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セルフDocumentary of 日向坂46第2回~潮紗理菜・高瀬愛奈・宮田愛萌~

アイドル

日向坂46が秋元グループで最も知性が高いことを証明する、潮紗理菜・高瀬愛奈・宮田愛萌

今最も旬なアイドルグループ日向坂46。

毎回3人のメンバーが選ばれ、2人がインタビュアーになり残った一人にインタビューする形式の日向坂46トークドキュメンタリー番組。

第1回は、キャプテン佐々木久美、高本彩花、東村芽衣の3人が出演し、メンバーも知らなかった思いが明らかになった。

今回は、癒やしの聖母潮紗理菜、いつも冷静な高瀬愛奈、文学アイドル宮田愛萌の3人が、日向坂46やメンバーへの想いを語った。

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日向坂46の”聖母”潮紗理菜の素顔は”赤ちゃん”?


日向坂46の”聖母”潮紗理菜(うしおさりな)神奈川県出身、1997年12月26日生まれの21歳。(2019年11月現在)
幼稚園から小学校5年生までの5年間をインドネシアで過ごした帰国子女。

いつも笑顔を絶やさず、メンバーからもファンからも愛されている。

インタビュアーは、高瀬愛奈と宮田愛萌

Q1 グループに加入して嬉しかったこと、嫌だったこと
A アイドルにならなかったら出会えなかった人と出会えたこと。
自分を応援してくれるファンがこんなにたくさんいると知ったこと。
初めての生誕祭は忘れられない。

(アイドルになって)ファンからの言葉で元気づけられたり、勇気をもらったする反面、言葉で傷つくこともある。

Q2 潮紗理菜の本当のキャラクターは、”お母さん”or”赤ちゃん”?
A ファンからは、ママキャラといわれるけど、メンバーからは赤ちゃん扱いされることが多い。
(宮田)愛萌は年下だけど、一緒にいるときはお姉さん。
宮田愛萌:美容院の予約の電話も、相手が出るとスマホを渡される。甘えん坊キャラ。

Q3 あなたにとって日向坂46とは何でしょう?
A 第2の家族?もはや家族よりも一緒にいる時間が長いので、家族以上にわかってくれたりするし、辛いことも嬉しいことも共有してる、何にも代えられないかけがえのない存在。

Q4 結婚したいと思うメンバーは?
A 丹生明里。一杯候補はいるけど、丹生ちゃんがあの笑顔で”おはようっ!”って言ってくれると、一生幸せでいられそう。

Q5 日向坂46をどんなグループにしたい?
A 胸を張って”私たちは日向坂46です。”と言えるようなグループになりたい。
日向坂に改名する前まで、祖母に自分がいるグループを説明できるようになることが目標だった。改名して”(自分がいるのは)日向坂46っていう新しくできたグループだよ”って説明したら、”そうなんだね。”ってわかってもらえて、とてもうれしかった。これからは、もっと多くの人に日向坂46を知ってもらいたい。

Q6 後輩の勢いに先輩として焦りを感じたことは?
A (2期生たちが)入ってきた時から違っていた。1期生の方が勝っていると思ったことは1度もない。(これには高瀬も共感)
1期生はみんなそう感じていたと思う。
2期生が来てくれたからこそ、冠番組(ひらがな推し・HINABINGO)が始まったし、1stアルバム”走り出す瞬間”を出すことができたと思っている。
2期生がこなければ今の自分たちはいないと思うので、感謝している。
みんな可愛くて、明るくて、一生懸命で、2期生らしいカラーがある。これからの日向坂を担ってほしい。
だから”焦り”はなかったし、返って1期生の意識が高まったのだと思う。

Q7 現在の日向坂46の最大の課題は?
A 課題を認識できていないことが一番の課題かも‥‥。
キーワードは”ライブ”かもしれない。日向坂46の原点はファンと一緒に作りあげる”ライブ”にあると思ってる。
その原点にもう一度戻ることが必要。

Q8 日向坂46が飛躍するために自分が今できることは?
A 私は、今までも、今も、グループに何か貢献できていると思えたことひとつもない。
それはずっと自分の中での悩みでもある。
生誕祭で、今年は何かグループに貢献できる人になりたいと言った。
ファンとメンバーの間の懸け橋になりたい。


by 高瀬愛奈

by 宮田愛萌

潮は、グループに何も貢献できていないというが、メンバーもスタッフも潮が日向坂にいることの大きさを感じている。

握手会人気がもう一つであることで、ファンから心無い言葉をぶつけられて傷つくこともあるが、持ち前のポジティブさと笑顔で乗り切ってきた。

潮の笑顔は日向坂46にはなくてはならないものだ。

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高瀬愛奈、笑顔が苦手だった帰国子女が目指したアイドルグループ


高瀬愛奈(たかせまな)、大阪府出身、1998年9月20日生まれの21歳。(2019年11月現在)
小学4年から中学1年までをイギリスで過ごした帰国子女。

イギリス時代に独語・仏語も学んだので、日常会話なら4か国語が話せる。
意外にも母のことを”母ちゃん”と呼んでいる。
グループに加入した頃、笑顔が苦手で真剣に悩んでいた。
口角を上げる矯正器具(スマイリーエクササイズ )を使って、涙ぐましい努力をしていたことも古くからのファンには知られている。
▼スマイリーエクササイズ

Q1 自分が思う自分の一番の魅力?
A 良い風に言えば、常に一定というか冷静と言われることが多い。
それは、逆に言えば喜んでいるのや、悲しんでいるのが表情に出ないという欠点でもあると思っている。
へこんでいることを、他人にさとられたくない。
宮田愛萌:私は大人っていうのは自分の感情をコントロールできる人だと思うから、(高瀬は)本当にすごいと思う。

Q2 今よりもうちょっと仲よくなりたいメンバーは?
A 宮田愛萌さんです。
この間誘ってもらって、一緒にお出かけした。まだ緊張して、素が出せていないので、もっと仲良くなって素の自分を知ってもらいたい。

Q3 アイドルとして 叶えたい夢は?
A 多くのメンバーが、グループの外の仕事で頑張って、グループの知名度アップに貢献しているの
を見て、自分も語学などの長所を活かして、グループに貢献できる存在になりたい。

Q4 一番仲が良かった柿崎芽実の卒業をどう思ったか?

長濱ねると二人で初期のひらがなけやきを牽引した柿崎芽実とはともに地方組で、最初の数か月は同じホテルで暮した。
芽実は最年少なのに、最初は高瀬の方が年下だと思って話しかけたという。
楽屋ではいつも隣が指定席だった芽実と高瀬。
お互いを”相方”と呼び、公私ともに仲良しだった。

芽実が卒業を発表した翌日、高瀬はブログに、”ありがとうって何回言っても言い切れないくらいありがとうって気持ちです!”と綴った。
高瀬愛奈ブログ2019-06-22”アイドル”

A 本当は寂しい。もっと引き留めれば良かったのかなと思うこともある。
芽実には卒業してからやりたいことがあると聞いていたので、今はそれを応援したいと思っている。
以前は、メンバーの卒業なんて想像もできなかった。
誰かが卒業することになったら全員で辞めようと話していた。
結成から3年以上たって、色々なことが変わってきていると感じる。

Q5 卒業したらやりたいこと
A 素敵なお母さんになりたいって思う。最近子供を見ると、本当に可愛いと思う。
潮:わかるーッ!

Q6 最近の日向坂46の空気感について
A かつて仕事があまりなかったころは、一つの仕事に全員ががむしゃらに頑張っていた。今、ありがたいことに色々な仕事が増えて、グループの外でも活躍するメンバーが出てきた。
それによって、みんなが一つの方向に向けなくなっている面もある。
今が当たり前ではないことを自覚して、初心を忘れずにいたいと思う。

宮田愛萌:これまでは、時間がたくさんあって、一つの仕事について、みんなで考えたり、話し合ったりする時間があった。今は忙しくなってそういう時間が少なくなってしまった。
潮:いつまでも”(何事にも一生懸命だった)あの頃”を忘れちゃいけないと思う



by 潮紗理菜

by 宮田愛萌

高瀬愛奈は冷静だ。
自分がグループの中で置かれている立場もよくわかっている。

高瀬を相方と言っていた柿崎も、最近仲よくしている宮田愛萌にも、アイドルらしからぬ一面がある。
大袈裟に言えば、お互いが抱えている心の闇が、互いを引寄せたのかもしれない。

高瀬の存在は、グループにとって、ある種のリトマス試験紙だ。
高瀬の存在を許している限り、日向坂46は良くも悪くも”健全”であるのだろう。
一方で、平手友梨奈というカリスマのせいで、欅坂46は良くも悪くも”不健全”である。

高瀬は、自分がいつまで日向坂46にいられるかはわからないが、それまではメンバーと一緒に全力で頑張って、すこしでもファンやメンバーのために尽くしたいと考えている。

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宮田愛萌が語る2期生~初期はシンプルに仲が悪かった~


宮田愛萌、東京都出身、1998年4月28日生まれの21歳。(2019年11月現在)
2期生では最年長で、国学院大学文学部日本文学科在学中。
親の猛反対を押し切ってアイドルになった。
ダンス部経験があってダンスは得意だが、歌はかなり苦手である。
文学大好きアイドルとして、2018年には短編小説”最低な出会い、最高の恋”を発表している。

Q1 アイドルになることに反対していた母親、今は?
A めっちゃ応援してくれている。まなふぃーのSRの大ファンで、コメントが読まれたことをLINEで報告してきた。
母は、幕張のライブ(2017/12/14ひらがなけやきの全国ツアーファイナル)を見て、これなら大丈夫と想ってくれた。”ライブの力”って凄い。ライブはファンの熱量に支えられていて、それが母親の考えを変えてくれたのかもしれない。
潮:私の親も反対だったけど今は応援してくれている。母はOVERTUREの会場の一体感が一番好きだと言っている。

Q2 今やりたいことや夢は?
A 文章を書き続けたい。
アイドルになる前は、出版社志望だった。日本文学が好きで、めちゃめちゃ本が好きで、文章を書くこともすき。本が売れない時代であることが悔しい。
アイドルとして、本の魅力を伝えたい。

Q3 自分が思う自分の一番の魅力は?
A とりあえず、何でも楽しんでできるところ。それからその時はちょっと嫌だなって思っても、後から振り返ると、そうでもなかったなって気づくことも多い。
柿崎芽実とのぶりっ子対決も、キャラ作ってるって批判されたりもするけど、求められたことは楽しんでやると決めている。それはいいところかもしれない。

Q4 今までで一番辛かったこと、嫌だったこと
A 2期生が参加した最初のツアーで、2期生が集中できなくて、振り入れが上手くできなかった。
だらだらやったり、しているのは結構ストレスだった。
全員が同じ時に同じ温度で一緒に前に進んでいけないっていうのが嫌だった。
シンプルにそのころの2期生は仲が悪かったなと思っている。

2期生の平均年齢は16歳で、宮田愛萌はすでに19歳だった。
多くの2期生はまだ子供で、グループ全体を気遣う余裕はなかったのだ。
高瀬:2期生の中で、愛萌だけとびぬけて年長で、一人だけ冷静だった。だからほかのみんなに溶け込めるのかなって心配してた。

宮田愛萌:自分だけが大学生で、大部分が高校生だった。まだなにもわかってないメンバーと一緒なのが辛かった。
2期生だけのふり入れは憂鬱だった。
1期生も一緒の20人でのふり入れは楽しかった。

Q5 それが変わったきっかけは?
A そのころ2期生はバチバチしてるって(スタッフから)言われていた。
きっと何もわからないから、とりあえずみんなそれぞれに”上を目指そう”としていたんだと思う
逆に自分は上を目指すという気持ちになっていなくて、みんなとは気持ちにズレがあった。
時間がたって、少し余裕が出てきて、みんなが周りを見る余裕ができたことと、自分自身に、上を”目指そう”という気持ちが生まれてきて、バランスがとれてきたように思う。

高瀬:最初の頃は何も活動がなかったので、2期生のように(競い合って)バチバチするという感覚がなく、全員で”一つ上を目指す”ってやってきた。個人的には、もっとバチバチしてもいいかなって思ってた。だから2期生が持ち込んだそういうものは、1期生には良い刺激になったと思う。
潮:1期生はそれで変われた。グループとしてステップアップするきっかけになったと思う。

Q6 2期生の宮田愛萌から見て、1期生はどんな存在?
A 最初はすごく遠い存在だった。ファン目線で見てしまうし、リハーサルからキラキラしていて、とても追いつけないと感じていた。
その後、ライブでは凄い先輩だけど、普段は普通なんだと思えて距離が縮まった。
最近はプライベートでは友達みたいにしてもらっているけれど、アイドルとしては先輩だなとライブの度に思う。

Q7  今の日向坂46最大の課題は?
A うーん、何だろ?全員で同じ方向を向くことかな。
もっとみんなに日向坂46を知ってもらいたいとか、もっとライブをしたいとかとそれぞれは思ってるけど、身近な目標として全員が共有しているものがない。それがないから同じ方向を向きにくいのかなって思う。

潮:ハッピーオーラって自分から言うものではないんじゃないかってずっと思ってた。ハッピーオーラって言ってもらえた時には、グループからそういうオーラが出ていたんだと思う。
今、それが薄まってしまっている。だから今私たちは新たなオーラが溢れ出るような努力をしなければいけないと思う。

宮田愛萌:わたしたちはどうやってファンのみなさんをハッピーにするんだろうっていうことで、”どうやって”を見つけることが求められているのだと思う。

Q8 日向坂46が飛躍するために自分ができることは?
A 大好きな文章を書くことで、日向坂46の魅力をもっともっとアピールしていきたいと思います。
今、自分はメンバーがレッスンやリハで頑張っている姿や、メンバーの魅力をたくさん見ているので、それを文章にしてみんなに伝えられたらいいなって思う。



by 潮紗理菜

by 高瀬愛奈

初期のころの2期生は”シンプルに仲が悪かった”という宮田の発言は衝撃的だ。
多くのメンバーよりも年上で、感受性が鋭い宮田愛萌ならではの感想だろう。
大人たち(スタッフ)も宮田と同じように感じていて、それを1期生に足りないものとして煽っていた話も興味深い。

2期生募集を知って、自分たちの存在意義を見失ってしまい、卒業を考えた1期生は多かった。
中心メンバーの一人佐々木美玲でさえそう思ったのだ。

しかし、アイドルとしてのポテンシャルが高いと評価された2期生の加入は、グループに良い刺激と追い風を起こす。
冠番組の開始、1stアルバムリリース、大箱でのライブなどで日向坂46(当時はひらはなけやき)全体に注目が集まり始め、それまでポテンシャルは秘めていたものの輝くことがなかった1期生までもが輝き出したのである。

2期生のエース小坂菜緒がSeventeenの専属モデルに抜擢された後、続いたのは佐々木美玲(non-no)・高本彩花(JJ)・佐々木久美(Ray)の1期生たちだった。

低迷していた欅坂46も、2期生の加入で、グループの空気感は一変した。
選抜制の導入という厳しさにも直面しているが、どのグループにもいずれは訪れる試練である。

余計なことだが、1期生が優秀過ぎた乃木坂46の世代交代に幸せな結末はない。

バチバチと火花を散らしていた日向坂46の2期生の年下メンバーたちは、当時のことはもうすっかり忘れていて、それぞれ新たな絆を結び始めている。

日向坂46の成功は、キャプテンに佐々木久美という人材を得たことも大きいが、身体能力や知性、人格という面で、日向坂46のメンバー全員が高いポテンシャルを持っているからだ。

知性・人格という面では、AKBグループを含めた中で、日向坂46メンバーの平均値が最も高いように見える。
これは極めて幸運だし、稀有なことだ。

1期生の卒業ラッシュが始まるまでの3~4年は、日向坂46の幸せな時代は続くだろう。

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