に読んでもらえれば本望です。
      管理人たいらすすむ